これぞ王道/Sウェルター頂上決戦

ハードVSララは改めてじっくり観戦するに値する濃い試合ですね。トラッシュトークもあまりいらない。もちろん敗れたララが失うものは大きいですが、敗者にも大きな評価の損失はない素晴らしい内容だったとおもいます。

ララはもっと足を使い退屈でも簡単な試合に出来なかったのかしなかったのか・・・
再起のモチベーションはしばらくは大変でしょうが、劣化等、落ちたイメージは全くないのでこれからも出来る限り活躍して欲しいです。

ララ
「ラストラウンドのダウンを除いて、簡単に勝っているとおもっていた。私は勝っていた。あのダウンだけで決まるべきではありません。再戦がしたいです。最終回はカットのせいでみえなかった。」

ロニー・シールズ(ララのトレーナー)
「ハードはいいファイターだが、ジャッジが不公平だ。ラスベガスではララはいつもジャッジに泣かされている。カネロ戦もカルロス・モリナとの試合でもジャッジが不公平でした。」

6月9日、レオ・サンタクルスVSアブナー・マレスの前座で、チャーロの防衛戦が予定されていますが、相手はまだ決まっていません。

チャーロ
「私の出番です。ハードよ、戦いましょう。ハードは俺の方がララより厳しいとおもったからララを選んだだけです。ララ戦の前から俺とハードが戦う話はありました。俺のパンチに耐えるためにハードはディフェンスを改善しないとね。ララはいつものように足を使えばハードに勝てたのにな。」

スタイル、相性的に、チャーロはララよりずっと楽な相手だとハードは考えています。

ハード
「スウィフト(俺)は誰からも逃げない。俺が一番だ。試合をしよう。俺がどんなボクサーなのか、チャーロは引き出してくれるだろう。俺にはスピードがないとか、ただのゴリ押しファイターだと言う奴もいるけど、俺は普段はバックステップのカウンターパンチャーであり、皆がおもっているよりシャープだ。今や俺がチャーロを追いかけることなんかない、チャーロが俺を追い求めるべきだ。はっきりはわからないが、チャーロとの試合は秋には実現するだろう。奴と戦うまでは俺は階級を上げたりしないよ。」

順当にチャーロが6月に勝てば、チャーロVSハードの頂上決戦は実現しそうです。互いがウィークポイントであるかのようなスタイルを持った両者なので非常に楽しみな組み合わせであり、これぞボクシングの王道だとおもいます。ハードはゲームを攻略するような試合を重ねて今の地位までたどり着きました。過保護にやってきたわけじゃないから逞しい。

しかしこの日、対面したようですが、6月のチャーロの対戦相手がケル・ブルックならば、どちらが勝ち上がるかはわかりません。ゾクゾクする組み合わせです。

とてもいい感じの階級だなぁ、理想的です。

チャーロに腋臭がなきゃいいが・・・

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コメント一覧
  1. というよりハードの打たれ強さとパンチを逃がす天性の感覚は異常ですね。トラウトやララがいくらパンチを撃っても全くひるまず、ガンガン間合いを平然とつめてくるとあっては、テクニシャン系の彼らにとっては天敵です。おそらくフィジカル面ではチャーロ兄弟やカネロよりもハードは上でしょう。ただ一階級上のサンダースはフィジカルがララより一段上なので、サンダースとやっても勝てるかどうかはわからず、レミューみたいに敗れる可能性も否定できないところです。

    ただハードは被弾が多いので、チャーロ弟やルビンみたいな強打者の方がテクニシャン系のボクサーとやるより却って危ない感じがしますね。カウンター一発で大の字にハードが倒れる可能性もあります。特にチャーロ兄弟のカウンターを打ち込むタイミングと破壊力は他のボクサーに真似できないものなので、それを喰らって平気なのかと思わざるを得ないです。

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  2. ブルックさんはGGG、スペンス、敗れてラブチェンコと、強い者に挑む選手と確定されました。なので誰が相手でもアルアルでしょう。

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  3. 管理任さま
    全くの同感です マルゲリータと同一視してる意見が散見されますがそいつには賛同できませんね しつこいですけどハードは当日体重をクリアしてる ということは身長の分横が細いわけで確かにフィジカルは強いが体幹が強いわけではない 同じく階級内では相対的に軽くそれでいて鉄壁の体幹を持つ村田やワンヘンとは対称的ですね そしてマルゲリータみたく押し潰してるわ利けでも上背を利用してクリンチコしてるわけでもない
    前の記事で管理任さまがおっしゃった通りトニー式の投げっぱなしのボディーワークやスイッチを利用してもたれ掛かってるわけです だから押すだけでなく手数も出る
    まさに利にかなったオリジナルなわけです でも、今まではそのすたいるでなくても能力勝ちできる相手に型を示しただけども言えるし正直トラウト戦は微妙だった
    結果がでなきゃ所詮ロマンはロマンでしかないですが、出ましたからね、結果
    ただやはり自分は亀海信者なのでこの場所には亀海にたっていてほしかった
    仮にハードが統一したら同じスタイルで上背で劣る亀海にはノーチャンだと思います チャーロは亀海に残してくれると一番嬉しいけどなぁ…

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  4. えーー( ゚д゚)ケルブルック対チャーロは見たく無いです!ブルックは充分強い相手と戦いました。今のスーパーウィルター級じゃチャーロは1番危険ですし、ブルックには安全に2階級制覇してほしいです。ハードは強化版田口ですね、好きな選手ですがチャーロ戦はチャーロが勝つと予想します。

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  5. ララの試合をほとんど見たことがなかったので知らなかったけど、ララは足を使える選手なんですね。それじゃあ昨日の試合の足を止めて近距離を保ってブロックするのは作戦だったんだ。1Rはララのベストラウンドのひとつだったと思う。ララのジャブや右ストレートのタイミングにハードは全く対処しきれてなかった。でもラウンドが進むにつれてハードもララの動きを把握してましたね。

    ララは中盤までうまくパンチをブロッキングしていたと思う。また、パンチのタイミングはハードの方が雑でララの方がセンスがあったように思う。ただ、スタミナはハードの方があったし、しつこい手数もハードの方がラウンドが進むに連れて多くなっていった。それ(スタミナや思いパンチのダメージ)でララは最後はだんだんと集中力をなくしてしまい、ペースダウンしたと思いました。

    チャーロはパンチ力があるのでズンビのようにタフなハードが耐えきれるかどうか、それともじわじわとハードのアリ地獄にチャーロも苦しんでしまうのか、決まれば楽しみな試合です。

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  6. あなさん

    フィジカルの強さばかり強調されますが
    理に適っているんですよね、ハードのスタイルは。

    パンチを受け止めるボクシングではありますが
    攻防が融合していて、手打ちのようでいてバネは利いていてコンパクト

    インパクト絶大なシャープな勝ち方を連発しているジャーメルですが
    ジョン・ジャクソンのパワーファイトに逆転で戴冠したくらいの選手ですので
    ハードとの相性はわかりません。

    これぞガチンコで面白いですね。

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  7. やはりチャーロの脇はホットな話題なんですね笑
    各所でララの足について語られてますが、例えばリゴも序盤相手にカウンターの圧力を植え付けるために足を止めて低く固く対応します そしてそれで相手が前に出れなくなればバックギアで延々と外しまくるわけで
    ハードに追い足がないとしてもフィジカル優位側がガンガン前に出てくるなら必ず打ち込まなきゃいけないと思います
    そしてララはボディーワークは並、この試合ハードもそうですけどララも相反する選択を常に迫られ続けたしんどい試合だったと思います
    チャーロ戦はやはりチャーロのパンチ力が鍵ですよね さすがに今回は食いながら試合を作るわけにはいかない
    自分は本人のコメントにある通りバックギアでリーチを利用して、はぐらかしながらチャーロの転身のバランスが崩れる瞬間に一気にくっついての攻防、みたいなジェイコブスgggみたいな展開になるんじゃないかなー、と予想しときます
    …実は多彩でオールマイティーだけど一個一個のクオリティはとても同ランクの相手に及ばないハード 誰とやってももしろいせんしゅです

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