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未来のメガマッチ/ゲイリー・アントワン・ラッセルVSジャロン・エニス

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2人の優れたなファイターがいるからといってそれだけでメガファイトを意味するわけではありません。

ボクシングは常に若く期待値溢れる選手が台頭してくる。ゲイリー・アントワン・ラッセル23歳(13勝13KO)もその一人だ。

彼は昨日、兄のゲイリー・ラッセルJrの前座でホセ・マルフォ(12勝2KO10敗2分)相手に初回KOを記録した。アントワンは現在スーパーライト級で戦っている。勝利者インタビューでは、今ウェルター級でアメリカナンバーワンホープと言われる、ジャロン・エニス(25勝23KO)ついて訊かれた。

アントワンとエニスはアマチュア時代のライバルで、アントワンの3勝1敗という結果だ。

ゲイリー・アントワン・ラッセル
「もし、エニスと私の試合が将来のメガファイトになるとおもうならそれは悲しい間違いです。エニスはそれがメガファイトだと感じているかもしれませんが、2人の優れたなファイターがいるからといってそれだけでメガファイトを意味するわけではありません。

私たち家族には歴史があります。エニスはもちろん素晴らしいファイターです。いいライバルでした。ゴールデングローブの予選で彼に負けました。私たち家族4人兄弟全員がゴールデングローブで優勝したわけじゃないんです。3人だったのです。

それから、私は彼に勝ち、兄弟4人全員がゴールデングローブを制しました。2016年のことですが、それまでは私の兄弟3人がゴールデングローブ優勝という記録が90年以上続いていました。4人目に私が加わってその記録を破りました。

エニスが私と戦いたいのなら可能でしょう。でもそれでは何も変わらない、私のキャリアは別の方向を向いている。私とエニスが戦うという動きはバカげているとおもいます。」

今は階級が違う2人だから、次期尚早かもしれないが、この2人のプロスペクトが勝利し続け、全てが整った時、両者の試合は行われるだろう。今のところは彼らが改善し続け、経験を積むのを待つばかりだ。

金メダルを超えている男たち/ジャロン・エニスとゲイリー・アントワン・ラッセル

サーマンとスペンスの記事を書いたばかりだが、共に30歳に近く、最強を問うてる間に次世代が接近しています。パワーと円熟の30歳でしょうが、彼らの方が勢い、スピードは上かもしれません。 この記事が気に入っ ...

ハイリスクローリターンで王者からは軽視されている気がするが、ジャロン・エニス(25勝23KO)がアメリカ中心のウェルター級のトップ候補だろう。今や知名度をジワジワ上げているエニスだが、少し前はウェルター級でチャンスがないならスーパーライト級の世界を狙うと書かれていました。(スーパーライト級の方がよりチャンスがないかもしれない。)

未来の野獣・ナンバーワンプロスペクト/(Boots)ジャロン・エニスVSバクティヤール・ユーボフ

この子は野獣です。天性の神から与えられた能力という意味で獣です。デタラメじゃありません。彼はアメリカで最も有望なファイターです。ファイターは野獣だとわかりきってる相手と戦いたくはない。 試合結果 バク ...

キャメロン・ダンキン
「私が過去に契約した中でエニスは間違いなく最高の才能です。クロフォードやノニト・ドネア、マイキー、かつてのディエゴ・コラレスやティモシー・ブラッドリーらと比較してもそうです。過去35人の世界王者と仕事をしてきましたが、ジャロンが一番、最強、最高です。

本当はこんな事を言うのは好きじゃないのです。時期尚早と言われるから。でも彼をみているとロイ・ジョーンズJrを思い出します。スピード、パワー、距離、反射神経・・・言葉になりません。彼はワンパンチで相手をフィニッシュします。シャットアウトも出来ます。ファイトもボックスも出来る。彼は信じられないほどの才能です。」

トップランクやPBCといった大手と契約していないのか、彼の世界挑戦はまだ時間がかかりそうだが、25勝23KOは最近のホープでは立派だ。昔のように30戦くらい勝ち続けないとチャンスがやってこないのだろうか・・・

そして、そんなエニスのキャリアをみると、アマチュアでゲイリー・アントワン・ラッセルにしか負けていない。後は全て勝っているようだ。

そのゲイリー・アントワン・ラッセルがリオ五輪代表となり、メダルには届かなかったが、実質金メダリストに勝っていたようにみえたのもあり、私は最激戦区のスーパーライト級で彼を一番推している。プロになってからも全勝全KOだ。少なくとも、今の王者に対してさえ危険なものをもたらすだろう。

しかしそこは、複雑奇怪なボクシング界、いや、ラッセルファミリーである。

兄のラッセルJr同様、試合が少なく、格下ばかり。この路線の先に何があるのだろう。PBC所属の期待の若手だが、このキャリアではランキングも上がらない。

今のところアントワンの試合は格下ばかりなので、査定はできないが、まさに大きなラッセルjrであり、次元の違うスピードと反射神経で圧勝を続けている。兄同様に、スピードと反射神経を重視しすぎで今のところ全KOとはいえ、ウェルター級のパワーには欠けるのかもしれない。

アントワンの発言も不可解だ。つまりは、今は戦いたくない。もっと稼げるようになった時までとっておく黄金カードという意味か・・・

エニスの方がはるかに説得力のあるキャリアを築いている。

アメリカには、カネロやロマチェンコ、井上尚弥に匹敵する、あるいは凌駕しそうな才能がたくさんいるのに、なぜか身内には無関心か厳しめで、海外選手にスポットを当て、評価する不思議な文化もある。あるいはやんちゃ坊主なテオフィモ・ロペスあたりの方がずっと人気者になれるとか・・・

ジャロン・エニスとゲイリー・アントワン・ラッセルは、次世代を担う黄金の才能だとおもうんだけどね。未だにダニー・ガルシアやショーン・ポーターの方がいいのでしょうか。

個人的にはそろそろ、ニュージェネレーションのチャレンジがみたい。

兄のラッセルJrは弟のアントワンの一階級下(ライト級)まで階級を上げるのだろうか。
身長差はアントワンも大きくないのに10センチあるけど。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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