ウェルター級は、ボクシングなどの格闘技で用いられる階級の一つ、おそらくはwelt(強打)が語源である。
日本のジム所属選手からは辻本章次、龍反町、尾崎富士雄、佐々木基樹がこの階級の世界王座に挑戦しているが、一人も世界王者は生まれていない。日本人が王座を獲得していない中で最も軽い階級。
テレンス・クロフォードは、ファンが望む試合、対戦相手について発言し続ける気はない。
クロフォードは、ウェルター級のトップを証明するために、トップレベルの対戦相手を求めている。無敗のWBOチャンピオンは、それぞれの相手がどんな気持ちでいるのかまではわからないが、エロール・スペンス、マニーパッキャオ、ダニーガルシア、キース・サーマンなどと戦うことでウェルター級の遺産を強化できることを認識している。
パッキャオ以外と試合をするのは簡単ではないが、クロフォードはボブ・アラムのトップランク社と契約しており、相手はアル・ヘイモンのプレミア・ボクシング・チャンピオンズに縛られている。
だからクロフォードは今までそれ以外の5人の相手と戦い続けてきた。
ジェフ・ホーン、ホセ・ベナビデス、アミール・カーン、エギディウス・カバラウスカス、ケル・ブルック。クロフォード
「聞いてください、私は彼らをずっと呼び出し続けてきました。カメラを向けられるたびに誰かを呼び出すつもりはもうない。実現できるなら、実現するさ。前にも言ったが、怒ってもいないし、悲しんでもいない。実現できなければ、実現しない。それがカードの転がり方なんだ。トップウエルター級の選手たちの健闘を祈るよ。」ファンはクロフォードが次にスペンスと戦うことを望んでいるのに対し、クロフォードはスペンスとの対決の前にパッキャオとの対決を望んでいる。理由があるからだ。
アラムとクロフォード(37-0, 28 KOs)は、ブルックを止めた後、できるだけ早くパッキャオ戦の交渉を再開したいと明言している。パッキャオ(62勝7敗2分、39KO)は来月42歳になるが、2019年7月にMGMグランドガーデン・アリーナで行われた最後の戦いで、無敗だったサーマンを破っている。
クロフォード
「パッキャオが欲しい」スペンスよりも?
クロフォード
「ああ、もちろんさ。パッキャオ戦を再現したいんだ。パンデミックの影響で中東での試合は控えたんだ。95%の準備はできていた。会場も用意した。資金はほぼ揃っていた。それだけを待っていたんだ。パンデミックが試合を台無しにしたんだ。」スペンス(26勝21KO)は、テキサス州デソト出身のサウスポーで、12月5日にテキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムでリングに復帰する予定だ。彼はその夜、フィラデルフィアのダニー・ガルシア(36-2, 21 KO)とFOXスポーツ・ペイパービューのメインイベントでIBFとWBCのタイトルを防衛する予定だ。
42歳、未だ現役で、無敗の若きキース・サーマンに勝っちゃうパッキャオはミラクルだが、次はエキシビジョンでコナー・マグレガーなんて話が出ている。クロフォード戦よりもファイトマネーがいいのだろう。私には理解できないし興味がないが。
個人的にクロフォードの実績に敬意を表するし、クロフォードVSスペンスこそが頂上決戦だとおもっているが
https://www.youtube.com/watch?v=kIBDh9t9TRw
https://www.youtube.com/watch?v=4-3M0sLyBFk
こんな男たちも台頭してきている。
2021年、ウェルター級に大きな動きはあるのかな。