ボクシングから群衆は除けるし、非感染者同士なら問題ないが、かなり濃密、濃厚な身体接触競技だから、こりゃちょっとの延期で済む話ではないのではないか、このブログも終わりかと恐れている昨今、仕事も趣味も崩壊ですが皆さまは?
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ケル・ブルックは英国のライバルと言われるアミール・カーンが2019年4月にテレンス・クロフォードのWBOタイトルマッチで敗れた試合をみて、カーンが「逃げ道を探していた」と考えている。
カーンは6ラウンドにローブローを受け、レフリーに試合続行不可能を告げTKO負けをした。惨めな敗北を喫したカーンは英国で期待されていたケル・ブルックとの対戦機会も逃す形となった。ブルックはずっとカーンと戦うつもりでいた。
今、ブルックはクロフォードと戦うことが有力視されている。コロナウィルスによる試合中止が解除されればの話だが、ブルックはクロフォードと全力で戦うことを誓った。
ブルック
「私は絶対に勝つつもりだ。全てを与えて望む。(カーンのように)逃げ道を探し求めたりはしない。」ブルックは先月、シェフィールドでマーク・デルーカを倒し、14か月のブランクから復帰した。
現在ブルックには複数の選択肢がある。そのひとつが、デルーカ戦でリングサイドにいた元WBO王者のリアム・スミスとのスーパーウェルター級タイトルマッチだ。しかしブルック自身は、パウンドフォーパウンドの一人と言われるクロフォードとの対戦を望んでいる。
ブルック
「俺はこの階級で最高のファイターと戦ってきた。今、誰もがテレンス・クロフォードがパウンドフォーパウンドナンバーワンだと言っている。俺は引退する前に世界最高のファイターと戦いたいんだ。試合が実現しそうだ、俺はいつでもサインする。ドリームマッチだよ。」
どうやらボブ・アラムの態度からしてテレンス・クロフォードの次戦はケル・ブルックが最有力のようだ。スペンスと出来ない、ロシアの怖い奴とやらないのであれば賛成だ。ブルックVSリアム・スミスは観たくない。
個人的にもアミール・カーンは「こりゃ歯が立たねぇ、痛いよ、降りる」そんな姿にみえたクロフォード戦。
今思えば、ケル・ブルックはエロール・スペンスよりも明確にショーン・ポーターを下しているし、ウェルター級では申し分のない実力者だ。ゲナディ・ゴロフキンとの無謀なミドル級の試合で眼を痛め、王者最有力候補のエロール・スペンス戦でまた目を傷め、長期離脱を余儀なくされた。
もうブルックは引退だ、終わった選手だと囁かれていたが、再起後の
セルゲイ・ラブチェンコ
マイケル・ゼラファ
マーク・デルーカ
との3試合は、試合間隔が空き過ぎだが決して悪いものではなかった。ブルックはやはり別格に強い、カッコいい。
クロフォードは前記事の言葉を借りれば、「スローバック」できる類まれなファイターだ。昔のレジェンドを彷彿とさせる?のではなく、攻守の切り替えが抜群に上手い超一流という意味かな。無駄に力んでおらず、相手の力量を図って徐々に解体していく高度なストラテジスト(戦略家)だ。
それでも、今対戦可能な相手として、ケル・ブルック(39勝27KO2敗)に不足はない。
私はブルックの正統派にしてアスレチックなファイトが好みだ。
集大成をみせてくれ。
階級はどうなるのかな?