WBSSスーパーミドル級、未だ詳細未定です。9月29日が有力視されていますが、あまりに遅すぎな気もします。シーズン1のフィナーレとシーズン2の開幕を同時に行うのかな。
WBSSスーパーミドル級決勝は今のところ英国開催の予定ではなく9月29日にサウジアラビアのジッダで開催される見通しです。
会場はジッダの北に位置するアブドラシティスタジアムとアリーナの複合施設が予定されています。シャイニングジュエルという10000人収容の屋内競技場で60000席のサッカースタジアムと7つのモスクが併設されています。この会場はドバイとアブダビの急成長の証としてスポーツイベントを実施するために作られました。
5月にこの会場でクルーザー級決勝が行われる予定でしたが、最終的には先日モスクワで決勝が開催されました。
英国人同士の彼らが英国外で戦うために、サウジアラビア側が多額の資金を用意した。
28歳のリバプリカン、カラム・スミスは夏にロンドンのサッカースタジアムで試合が開催されることを願っていた。しかし30歳のジョージ・グローブスの肩の怪我でスケジュールは遅れました。グローブスは肩のずれを修復する手術をし、この日程に合わせています。
続報
ジョージ・グローブスVSカラム・スミスの日程はまだ決まっていない。上記の通りに報じられたが、サウジアラビアで試合をすべきなのか、金曜日なので、日付が合わないともいわれている。
9月15日にはアンソニー・ジョシュアVSアレクサンダー・ポペドキンが、9月8日にはアミール・カーンが英国で試合を予定しているが、そのあたりに2人の試合をセッティングできないのだろうか。ジッダで行われるなら金曜日になるのだろうが、それについては詳細は不明だ。
WBSSスーパーミドル級についてはあまり記事を追いかけてないので詳しくはわかりませんが、9月29日であれば遅いですね、シーズン2がすでに始まっていそうです。
スミス側がもう準備できているのになかなか決まらないといら立っているようなものもみかけました。英国人同士、ボクシングの土壌もお金も集客もできそうな両者の決戦ですが、話は簡単ではなさそうです。
WBSS当初の構想どおり、モハメド・アリトロフィーの権威を示すためにも、イスラム圏の巨大マネーははずせないのでしょうか。
ジッダで開催されるとして、観客は英国の大金持ちや各国の著名人、地元の金持ちになるのでしょうが、サウジアラビアに熱心なボクシングファンがいるのかどうか知りません。
WBSSは様々な実験と成功、失敗を繰り返し進化、成長していけばいいとおもいますが、スーパーミドル級はやや消化不良気味です。人気は高いがフロッチやバドゥ・ジャックに負けたグローブスが優勝しても説得力不足だし、カラム・スミスは誰に勝って決勝にきたのかも忘れてしまいそうなほど試合の印象が薄いです。それでも共に人気ワンツーで予想された組み合わせでもあります。
正直、両者にスーパーミドル級最強の称号がふさわしくないようにみえてしまいます。
それを受けてのシーズン2、2度目のスーパーミドル級が噂されていますが、タイロン・ツォイゲは負け、新興ロシアのヒョードル・チュディノフは先日SD勝ちという冴えない試合をしてました。
20日のWBSSシーズン2の抽選会で、3つ目の階級は別日にアナウンスされるとありましたが、どうせなら時間をかけてもいいので、ライトヘビーなどの別階級で実施して欲しいものです。ジョシュアやワイルダーのいないヘビー級などのミラクルもあるかもしれません。
ウェルターやミドルは無理だろうな、世界が待望しているでしょうけど・・・
とにかくシーズン2に向かう前にスーパーミドル級は片づけておかねばなりません。
英国人以外はあまり関心があるとはいえないものでしょう。遅れれば遅れるほどに・・・