
なぜクロフォードがP4Pの一角なのか、この試合で証明しなければならない。対するは本来は極上の無敗の最大の難敵といえる相手。ベナビデス26歳、どこまで成長、あるいは劣化しているのか・・・元王者だがベナビデスはプロスペクト扱いにしよう。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | R | |
クロフォード | 9 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 107 |
ベナビデス | 10 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 102 |
対峙して両者のサイズの違いも注目したい。身長だけじゃなく体重も。
ベナビデスは技巧だけじゃなく、フィジカルも利用しないと勝てないだろう。
シャクール・スティーブンソンがルーマニアのビオレル・シミオンに初回KO
シミオンはリー・セルビーとスコット・クイッグに判定負けだけのタフな選手だったが
スティーブンソンのフックのカウンターをもらいまくった。
アテネ五輪代表だったんだな、哀愁漂うが過去のボクサーだろう。
スティーブンソンはパワーがついてきた、かな。
クロフォードの地元、声援は大きい
昨日のフェイスオフでのベナビデスのスウェーはさすがの反応だった。
1R
両者オーソドックス
ベナビデスが大きくジリジリ追う。
下がりながらサウスポーにスイッチして距離を測るクロフォード
まだ様子見の初回だが
ベナビデスの方がプレッシャーをかけている
ベナビデス10-9
2R
クロフォードはサウスポー
クロフォードは今日は後半勝負か
相手をよく見て手数が少ない。
あまり動かず踏み込まないで
ベナビデスの距離に順応しようとしている。
鋭いコンビネーションを放った
クロフォード10-9
ここまで様子見だが、デカいベナビデスに
かなり慎重に組み立てている。
3R
ベナビデスも隙が少ないクロフォード相手に
攻めていけない。
クロフォードの方がコンビネーションでの
まとめ打ちが多くディフェンスもしっかりしている。
しかしややアップライトで腰高
一発のパワーはベナビデスの方がある。
クロフォード10-9
4R
クロフォードはやや慣れてきたか。
今日はあまり動かず慎重に組み立てている。
ベナビデスはクロフォードの速さと正確性に
やや遅れているが体格、パワーで対抗できている。
クロフォードにしては過去一の強敵かもしれない。
動きで翻弄、圧倒てきてなく、普通の動きなのだ。
ベナビデスの正攻法のボディ、フックが鋭い。
クロフォードはちょっと効いたか。
やっぱり本格ウェルターのパワーと体格のベナビデスは強い
ベナビデス10-9
5R
ややアップライトで隙のないクロフォードには
今日はボディが有効かもしれない。
ややクロフォードの方が速く正確だが
ベナビデスの技巧やパワーも有効で
互角に近い内容。
ベナビデスは踏み込みが甘くやや手打ちかな。
機動力と運動量に勝るクロフォードの回
ベナビデスはやや見過ぎ、追っ手なのがポイント劣勢
クロフォード10-9
6R
クリーンヒットはないが
クロフォードの方が手数が多いので
振るならクロフォードになってしまう。
ベナビデスは狙いすぎ。
互角にやれてるしボディもいいが
ポイントをとるほどではない。
クロフォードの方がコンビネーションを多く出す。
今日はいつもと違い、固い感じだけど
クロフォード10-9
7R
このままだと積極性と手数のクロフォード
ベナビデスは同じ戦術では厳しい。
会場は58-56クロフォード
レベルが高いのか、ベナビデスが強いのか
今日のクロフォードはミラクルではなく普通。
正確性と隙のなさで上回っているのみ。
当たってなくてもクロフォードのコンビネーションで会場が沸く
ベナビデスはもうちょっと積極的に手を出したい。
出すと反撃を食うけど。
クロフォードは明らかにベナビデスの体格とパワーに注意してるので
ベナビデスがもっとプレッシャーをかけたい。
クロフォード10-9
8R
手数、スタッツの差だけでクロフォードが優勢で
パワーや技術でベナビデスは劣ってないのに
ややもったいないな。
クロフォードはポイント稼ぎ
ベナビデスは狙いすぎ
クロフォード10-9
9R
全然効いてない、もっと来いと誘うベナビデスだが
クロフォードはそんな誘いにはのらない。
ベナビデスはその場でやりくりするだけで足がない。
やっぱり足のケガの影響がありそうなボクシング。
この回はクロフォードが大人しかったので
おまけで
ベナビデス10-9
10R
ベナビデスの足を使わない戦い方と
クロフォードのウェルターでのパワー、体力の底をみるような試合。
追い足がないのでベナビデスはロープに下がってクロフォードを誘うが
これが見栄えが悪く採点に響く。
僅差の試合だが、足が使えないベナビデスとしてはこれが限界なのかもしれない。
もう、捨て身の作戦でロープに下がってクロフォードを誘いこんで打ち合う。
クロフォード10-9
11R
正確性と手数でクロフォードが優勢だろうが
もっと動けるベナビデスならば勝てそうともいえ
惜しい試合だ。
クロフォードは自分より大きくパワーのある相手だと
こうなってしまうんだろうな。
スペンスとの試合は不利かもしれない。
クロフォードの方が運動量が多い
クロフォード10-9
12R
最初は忘れていたがベナビデス、足がない。
これが後遺症なのだろう。
惜しい。
判定だと負けだろうが、接戦といえる。
最後、KOを狙っておもいきりいって欲しい。
クロフォードは慎重にミスなく捌ききったという印象で
力強さは感じられなかった。
足で勝ったといえる内容
ラスト、クロフォードのアッパーが派手に入りベナビデスダウン。
そこからいつもの狂暴な連打で劇的な最終回KO
ベナビデスは強かったが、足が動かずすばしこいクロフォードをとらえきれず・・・
このハンデがある限りこれが限界だろう。
結果は完敗だが惜しい才能だ。
ウェルターでのクロフォードの慎重な戦い方に
これからの苦難を感じた。
ダメージ少ないTKO勝利だが
スペンス相手はきつそうだ。