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ノバスコシアの激潮/カスティオ・クレイトン Custio Clayton

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地球上の至る所で大いなる才能はいつか世界に認知される日を待っている。

カナダのオンタリオ州、トロントのカスティオ・クレイトン(17勝11KO)は未知なる強豪といえる。地球上の至る所で大いなる才能はいつか世界に認知される日を待っている。

ロンドンオリンピック、カナダ代表のクレイトンは2団体でトップ10位内にランクされており、ある時はWBOで1位だったこともある。それでも、無敗のクレイトンは未知なるランカーに過ぎず、彼の試合がアメリカで放映されたこともない。

しかし状況は火曜日に変わる。
UFCファイトパスが初めてカナダに進出し世界中のファンがクレイトンの試合を観戦する。これはカナダのトッププロモーター、リー・バクスターとルー・ディベラのコラボレーションだ。

クレイトン
「これは自分を認知させる大きなチャンスです。ファンは観たものだけを信じる。カナダには多くの有望なファイターがいるが、アメリカ人はほとんど知らない。」

カナダのボクシングシーンは活況だが、アメリカのプラットフォームにたどり着くのはごく一部であり、カナダ国内で戦っている限りさらに困難な道のりだ。クレイトンのいとこでかつてのヘビー級ランカー、カーク・ジョンソンはアメリカで活躍したが、ヘビー級ということもあり常に時代の先を行っていた。

HBOがルシアン・ビュテVSリブランド・アンドラーデ戦でカメラをカナダに持ち込んだのは1977年以来のことだった。それ以外、大きなプラットフォームがカナダで試合を放映したことはない。

スティーブ・モリターの世界戦、デイビー・ヒルトンVSステファン・ウレットの試合などがあったが、ESPNフライデーナイトによる規模の小さなものだけだった。

それ以降、ジャン・パスカル、アドニス・スティーブンソン、デビッド・レミューがカナダにアメリカの放送スタッフを導いたが、彼らはキャリア後半、大きなチャンスを得るためにカナダを出てアメリカに出向く必要があった。

リー・バクスター
「カナダのプロモーターとしてここから世界王者を誕生させることが目標だが、財政的に厳しいのが現実です。だからカナダの最高のファイターは故郷を捨て、お金が集まる場所に行き、プロモーターをみつけなければなりません。そうでなければ彼らはいつもBサイドです。Aサイドで戦うためのチャンスを作る努力をしなければならなかったが、今回ルー・ディベラとコラボレーションするのはそうするためのチャンスでした。」

クレイトンは現在32歳で、ピークにあり、ジャン・パスカルの足跡を辿りたいと願っている。

クレイトン
「パスカルがカナダのために成し遂げたことは無視できない。私はパスカルの背中をみてオリンピックを目指し出場したのです。」

バクスターは今回の興行が成功し、定期的にカナダでこのような国際的な放映が出来ることを願っている。彼は、マニー・パッキャオ、エロール・スペンス、テレンス・クロフォードに匹敵する無敗のウェルター級を持っているのだ。

リー・バクスター
「カスティオのような優れたファイターを抱えて大きな勝負に出るなら、フェアな条件で戦わせてあげたい。この階級でトップと競える才能を持っているのは楽しみで仕方がない。カスティオがこれらビッグネームのいずれかと対戦できると心から信じている。」

大局的にみれば、クレイトンが火曜日の試合に勝っても(VSディエゴ・ラミレス)次に大きなチャンスが訪れるかもしれない程度の立場にとどまるだろう。今クレイトンに必要なのはよりビッグネームを打ち負かし、知名度を上げていくことだ。彼にそれが出来れば、ウェルター級という魅力的な階級の貴重な歯車となり、国境を越えてビッグチャンスを掴むことになるだろう。

クレイトン
「ランキングは私が気にする事ではない。すでに高い位置にいる。アクティブに戦い続け、キャリアにビッグネームを加える必要がある。人々に広く知られた名前、電話をくれれば俺はいつでも準備ができている。」

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プロキャリアでは昨年3月に元王者、デマーカス・コリーにTKO勝ちくらいが最高の名前だ。
アマチュアでは全米選手権5位、繰り上がりでカナダ代表としてロンドン五輪出場、オスカー・モリナ、キャメロン・ハモンドを破り準々決勝まで行くもイギリスのフレディ・エバンスに敗れた。

フレディ・エバンスはトップアマでヨーロッパ選手権金メダル、五輪は銀メダル、決勝でセリク・サピエフに敗れた。キャリアをみると、エロール・スペンスやエギディウス・カバリャウスカス、タラス・シュレスチュクなどかなり濃厚だ。アミール・カーン2世(それ以上かも)として2017年からプロ転向、6勝1KO1敗としているが、今でも続けている。(パワーレスなミドル級なのがプロで厳しいところだろう。)

BoxRec: Fred Evans
BoxRec: Fred Evans

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さて、クレイトン、既に32歳で今がピークだろう。
世界に届くかどうかはわからないが、アメリカ偏重、PBC独占のウェルター級の王座に挑む姿はみてみたい。

アメリカと国境を接する、豊かな国という印象もあるカナダだが、結構険しい道のりなのですね。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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