本日メインのホセ・ラミレスVSダニー・オコナーはオコナーが減量で脱水症状を起こし入院したとの事で中止です。この試合のためにセットされたフレズノでの試合ですがメインがこけてしまいました。なので見れるかわかりませんが、前座から昇格のこの試合に注目したいとおもいます。
カバラウスカスはアマで日本の川内とも戦ったハードパンチのファイターです。旧共産圏のトップアマでは世界戦が最も近そうな位置にいます。(19勝16KO)。めちゃパワフルなのでクロフォード戦がみてみたいですが、クロフォードには分が悪いか、本人はパッキャオVSマティセの勝者に挑みたいそうです。
対するはドミニカのホープ、アブレウ(21勝19KO3敗1分)ですが、かつてウンベルト・ソトやジャマル・ジェームスに負けています。KO負けはありません。カバラウスカス20戦目の最終テストとなりそうです。お互いすごいKO率なのでKO必至といえそうです。
[st-card id=14715 ]前座のアンディ・バンセズ戦は凡戦でした。
1R
初回の途中からになってしまったが
あまりかみ合わず、クリンチの多い展開から
バッティングでカバラウスカスがカット。
途中からなのでわからないがカバラウスカスにしては
よくない出だしなので
アブレウ10-9
2R
長いのでカバラにする。
KO率は高いが長身のアブレウが前に出ないので
カバラはやりにくそうで、接近したらくっついてクリンチ。
このくらいを軽く攻略しないと先はない。
徐々に追い詰め自分の形をつくろうとするカバラ
今はアブレウの作戦が機能している
カバラ10-9
3R
引いて戦うアブレウ。
あまり追いかけないカバラ。
アウトボクシングで勝負している。
そうなるとあまり差はない。
攻めの姿勢でわずかに
カバラ10-9
4R
引いて戦うアブレウ
カバラにさほどのプレッシャーがないからできる。
それだと大柄なアブレウの方が自分のボクシングができる。
それでも時折ロープに詰めてまとめたり
攻めの姿勢なのはカバラ。
しかしアブレウのストレートの方が効果的に当たっているかな。
アブレウ10-9
5R
カバラにとっては弱点がモロに出ている。
逃げるのではなく引いて戦う相手を追いきれない。
たまに大きなパンチを食う。
一発当てて爆発的なラッシュを狙っているのだろう。
アブレウにパンチがあるのも強引にいけない理由だろう。
それでも攻めているのは
カバラ10-9
6R
届かないカバラのパンチより
時折返すアブレウのパンチの方が効果的なダメージを与えているかもしれない。
しかしアブレウは勝つためというより食わぬための戦い方なので
ポイントは与えにくい。
それにしてもカバラは下がったりもしプレスをかけれず
冴えない戦いぶり。
おまけで
アブレウ10-9
実質五分の試合だからこれでいい。
7R
クロフォードはアブレウより速く変幻自在だから
カバラは厳しいだろうな。
顔面ヒッターになってしまっている。
それでもイライラして強引に攻めてきた。
ここまでダメージのないアブレウも上等だと打ち返す。
カット、ダメージ、疲労度ではカバラが危ないかもしれない。
得てしてこういうところでポカをするのか。
ここまでカバラのいいところがない。
精度が悪すぎる。
それでも見せ場を作った
カバラ10-9
8R
同じような展開。
ゴング後にアブレウのパンチ
アブレウ10-9
9R
上手くいかないのはカバラで
上手くやってるのはアブレウ
アブレウの引いたボクシングと身体のサイズにいいところがないカバラ
それでも手数だけはカバラなので採点で負けていることはなさそうだが
ダメージでは負けているかも
10ラウンドの試合なので結果は微妙だ。
アブレウの方が無傷でノッている。
アブレウ10-9
10R
個人的採点だとカバラは負けだとおもう。
米国の地元っぽいこの地で採点がどう出るか
最後に印象を残したい。
ダメージがないのはアブレウだが、勝利を印象づけるものもない。
この回は調子にのったアブレウが前に出て
疲れ切ったカバラが下がる展開。
公平な採点だとカバラの負けではないかな。
アブレウ10-9
今日は期待外れな試合ばかりだった。
カバラウスカス、当たればエキサイティングだが
当たらねば凡庸。
97-93
97-93
96-94
カバラウスカス
地元?に救われた。負けもありな試合。