ルーカス・マティセVSテワ・キラム(ティーラチャイ・クラティンデーンジム)

面白いニュースだとおもいます。キース・サーマンが怪我で長期離脱のため、この組み合わせでレギュラー王座戦がオーダーされたそうです。

ルーカス・マティセ
38勝35KO4敗

ご存じ、漢、マティセ、全階級屈指のアグレッシブパンチャーですが、正規王座にはギリギリのところで届かず。

個人的にも大好きですが、この男はデビット・レミューに似て、序盤左フックなどを中心に極めて怖い、狂暴だが、中盤、後半になるとパターンを読まれて無策になり、自身の被弾もあって急降下するという印象だ。

それでも相手をぶっ倒してKOすることしか考えていないようなファイトはスカッとします。

https://www.youtube.com/watch?v=bEKrRputnOI

テワ・キラム(ティーラチャイ・クラティンデーンジム)
38勝28KO

やっと世界戦線で名前が出てきた。タイの怪物君。タイで中・重量級はほとんど通用していないが、この男ならもしやを感じさせる骨太なボクシングをする。のっそりとして決してスピーディーではないが、基本に忠実でいて、ジャブや右ストレートが強力です。大きな内山高志のような佇まいです。日本所属のディスティノ・ジャパン(ブラディミール・バエス)をKOした試合で本物とおもってしまいました。

しかし、世界のメインストリームにいないキラムは俗物でしかないのです。

キラムはタイ以外で戦ったことがなく、マティセとの試合は悲惨なものになるかもしれません。アクティブに試合をしていますが、対戦相手は認識不可能な選手ばかりです。

この試合で強いなとおもいましたが、無名選手に判定も多いのでやっぱり世界は厳しいだろうな。世界トップの誰と比べてもノッソリ、スローな気がします。ブロックも固く、ディフェンス意識も高いのでマティセの序盤の強襲を凌ぎ、ジャブで削り後半までいけばキラムの方がバリエーションは多いかもしれない。

とにもかくにも、アジア、ウェルター級の一押しが彼です。

40戦近くも無敗でずっとタイで格下とやって、一体どこを目指していたんだろう。

やっとこんな話が来ましたが・・・

シーサケットに続いて、タイから世界を驚かせることができるか?

P4Pを破った男
ウェルター級世界王者

いずれも、日本じゃ成しえていない快挙です。

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