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どうせ険しい山ならば/小原佳太VSクドラティロ・アブドゥカコロフ

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世界中で多くの試合があれど、日本人的にはやや寂しい昨今、3月16日は久々に熱いですが、田中VS田口という国内戦であり、世界にアピールするものではありません。5月18日まで待たねばならないのか・・・そんな中、3月30日にこれぞ世界のボクシングとも言うべき試合が控えています。

小原佳太VSクドラティロ・アブドゥカコロフ

IBFウェルター級王座挑戦をかけたエリミネーターで両者4位と5位という位置にいますが、王者がエロール・スペンスJrなので(というかウェルター級はどの王者も指名戦など眼中ないが)厳しいのですが、立派なサバイバルです。

クドラティロ・アブドゥカコロフ

Qudratillo Abduqaxorov
Kudratillo Abdukakhorov

ウズベキスタン国内王者4度
国際大会での実績はなし
25歳

アマチュア
170勝10敗
プロ
15勝9KO

小原佳太
20勝18KO3敗1分

Just Keep Punching・永久機関車ヘンリー・アームストロングは永遠に/ヨルデニス・ウガスに続け

なかなかいい記事なので、省略してご紹介。最近最も顕著なのがシーサケット・ソールンビサイだな。デビューで負け、カマセ犬、アンダードッグからはじまったボクサーが栄光を掴むストーリーは胸が熱くなる。 古くは ...

こちらで紹介したヘンリー・アームストロングに例えれば、小原は立派なアームストロングであり、国内トップアマからプロ入りしたもののデビュー戦で逆転KO負けをしている。

その後、強打と技巧で国内無敵の王者になるが、肝心の世界となると壁にぶち当たってきた。初の世界戦、ロシアでのエドゥアルド・トロヤノフスキー戦は初回は王者を驚かせる強打をみせるも、2回につかまりリング外に落とされるという痛恨のKO負け、再起戦でも格下のフィリピン人と同時ダウンを演じ、自分だけ効かされてしまいアップセット負け(その後リベンジ)と、強打と脆さを併せ持つ不安定な試合が続いている。

何度も悔しい思いをしてきた男だ。

対する(なんて読むのかわからない)アブドゥカコロフは昨今躍進著しいウズベキスタンからのミステリアスなランカー。ウズベキスタンといえば世界的なトップアマの宝庫で五輪メダルの躍進もすさまじいが、このアブドゥカコロフはウズベキスタンのプロのパイオニアにしてアマチュアの国際舞台での活躍はないという。

ウズベキスタンのザ・パニッシャー/クドラティロ・アブドゥカソロフ

ミステリアスな中央アジア、間違いなくボクシングの強国ですが、それがいずれやって来る日が待ち遠しいと以下のような記事を書きました。先日のアジア大会ではリオ金のハサンボイを破ってインド人が優勝するなど、イ ...

少ないキャリアの割には強者との対戦が多いのも骨太なアマチュアキャリア故だろうか。デビュー時はパニッシャーのニックネームに違わず、強力なパンチャーぶりを発揮していたが、最近は相手レベルが高く判定勝ちが増えてきた。

技術ある愚直で屈強なファイターという印象で、小原が苦手なタイプというようにパワー、タフネス、ブロッキングによる固いディフェンスは総合力で小原より上だろう。無敗で取りこぼしがないのも手堅さの表れだ。過去にKO負けやポカがある小原に対しては3-7くらいで不利なオッズなのが現実だろう。

しかし小原にはアブドゥカコロフを上回るであろうスピードや、ウェルター級でも通用するパンチ力がある。この試合は先日の岩佐VSファレスに似ており、屈強で破壊力もあるアブドゥカコロフの重厚さにやはり屈するのか、それをコントロールして上回れるか、殺るか殺られるかの根性比べだ。

過去をみれば小原が低いガードと真っすぐ下がる、甘いスウェーなどの隙をつかれて粉砕されてしまうイメージがあるが、世界トップのウェルター級はアブドゥカコロフのさらに上をいくスキルとスピードを持つので、上を目指すのであれば避けては通れぬし克服しなければならない相手だ。

4位と5位のエリミネーターだが3位にはこれまた屈強なスペインのカーマン・リジャラガが控えている。どうせ険しい山ならば、当たって砕けろ、乗り越えてみせろ・・・である。

そして、ポカに注意すれば小原なら乗り越えられる壁のはず・・・
アブドゥカコロフのパンチは過去一レベルで強い。
打たれて耐えるのではなくモロに打たれない事だ。

岩佐VSファレスになるのか
岡田VSベルトランになるのか

という試合だ。

金子VSマリコフか・・・

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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