時計の針が止まらない/マニー・パッキャオを巡る戦い

パッキャオの話題でいっぱいの今日、あんな強い姿をみせては未だ引く手あまただろう。試合が出来ればビッグマネーが手に入る。アミール・カーンも色めきたっているだろう。

しかしカーンよ、君じゃ実績不足すぎる、騒ぐでないぞ。

パッキャオは今年12月17日には40歳になる。その前に数回試合をしたいと考えている。

パッキャオ
「次戦で防衛戦がしたい。ボクシング熱が冷めたら引退ですが、私はボクシングジャンキーです。フィリピンに名誉をもたらすことがたまりません。それは私の心からの渇望です。」

パッキャオの次の試合のオプションは色々あります。

WBO王者のテレンス・クロフォードも含まれます。体重になんら問題はありません。WBAライト級王者のワシル・ロマチェンコも含まれますが、キャッチウェイトが必要でしょう。

パッキャオは近い将来、フィリピンの大統領になるだろう。

パッキャオ
「オフィスには多くの仕事があります。」

全盛期のような鮮やかで圧倒的な試合で王座に返り咲いたパッキャオに本人も周囲も色めきたっています。ニュースではボブ・アラムが即座にクロフォードを、ロマチェンコを、ホセ・ラミレスを差し出すと書かれていました。

ロマチェンコ本人は以前から冷静でパッキャオ戦に興味はないと言ってました。「時代が違う、老人を倒しても意味がない」と。そして、リナレス戦で体格差を思い知ったロマチェンコはライト級以上は現時点で上げない方針も明言しました。できれば今の王者にはこういう姿勢でいて欲しい。

元々ライト級上がりのクロフォードはパッキャオと体格差の問題もありませんが、これからP4Pを伺うウェルター級の本格王者なので、できれば新旧マッチよりもスペンスなど、今勢いのあるホンモノとの絡みが観てみたいです。スペンスに対しても同じです。

もちろん、40歳を真近に控えるパッキャオの全盛期は過ぎ、毎回マティセ戦のようなパフォーマンスは期待できないし、相性がよかった、戦術がはまった、しっかり練習しコンディションが最高だった故だとおもいます。全盛期であっても、台頭してきたクロフォードや本格的なウェルターのスペンスに勝てるかどうかはわかりません。

しかし、彼らに今すぐにふさわしい相手との試合が実現しないのであれば、パッキャオしかいない、パッキャオこそビッグネームでありビッグマネーなのも現実で、今後いくらでも実現しそうで時間もあるその他の試合よりパッキャオ戦を優先させたい気持ちになるのも無理はない。

パッキャオの相手に選ばれたらラッキー
けれどパッキャオは美味しい相手ではない。
今でもメチャクチャ強いかもしれない

そんな存在になってしまいました。

もう、パッキャオ自身がやりたい相手とやればいいとおもいますが、微妙な相手を選んでもジェフ・ホーン戦やコットのサダム・アリ戦のような事もありえるので、ならば彼自身もベストな相手、クロフォードやスペンスに向かうのだろうか?

時を刻むボクシングの歴史に抗うことなく時代を公平にみたい自分にとっては

パッキャオVS現ビッグネームも
パッキャオVS微妙な相手

もどちらも悩ましく感じます。

こんな超人的な英雄だけは勝ったまま引退でもいいのではないかとすらおもう。
超人的すぎて時計の針が止まりません。

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