IBF,WBO

世間一般には理解不可能であろうが世界王者が複数いる日本、なんで同じ階級にいるの?って感じでしょうが世界には主要4団体あり日本はそのうちWBA,WBCに加盟してるんで同じ階級にそれぞれ王者がいたりする

そんでもって残りの2団体IBF,WBOにも加盟しましょうかという動きがあるのであります。

そんなことしたらさらに王者が増え、世界王者といえど一体誰が一番強いの?ということになってしまうかもしれませんが、そういうことにはならないんじゃないかというのが個人的観測であります。

その背景には新興勢力のIBF,WBOの方がまともな運営をしており強い王者が出始めてきている、海外ビッグネームは日本の世界王者を無視して海の向こうで豪華な試合をしていたりします。
昨今では長谷川と戦いタイトル持って行ったフェルナンド・モンティエルがWBOの王者でありました。長谷川が10度防衛のWBC王者であったため日本では特例での統一戦であったわけです。

IBF,WBOの方がまともな運営と書きましたがWBA,WBCが逆に迷走しはじめたともいえます。

王者がいるのに暫定とかシルバーとかスーパーとか名誉とかダイヤモンドとかおかしな王座を作り上げて混乱させているからです。
王座という名の認定料を得たいがための愚行、金になる選手への優遇措置のようなものであります。

とはいえ、選手に落ち度はなく、歴史、伝統のあるWBA,WBCにも階級により屈指の強い王者はいます。
タイトルマッチのチャンスを得て獲得した堂々たるチャンピオンたちです。

IBF,WBOに加盟することのメリットで一番わかりやすいのはWBAバンタム級です。

正規王座にはアンセルモ・モレノという強い王者がいますがこれをスーパー王者とし、レギュラー王座には例の日本人、暫定王者にはメキシコのウーゴ・ルイスという選手がいます。
それぞれが戦って王座をひとつにまとめればいいのですが実現しません。

一番の障害はレギュラー王座の日本人です。スーパー王者とも暫定王者とも上位ランカーとの対戦も避け続け、引退、休眠の昔の王者という特別な相手を選んで獲得した王座を弱い相手を選んで保持し続けています。
それにより王座統一はもとより挑戦を目指す世界ランカーでさえ、この王座への挑戦のチャンスが閉ざされてしまうのです。
一番いけないのはそれを黙認、容認し続けているWBA、JBC、マスコミなどでもあるんですが。

挑戦資格や実力があるのにチャンスを与えてもらえない、ならばチャンスのある方向にシフトするのは当然です。
しかしIBF,WBOに挑戦することはJBCのルールを侵すことなので日本のボクシングコミッションを脱退、引退しなければならないのです。
そんなボクサーが最近出てきていますし、日本で実力がありながら挑戦できない選手たち(特に外国人選手たち)にしてみればそこしか可能性がない訳なのであります。

王座乱立における混乱とかを懸念するのであれば現在、諸悪の根源であるWBAを脱退した方がいいとさえおもえます。
WBAにも日本に優れた王者がいますが彼らは他団体への統一戦も辞さない姿勢、実力を持っていますから。

逆にそうであれば4団体統一王者とか夢のある王者誕生も現実味を帯びてきます。
その可能性を秘めたような王者だって日本にいますし世界は注目せざるをえませんし、そのくらいの偉業を成し遂げないと過去の王者の名声を越えることは不可能です。
隙間、穴、優遇措置だけの複数階級制覇には何の価値もありません。

本来、王者は世界一強い男、その階級の頂点に君臨すべき存在です。

ファイティング原田が殿堂入りを果たし、どんな国内の世界戦でも紹介、賞賛されるのは当時、王座がひとつしかなくその頂点で2階級の王座を射止めたからなのであります。

実力者に正当なチャンスを
本当に強いボクサー同士の戦いを見たい

という意味においてIBF,WBO加盟はもはや必然です。

強いやつゴロゴロいますから白熱の世界戦が楽しめると同時におかしな世界王者は淘汰されていく

そうなることを予測、希望しています。

ま、日本において同じ階級に世界王者が複数誕生したら統一戦を、とか有資格挑戦者とは必ず指名戦を義務づけるとか厳格なルールを定めればいいんですけどね。

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