負けても怖いよ怪物君/エリクソン・ルビンVSイシェ・スミス

先週中継がなかった注目試合として、こんなのがありました。若いルビンが勝つだろうとはおもっていましたが、ここまで圧倒とは・・・華麗なスタイルだとはおもわない、しかしこういう得体の知れない骨太なファイターの方が実は強いというのはどこかでみてきたような気がする。ルビンの逆襲、再浮上はなるでしょうか。

エリクソン・ルビン(20勝15KO1敗)はベテランの元IBFスーパーウェルター級王者のイシェ・スミス(29勝12KO11敗)をあらゆる面で圧倒し破壊しました。彼らは試合前から、また計量時にもかなり罵り合っていました。

スミスはルビンがチャーロにKOされた事実を罵り、ルビンはスミスの年齢や敗戦の多さを指摘していました。しかしこの論争はルビンがスミスをリングで叩きのめすことで終止符が打たれました。

ルビンは”ハンマー”の異名どおり、3回までにスミスを4度ダウンさせた。スミスは19年に渡るプロキャリアで一度もノックアウトされたことはなかった。多くのファンがこの素晴らしい勝利でルビンが再浮上することを期待した。

このパフォーマンスでルビンがスーパーウェルター級の脅威であることが改めて確認された。2人のトップ選手、ジュリアン・ウィリアムスもトニー・ハリソンもスミスに苦戦し、ダウンも奪えず判定決着だった。

ルビンは新トレーナーのケビン・カンニガムの元で進化している。彼の能力はまだ完全に証明されたわけではないが、とてもいいファイトをしている。

スミス戦ではガードも修正されていたようだ。もし2017年のチャーロ戦でルビンのガードがルーズでなければ初回でノックアウトされるような事はなかっただろう。圧倒的な敗北を嘆くのではなく、その過ちから学び修正することで、あの日の屈辱を克服した。

チャーロ戦の敗北でルビンを見捨てたファンは多いが、彼は世界王者への軌道に戻ってきた。ルビンには王者になる才能がある。、ルビンは未だ未完成であり、高いレベルのファイターである事を証明した。

試合に関してはまともな映像がないが、3回で4度もダウンを奪っての圧勝とのこと。
是非フルで観てみたい。

この、エリクソン・ルビンというプロスペクトも前回書いた

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エドュワルド"ロッキー"エルナンデスと同様に、私の中ではイマイチ謎な怪物君なのですが、やっぱり底知れぬ力を秘めた超有望株である気がします。

ジャーメル・チャーロとの試合では、交通事故のような一撃に沈みましたが、あれは仕方ない、むしろ気絶してストレッチャーが出てきそうな壮絶ノックアウトだったにも関わらず、起き上がりインタビューに応え、またチャーロといがみ合っていたほどの回復力、身体能力に驚いたほど。

さほど見栄えよく、スピードがあるわけではないが、相手を飲み込む凄みのようなものがあります。格下相手だとパンチを出さずとも相手を委縮させる何か(威圧感)を持っています。マイク・タイソンがルビンの事をボクシングの未来と称えたからには何かがあるのだ。

まだ若く、未完成な部分もあるだろう、痛恨の敗北も味わった。しかし結局最後にはこういう得体の知れないフィジカルモンスターのような男が、見栄えのいい王者を倒して真の王者になるのかもしれない。

ルビンやエルナンデスについては改めてよく試合を振り返ってみようっと。

最後はさわやかに仲直り

違うジャンルでも活躍できそうだ。

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