14日、日本時間15日に迫ってきました。3大世界戦なのでその他も書こうとおもってますが、先陣をきって。
https://www.youtube.com/watch?v=KLEeuaeW4VQ
ジャーメル・チャーロ
29勝14KO
知ってました?ミドル級のジャーモールとは双子の兄弟ですがジャーメルが兄のようです。ほんのちょっとのサイズとパワー感からジャーモールが兄貴だと誤解しておりました。KO率48%というのが信じられぬほど最近のチャーロはキレていますね。
自分の展望というより海外記事を
ララVSガウシャ
ハードVSトラウト
とセットで行われるこの興業はプレミアボクシングチャンピオンズの一環として、ショータイムで放映されます。それは勝者の間での統一戦につながる可能性を含んでいます。
27歳のチャーロの10年間のキャリアで最も厳しい試合となりそうです。ルビンのような自分より若い強豪との試合は今回がはじめてです。2015年まではややインパクト不足であったチャーロですが、以後は成長しKOの山を築いています。
157ポンドは本当に厳しい階級で、ルビンは最初の難関に過ぎません。次から次へと強力なランカーが待ち受けています。
エリクソン・ルビン
18勝13KO
両親がハイチ人、だからちょっと異国、異端風情があるんだな。
ルビン
「ジャーメルは俺みたいなボクサーと戦ったことがない。14日は誰がハンマーであるかを世界中に知らしめてみせよう。ジャーメルをノックアウトする準備は出来ている。これが俺の最初の世界タイトルになる。」
ルビンはジャーメルのスキルを評価しているので勝つためにはノックアウトが必要だと言います。
ジャーメルは弟のジャーモールと少し違って、最初はアウトボクサーよりに慎重に戦うスタイルでしたが、最近はパンチャーとしてミドル級の弟に似てきました。まるでカーボンコピーのようです。突然の強襲で相手を派手に倒す姿はごくわずかなボクサーだけが持つ、凄み、恐怖すら感じさせます。
ルビンがジャーメルを倒すとしたら、速攻をかける必要がありそうです。長期戦になるとチャーロの稲妻攻撃が火を噴くでしょう。
序盤の6ラウンドがルビンにとっての鍵となりそうです。身長、リーチ共にジャーメルの方に分があるが、ルビンはジャーメルに圧力をかけなければなりません。
ルビン
「12ラウンドでも仕留めにいける、俺は今10ラウンド手前だ。準備は出来ている」
ルビンはこの試合に向けてダニエル・ジェイコブスらと良い練習が出来ています。パワーもサイズもあるジェイコブスですが、ジャーメルは彼より若く速く積極的です。
ジャーメルのように突如、パワフルで速い攻撃を仕掛けてくるような相手とルビンはまだ戦ったことがありません。全てをディフェンスするのは不可能だろうからルビンはガードを高くしておく必要があるだろう。
オリンピック候補の有望なアマチュアではあったが、プロ4年目、22歳のルビンには少し早すぎる挑戦かもしれない。ルビンのピークはまだこれからであり、もっといいボクサーに成長するだろう。
この早すぎるとおもわれる挑戦の答えは土曜日の夜にはっきりとする。
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スピードとキレは断然チャーロに感じますが、往年のトリニダード然り、直線的で耐久力不安も感じる一方で、体力、頑丈、荒っぽさ、フック系の近距離圧力でルビンに頼もしさを感じます。
ルビンが怪物ならばチャーロを飲み込むでしょう。チャーロのような教科書的なボクサーとはアマでもやってきたでしょう。
切れ味とスピードにどう対処するかが見ものです。
それでも予想はチャーロ。