階級別
ボクシングでは体重によって階級を設定し、選手は各階級に分かれて試合を行う。階級の数は、プロでは最重量級のヘビー級から最軽量級のミニマム級まで全17階級、アマチュアは13階級である。
歴史的には、近代までボクシングには階級制はなく、無差別級で行われてきたが、19世紀後半になって、バンタム、ライト、ウェルター、ミドル、ヘビーの各階級でタイトルが争われるようになった。その後、オリンピックでボクシング競技が採用された(1904年)ことや、体格上の公平さを求めたことから、階級が細分化された。多くの階級を設けてチャンピオンの数を増やし興行的なメリットを得ることが、階級細分化の目的の一つとも言われる。
階級の名称は、団体によって異なる場合がある。WBA(世界ボクシング協会)とWBC(世界ボクシング評議会)では、以下のとおり。近代ボクシングが発祥したイギリスの単位系にしたがいポンド(1ポンド=0.45359237キログラム)を単位として計量される。