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ゾンビと天才とホセとホセ/ホセ・ラミレスVSホセ・ゼペダ

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ゾンビと天才、ラミレスのややモーションが大きいけれど頑丈で狂暴なファイトにゾンビを感じていますが、対するセペダはかつて自分が天才と認めた男です。あれから約5年の歳月の果てに掴んだ2度目のチャンスがゾンビかよ、いやどうせ、この階級は個性あふれるモンスターバトルだから狙い目王者などいませんが・・・ゾンビは強力だが、誰にでも、どこにでも勝機はある。スタイルが試合を作る。

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2月10日、岡田VSベルトランのメインは王者ラミレスの地元、カリフォルニア州フレズノのセーブマートセンターで行われます。メキシコのホセ・セペダに対する2度目の防衛戦です。

王者のラミレスは地元コミュニティでの奉仕で人気者であり、この地で試合を重ねていきます。この興行が地元コミュニティに利益をもたらします。ラミレスはまた、トランクスやグローブ、シューズ、コスチュームなどの広告収益を地元に還元しています。

ラミレス
「地元で2度目の防衛戦ができることを光栄におもいます。我らが地元の仲間たちにいい影響を与えていきます。みんなでKO勝利を目指そう、そして試合のあらゆる瞬間を見逃さないでください。
セペダは30勝1敗という素晴らしいキャリアのツワモノです。彼を無効化しコントロールするのが俺の仕事です。俺はまだハングリーです。プログレイスとの試合も彼のトーナメントが終われば歓迎です。試合は起こるでしょう。さらにはモーリス・フッカーと統一戦がしたい。でも今は目の前のセペダに集中します。」

ボブ・アラム
「ラミレスは若く素晴らしい王者で人格者だ。地域社会に貢献している事も誇りです。セペダは強い対戦相手です。セントラルバレーのファンはラミレスを応援しています。セーブマートセンターでは素晴らしい観客に包まれるでしょう。」

ロンドン五輪米国代表であるラミレス(23勝16KO)26歳はフレディ・ローチからロベルト・ガルシアにヘッドトレーナーを変えて2度目の試合になります。アミール・イマムとの決定戦で王者になり、昨年9月にアントニオ・オロスコをアクション満載の一方的な試合で破っています。

同じくカリフォルニア州、ラ・プエンテ出身のホセ・セペダ(30勝25KO1敗)29歳は2度目の世界戦です。2015年7月に当時のライト級王者テリー・フラナガンに挑むもわずか2回に左肩を脱臼し棄権敗退しました。それから8連勝7KOで今回のチャンスを掴みました。

セペダ
「世界初挑戦以来このチャンスをずっと待っていました。今までよりもいいトレーニングをしてこの試合に臨みます。チャンスをくれた私のチーム、ラミレス陣営に感謝します。この機会を無駄にしないためにも懸命にトレーニングに励みます。」

スーパーライト級(ジュニアウェルター級)にはホープが多すぎて誰が一番かわかりません。WBSSで優勝したものこそ一番ともいいきれぬほどの人材の宝庫です。その中でも特にWBSSに参戦して欲しかった、けれどアラム爺の手の内で叶わぬラミレスが現状では一番評価かもしれません。

体格よく体力、馬力があり、「ゾンビ」と形容したくなるほどのタフネスと気持ちの強さを感じます。失神するまで諦めないでしょう。スピードやパンチはややモーションが大きくキビキビしているとはいえませんが、長い腕をビュンビュン振り回して襲い掛かる迫力は強烈で難攻不落ぶりを感じさせます。

マイキーよりもラミレスの方がナチュラルにウェルター級でやっていけそうです。しかし今回注目するのは大いなるアンダードッグのセペダです。

ホセ・セペダ
30勝25KO1敗
アマ15勝1敗

遅れてきた天才というべきか、5年前は輝いていました。でもライト級でした。
豊富なアマ歴はないが、トップアマのような洗練されたテクニックと切れ味でクールに相手を倒す試合を連発していました。サウスポーだけどこれはフェルナンド・モンティエルに通じる天才だなと当時は個人的に世界を確実視していました。唯一の懸念はサイズ。大きくない、フェザー級あたりで十分なフィジカルに見えました。

その後、当時無敗のテリー・フラナガンに挑むも、フラナガンの体格にやや苦戦、これからという時に肩を脱臼し無念の棄権敗退をしてしまいます。再起戦でも日本で有名なホセ・アルファロ相手にバッティング流血でNC。試練の時が訪れました。その後、減量苦で体重を上げ、8連勝7KOと相変わらずKO率高い素晴らしい記録を残して再びのチャンスとなりましたが、輝きは濁りました。苦戦も多くダウン(あるいは効かされた)したこともありました。

テリー・フラナガンVSホセ・セペダ

本来粟生かベルトランが巻いていたはずのベルトの争いでしたが、後味の悪いものになりました。 共に無敗のホープでしたが、ホセ・セペダの実力を強く買っていたのだ。 この記事が気に入ったらいいね ! しようシ ...

かなり昔の記事です。

ライト級時代でさえ、フィジカル、打たれ強さが疑問視されたのに、スーパーライト級ではその不安は増すばかり。しかも相手はゾンビ、フィジカルモンスターのラミレスです。今の人気、勢い、実績からしてもラミレスが断然有利なオッズでしょう。

しかし、ラミレスのような男が屈するとすれば、自身より速くスキルフルで反応速くパンチが当たらない選手でしょう。そういう選手を追いかけて潰すスタイルですが、クロフォードやプログレイス、ジョシュ・テイラーレベルのテクニシャンが鬼門でしょう。

ならば、セペダにもそういう天才の煌めきがありますので、倒されるか捌ききるか、スピードとセンスに賭けて堂々と勝負して欲しいとおもいます。

セペダのKO負けが7割、判定勝ちが3割くらいの予想です。
たしか伊藤雅雪がこのセペダと練習を重ねていたと聞いたことがありますので、伊藤のみならず、セペダも強く生まれ変わってアラムの大事なラミレスを相手の地元でぶっ倒して欲しいものです。

ラミレスは嫌いな選手じゃないです。アントニオ・オロスコ戦はオロスコの強さも含めて素晴らしかったです。しかし、トップランクの庇護の元、この先もずっと恵まれた条件の試合ばかりするような王者であれば今のスーパーライト級にはいらないのです。

次から次に現れる強力な刺客、誰とでも戦う王者こそ必要なのです。
そのくらいスーパーライト級はヤバいんです。

パッキャオ戦に備えてメイウェザーのスパーリングパートナーをしていたそうです。
ラミレスの仕掛ける打ち合いにつき合わない、捕まらないことが鍵でしょう。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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