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不遇のエリート達の寄り道・裏道・周り道/エリスランディ・ララVSブライアン・カスターニョ

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ロニー・シールズのニュアンスだとジムではララはチャーロ兄弟よりも上の実力者なのかもしれない。個人的にもメイウェザーに負けない、凌駕するほどのテクニシャンであるとおもう。国籍、人気、立場が違えばどうなっていたかわからない。

エリスランディ・ララVSブライアン・カスターニョ プレファイトレビュー - ボクシング動画アンテナ
エリスランディ・ララVSブライアン・カスターニョ プレファイトレビュー - ボクシング動画アンテナ

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「ララは今でも世界で最高峰のファイターの一人です。」長年トレーナーを勤めるロニー・シールズは言う。

シールズ
「リングで自分のパフォーマンスを正確にコントロールでき、相手の動きを利用する。すごいスキルが必要で、ほとんどのボクサーはこんなことはできません。」

35歳になるララは今週土曜日にブルックリンのバークレイズセンターでWBAスーパーウェルター級王者のブライアン・カスターニョと戦う。(スーパー王者にはジャレット・ハードが君臨、暫定王者にはミシェル・ソロ)

ジャレット・ハードにスプリットデシジョンで敗れたララだが、IBF、WBA共に2位にとどまっている。

シールズ
「ハード戦は素晴らしい戦いで、我々としたら勝ったとおもっている。最終回のダウンがなければ確実に勝っていたね。」

ハード戦は議論を呼ぶ判定といえた。特に、ジャッジのデイブ・モレッティは序盤6回のうち4回をハードに与えていた。他のジャッジは3-3、2(ハード)4(ララ)であり、これが正しいようにおもわれた。

ララはジャッジにたびたび泣かされている。カネロ戦も同様にスプリット判定で敗北した。

シールズ
「ジャッジが何を求めているのかわからない。ファンと違う見方をする。モレッティは頭がおかしいに違いない。ファンは本当の勝者をわかっている。ハード戦は最終回のダウンを加味してもララの勝ちだ。」

しかし、リスク回避なスタイルの強かったララはハード戦で逆に新たなファン層を開拓した。

ララ
「あの試合がファイト・オブジイヤーにノミネートされたことで私への評価が少し変わったようだ。アルフレド・アングロ戦でもそうだったけど、テクニシャンとしてだけでなく勇敢なファイターと認められてよかったとおもいます。」

若く大きなハードに対して、いつものスタイルを捨てて打ち合いを薦めたのはシールズだった。

シールズ
「ララの戦いはハードを驚かせたとおもう。我々は堂々とハードと打ち合った。」

では、カスターニョに対してはどのように戦うのだろう?
現在29歳のカスターニョはアルゼンチンの元トップアマチュアで7年間のプロキャリアの中でララのようなエリートと戦ったことはない。

シールズ
「ララはまだエリートレベルにいる。世界最高峰を争える力を備えている。」

ボクシング史上7人目の統一スーパーウェルター級王者になるチャンスを逃したララは35歳の人生で、最も過酷で重要なトレーニングキャンプを課してきた。

シールズ
「ララはどんな試合でも受け入れる。誰が相手でも懸命に取り組んでいる。ジムの全てのファイターの模範であり誇りです。」

ララは恐らく、カスターニョに勝ち、WBAのレギュラータイトルを手に入れるだろう。WBC王者のジャーメル・チャーロがトニー・ハリソンに負けた今、ララにとってのターゲットは2冠統一王者ジャレット・ハードとの再戦だ。再戦では注目度もファイトマネーも上がるだろう。しかしシールズはカスターニョを決して侮ってはいない。

シールズ
「簡単な相手、試合ではないだろう。しかしララの実力を知っているので自信はある。カスターニョこそララの力を知らなければならない。」

カスターニョ戦のララの戦術は不明だ。ハード戦のように激しく打ち合うのか、カネロ戦のように慎重に行くのか。どんな展開になっても、ジャッジがララを正当に評価することをシールズは願っている。

シールズ
「ララはホンモノです。ジャッジはララのファイトを理解する事だ。彼は職人肌のボクサーです。決してワンパンチノックアウトタイプではないが、試合でもスパーでもリングで対峙した相手はみなララに畏怖の念を抱いているんだ。」

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今日は所用で見れませんでしたが、ハードが最終回にダウンを奪って競り勝ったとの事。まさにこのダウンが明暗を分けたような点差です。 この記事が気に入ったらいいね ! しようシェアするツイートするTwitt ...

25勝14KO3敗2分

決してララの実力が正当に反映された戦績ではない。全勝でもいいくらいの内容をジャッジに泣かされてきた。しかし、ララの時に慎重で退屈で煮え切らないファイトに下された評価とも言い切れず、己の立場をわきまえるならばはっきりと派手に勝利を印象づける戦い方が必要なのだ。それがいつも足りない。

対戦相手のブライアン・カスターニョはWBAの正規王者であり、アマチュアではエロール・スペンスに勝っているほどのエリートだが、スーパー王者にジャレット・ハードが君臨し、自身は本場アメリカで戦ってこなかったキャリアから、はっきりとアンダードッグ、第二王者という烙印を押されている。本場は厳しい。

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その評価、無名の不遇を解消すべく臨む今回の試合、挑戦者のララの方がビッグネームだが、蓋をあけてみなければわからない。スーパーウェルター級では小柄だが、フルラウンドエンジン全開、爆裂台風のような連打をしてくるエキサイティングなファイターだ。

エリートと言われる米国勢がベルトを回している間に、カスターニョはミシェル・ソロやセドリック・ビトゥといった他の王者に挑戦できないトップランカーを下してきた。彼らの代わりとなって世界ランクの世話をしてきたともいえる。

ミシェル・ソロはその後WBA定番の暫定王者となり、亀海を引退させたグレグ・ベンデティを子ども扱いするなど強い姿をみせている。こういう本場米国に絡めない、相手にされない世界トップランカーが今のスーパーウェルターの頂点レベルにどこまで対抗できるかが楽しみだ。ソロもまた黒人特有の素晴らしいアジリティをもった選手だ。

なので、全階級屈指のスキルと難解さをもつララでも、29歳の若きカスターニョの無尽蔵なアタックに手を焼き消耗し押し込まれるというのを期待してアンダードッグのカスターニョに一票とする。

この試合のアンダーカードには

ルイス・オルティスVSクリスチャン・ハマー
エドウィン・ロドリゲスVSミッチ・ウィリアムズ
アントニオ・ラッセルVSホセ・マリア・カルデナス
レドゥアン・バルテレミVSミゲル・アンヘル・エイスプロ

などが組まれています。

注目はアントニオ・ラッセル(12勝10KO)。ゲイリー・ラッセルファミリーの一角です。バンタム級との事で日本との絡みも含めると見逃せない。最近プロスペクト特集など色々やってきたけど、私の一押し、最注目選手はスーパーライト級、エルガシェフでもジョシュ・テイラーでもなくゲイリー・アントワン・ラッセルなのだ。

ラッセルファミリーやばいぜ。

階級は険しいですが、こっちのアントワン君が有望です。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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