スペンスがリングに戻った時、どんな状態になっているのだろうか
https://www.youtube.com/watch?v=tBQuJJCbtTI
[st-card id=98515 ]2019年10月、WBC,IBFウェルター級王者のエロール(THE TRUTH)スペンス(26勝21KO)が致命的な自動車事故を起こした時、彼は世界のトップレベルだった。WBC王者のショーン・ポーターとの激しい統一戦を制し、ウェルター級のブギーマンとみなされていた。
しかし、事故の惨状をみてファンは息を飲んだ。生命に危険がないという知らせを受けた後は「スペンスがリングに戻った時、どんな状態になっているのか」が焦点になった。これはまだ蓋を開けてみないと分からないことだ。
スペンスもチームも、体調は回復し何も問題ないことをアピールしている。
スペンス
「気分は最高だよ、デオンティ・ワイルダーVSタイソン・フューリー戦を観たあと、クリーブランドクリニックに行って脳や全身の再検査をした。全てが順調に回復しているようだ。完全に回復したとおもう。今のCOVID-19の悪夢が終わったら、出来れば9月か10月、コロナウィルスの問題が去ればいつでもリングに復帰できるよ。」スペンスやチームだけでなく、医師が復帰を認めているのは心強い。復帰戦の相手が誰になるのか、まもなく決まるだろう。
テキサス州ダラス出身のウェルター級プロスペクト、バージル・オルティスJr(15勝15KO)は同じ出身地のスペンスとの対決を望んでいる。スペンスの全盛期に、オルティスは有望な対戦相手として浮上、成長し続けている。
スペンス
「俺とバージルはビベロボクシングジムで一緒にトレーニングしていたんだ。コーチも同じだった。彼が今そのポジションまで到達したのは素晴らしい事です。泣き虫のちっこいガキだったバージルをよく覚えているよ。でも今は彼が急上昇してきてあと2、3年後に戦うことになるかもしれないなんてね。俺がバージルに負けるなんてありえないけど、彼がこのレベルまできたことを本当に尊敬しているよ。15勝全ノックアウトだろ。素晴らしい試合を続けて、ダラスを誇り高き街にしてくれたことを本当に尊敬している。」
オルティスは、スペンスが自分を「泣き虫」と言ったことを良くおもわず、SNSで応戦した。
オルティス
「俺が泣いたのはゴールデン・グローブ大会の時だけだ。嘘つきのお前なんか尊敬しない。あと2年以内に、エロールが全盛期の時に打ち負かしてやりたい。カウボーイスタジアムでね、待ちきれないよ。」彼ら無敗のテキサスの男の対決は、テキサス州、ダラスの街だけでもエキサイティングな試合になるだろう。それまでにスペンスはビッグファイトを勝ち抜かなければならないし、オルティスはさらに腕を磨き、ウェルター級のランキングを上げていく必要がある。
何も書くべき話題がないが、今日はやけにエロール・スペンスの記事が目立ったのでいくつか抜粋した。
他の記事では、パッキャオかクロフォードとやりたいという内容で、また別の記事ではダニー・ガルシアとやりたいとか・・・事故からの復帰戦でいきなりトップレベルはないだろうが、次の次あたりにダニー・ガルシアというのが濃厚な線かもしれない。
パッキャオは殿堂入り確実のレジェンドでベルトを持ってるからやりたい。金もすごいだろう。
クロフォードはビッグマッチだから大金がもらえるならやりたい。
ダニー・ガルシアが理にかなっているから次は彼だろう。
キース・サーマンは全く必要ない。
だそうです。
バージル・オルティスJrは世界挑戦者候補としては文句ないキャリアを構築している。アマではライアン・ガルシアに勝てなかったっぽいが、プロではより硬質で体格よく破壊的な姿を見せている。メキシコ系アメリカ人として文句ないスターへの道を驀進しており、やはりここでも
メキシコの有望なプロスペクトをスピードのある優秀な黒人のサウスポーと組ませるのは避けるべきだ。
黒人であり、サウスポーであり、素晴らしい、エロール・スペンスが大きく立ちはだかる。
この構図がボクシングの歴史の王道なのだ。
話変わってBoxrecでアマ歴までみてると、ライアン・ガルシア(メキシコ系アメリカ人)は直近で17勝15敗だ。
[st-card-ex url="https://boxrec.com/en/amateurboxer/765995" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]すごい連敗してた時期があるようだし、全て超トップレベルでのキャリアだけど、今ちょっと出来杉君じゃないかな。
オルティスも出来杉君。
「賢者の哲学」が働いているのかもしれない。
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