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階級別 ウェルター

気にするのはボクシングへの愛/エロール・スペンスJrVSラモン・ピーターソン

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両者好きで悩ましいが、やはりアンダードッグのピーターソンを応援。ホームレスのような風貌にしてボクシングIQが高いのは、試合でも、以下の文章でもよくわかる。

1月20日、IBFウェルター級王者、エロール・スペンスJrに挑むラモン・ピーターソンは試合の4日後には34歳になります。ウェルター級に上げてから4試合目で、2011年~2014年の間Sライト級で3度IBFベルトを獲得してきました。

140ポンドと147ポンド、7ポンドの余分な減量さえなければ、彼は失われた時間をもっとキャリアに加えることがでいたであろうと主張しています。

ピーターソン
「140に下げる事でパフォーマンスが低下していました。正しく、健康的に体重を落とす方法をずっと模索してきました。本を読んで身体について学びもしました。けれど、それは良い事ではありませんでした。ストレスをかかえ、無理に体重を下げてもトップレベルで戦っていくには無理がありました。

かつてはコンディションが100%ではない状況でリングに上がっていました。怪我が理由ではなく(減量のしすぎで)不健康だったのです。体調不良のままリングに上がり、深刻な怪我をするか、最悪の場合死に至るリスクを抱えていたのです。そんな状況には誰もなって欲しくありません。私はよく学んで、健康的にリングに上がれるようになった事をうれしくおもいます。」

Sライト級(140ポンド)時代、175センチの身長があるピーターソンは184ポンドから減量していたといいます。スペンス戦の準備にあたり、最高168ポンドあった体重を、必死にではなく賢明に落とすという確信を持って、158ポンド~160ポンドあたりをキープする事で調整してきたと言います。

140ポンドで彼が最後に戦ったのは2014年のエドガー・サンタナ戦(10ラウンドKO)で、以降のダニー・ガルシア戦、フェリックス・ディアス戦では143~144ポンドでした。前戦のデビット・アバネシャン戦ではキャリアハイの146.5ポンドでした。

ピーターソン
「今とても気分がいいです。減量中はいつもストレスを感じるが今はそれを1か月とか2か月も続ける必要がない。数週間で済む。いつも150ポンドをきると体が乾燥して、最後の10~12ポンドが地獄だった。今、あと4から5ポンド残っていますが、1回のトレーニングで落ちる数字です。問題はない。キャンプを通じ食事もとれています。」

減量の苦労が減った分の時間は、対戦相手、22勝19KO無敗のエロール・スペンスJr対策に費やす事ができます。

ピーターソン
「減量地獄の拷問から解放された事によって、聡明なるコンディションで試合に集中できます。ゲームプランに焦点を当てる事ができています。私のキャリアの中でもとてもいい時だとおもいます。1月20日にそれを披露できるでしょう。」

しかし相手は、強豪のケル・ブルックを破り無敗で王者になったエロール・スペンスJr。P4Pランキングでも10位以内に名を連ねる本格派の新星です。ピーターソンはIBFランキング5位のランカーに過ぎず、スペンスが過大評価された幻想のスターであるともおもっていません。

ピーターソン
「スペンスについての評価はその通りだとおもう。彼は優れた、最高のファイターです。だからと言って私が負けるという事ではありません。そのようなシナリオにはなりません。そのようなシナリオならば私は戦いません。エロール・スペンスが試合に勝つのではなく、この試合を(する権利を)勝ち取っただけです。だから試合をするのです。

不利と言われる周囲の意見や予想など気にしません。気にするのはボクシングへの愛です。私はボクシングを愛し、試合を愛しています。だからこそ、この試合に臨み、36分間を楽しむのです。このくらいにしておきます。」

オッズはスペンスが10倍以上の差をつけてピーターソンを上回っています。

スペンスがプロで戦った88ラウンドに比べ、ピーターソンは13年間で276ラウンド戦っています。しかしピーターソンはアップセットはそれら経験ではなく技術と戦略によって起こると主張します。

ピーターソン
「それらの経験から何を学んだかです。多くのトップレベルとの試合から私が何を学んだが、ケル・ブルックとの1試合で、スペンスが何を学んだか、簡単に言える事ではありません。私の方が経験豊富だから彼に勝つなんて単純なものじゃないです。どうか、私の過去を忘れ、スペンスの過去を忘れて下さい。リングで何が起こるのか、それだけに注目してください。」

よく天才肌のボクサーは、映像で研究などせず、リングで向き合ったその時に相手を分析して対応すると言いますが、ピーターソンは違います。映像でしっかり相手を研究することの重要性を指摘する。

「想像と現実は違うものです。異なるスタイル、異なる高さ、相手に対する対応も異なります。しかしどんなボクサーにもクセや傾向がある。どんな試合にも一貫して現れるクセや特徴が。それらを事前に知っておくことで不安が軽くなります。映像で研究しておけばおくほど不安がなくなります。」

「コンディションがとてもいいです。正直20代の頃よりいいです。私の身体がどのように感じるかという事です。出かける度に、身の危険を感じる必要がありますか?私は常に身体に注意を払っており、私を信頼してくれる人の声に耳を傾けてきました。しかし、私の身体が価値がないと感じるならばそれは価値がない事です。今私の体調はいいです。エネルギーが満たされた状態で試合に臨めます。この階級のトップクラスである事を示すことができます。

試合を期待していてください。鋭い私を、私の勝利を・・・」

今までこの試合にほとんど触れなかったのは複雑だったからです。
王者スペンスに古豪のピーターソンが挑む形ですが、ピーターソンも王者でした。防衛戦よりも評価の高い新星に挑む道を選びました。

オッズは断然スペンスJrでしょう。

この試合は識者やファンよりもむしろ、スペンスが警戒しているような印象です。昔交流があったようで、ピーターソンにボクシングのイロハを教わった、尊敬する先輩であるような記事を見かけた事があります。乗り越えねばならぬ壁、彼にとってはピーターソンがその存在のようです。誰に対するより敬意を感じました。

今のところ、スペンスは、その圧倒的な強さ、上手いだけでなく、相手をプレスして倒しきるボクシングに注文はない。その割に、傲慢なところもなく、TVゲーム好きの厨二病的な子供っぽさもありいいキャラです。ビッグマウスのボクシングバカではないっぽい。

素人予想だと、やはりスペンスです。
ピーターソンは手足長く、しなやかでクールなボクシングをみせますが、判定型です。絶対的な王者でいるにはパワーが足りない。健闘しても、相手のパワーに屈してしまう傾向がある。一発食わねばマティセにも負けなかったでしょう。この階級だと、スキルだけじゃなくパワーが必要です。

記事を読むと、今までそこまで過酷な減量をしていたにも関わらず、パワーが伴っていなかったので、コンディションがいいのであれば、この階級のピーターソンに期待します。体格は十分なものがあります。

ピーターソンは地味で主役になれない星の下。
スペンスはまさに真逆でアメリカンニュースター。

過去にはホームレスであったというピーターソンはアテネ五輪代表候補でした。ウォードも五十嵐も引退した今、その頃のトップはもうGGGだけでしょうか。

元々、ピーターソンの美しいボクシングは好きなので、この試合は彼を応援します。

それにしても、すごい髭・・・
計量時、最期の仕上げが髭そりなのかな。

頑張れ、ミスター地味強、ピーターソン。

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