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挫折知らずのエリートに悪夢を/ハイメ・ムンギアVS井上岳志

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1月26日(日本時間27日)今年2人目の日本人の世界戦はまたしてもアウェー、厳しい王者への挑戦、玉砕戦になりそうです。亀海VSミゲル・コット→サダム・アリ→ハイメ・ムンギアである事をおもうと15試合目でこのチャンスを掴んだ井上はラッキーボーイとも言えますが、ムンギアは井上を評価するとともに、これは歴史のはじまりに過ぎないときっぱりと言っています。

2017年12月にはじめてハイメ・ムンギアを観た。ミゲル・ローマンVSオルランド・サリドの前座でした。ポール・バレンズエラを2回KOでストップしました。

同じティファナ出身のアントニオ・マルガリートとの類似性をみることができました。とても大柄でリーチも長い。続く2戦もムンギアは軽く勝利した。

カネロVSGGGの2戦目で、カネロに禁止薬物が出た時、代役としてムンギアに白羽の矢がたった。しかしネバダ州スポーツ委員会はこの試合を許可しなかった。

ムンギア
「ものごとがこんなに早くスムーズに良い方向に進むなんて光栄です。人々が僕のファイトスタイルを好み、楽しんでくれた結果です。」

数か月後、リアム・スミスが王者サダム・アリへの挑戦を辞退したのを受けてムンギアの扉は再び開かれた。代役としての挑戦だったが、私はスタイルの観点からアリにとっては悪夢であろうとおもった。6ラウンド以内にムンギアがノックアウトでアリを倒すと予想すると、ブルックリンのサダムアリのファンからクレームを受けた。

「ムンギアの試合を観たことがあるのか、俺たちはアリに100ドル賭ける。ムンギアはタクシー運転手のような相手と戦ってきただけだ。」

結果は4回でムンギアはアリを4度倒し、21歳の若さでWBOスーパーウェルター級王者になった。それからリアム・スミス、ブランドン・クックと2度の防衛戦をクリアしている。

ムンギア
「カネロVSGGGという大きな試合のアンダーでできて光栄です。このイベントに関わることができて僕は益々やる気が出ています。」

今週土曜日、ムンギア(31勝26KO)はヒューストンのトヨタセンターで3度目の防衛戦を迎える。相手は日本の井上岳志(13勝7KO1分)だ。

ムンギア
「しっかり準備してきました。これまで以上にやる気に満ちています。より強くなって新しいプラットフォームであるDAZNでファンのために最高の試合を披露します。僕にとってこれはほんの始まりに過ぎません。歴史を作っていきたいです。」

ムンギアはデラホーヤ、エドウィン・バレロ、ジェシー・バルガスらを指導したロバート・アルカサルによってトレーニングされています。ムンギアに加えて元ヘビー級ボクサーであった父親も注目を浴びています。

ムンギア
「いいキャンプをしてきました。強敵なのでいい準備をしてきました。肉体的にも精神的にも100%戦争に行く準備はできています。」

井上岳志にとっては米国デビューとなる。

ムンギア
「井上は強いファイターです。非常に勇敢です。パンチを恐れずに前進してきます。彼の右にも注意が必要です。この試合の後は指名挑戦者であるデニス・ホーガンと戦うことになるとおもいますが、できれば154ポンドで統一戦がしたいです。」

この階級にはWBA/IBF王者のジャレット・ハード、WBCにトニー・ハリソンがいる。

ムンギア
「ハードはたぶん僕よりも大きいでしょう。統一戦でもいいしミドル級で戦ってもいいです。ハリソンもいいファイターです。タフでスキルフルです。彼らがいる以上、僕はアピールしていく必要があります。」

大柄で若いムンギアはミドル級進出も視野にいれている。

ムンギア
「計画はあります。1年以内にミドル級に上がるでしょう。他団体王者はネットワークが違うのでその辺の政治的なしがらみについては何もいえません。」

しかしムンギアは今は井上岳志に集中すべきだろう。

スーパーウェルター級の王者の面々をご存知だろうか?

ジャレット・ハード
トニー・ハリソン
ハイメ・ムンギア

ここまでは易々と言えるが、WBAには正規王者にブライアン・カスターニョがいてその下の暫定王者にはフランスのミシェル・ソロがいる。

偏屈な私はカスターニョにスプリットで敗れたコートジボワール出身のソロを応援しているのだが、暫定王者とはいえ日の当たらない日々は続くだろう。本人は「誰でもいい。正規王者よ俺と戦え、俺はここにいる、証明したいんだ。」

と言っていたけども・・・

それはさておき、井上岳志にとっても厳しい戦いが予想されるだろう。

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とにかく前進、くっついて、食らいついてビッグパンチを狙う(絡新婦作戦)だそうだが、それを地でいくならかなり泥試合、見栄えの悪い戦いになるかもしれない。実際、それしか活路はなさそうであるし、井上岳志の試合自体をあまり確認できないが、フィジカルと気持ちがかなり強そうなので、一見の価値はあるようにみえる。

亀海よりも強靭なフィジカルと徹底した戦術行使で、アップセットを期待したい。未だ無敗なのだ。底は知れない。しかし戦術はひとつだけでなく想定外も視野に入れておくべきかもしれない。

浜田VSアルレドンド
平仲VSロサリオ

みたいなパターンしか勝つイメージは沸かないが、まだ22歳の先しか見ていない若者に、29歳、円熟の大人の凄みをみせつけてくれい。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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