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永遠に黄金に輝くバンタムの星たちよ

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エデル・ジョフレやファイティング原田のリアルタイムを知らない世代にあって、黄金のバンタムは言葉だけの一人歩きのような感じもするが、ジョフレ以降、メキシカンにこそ相応しいと感じていたその呼称も、日本人にも立派に引き継がれているなとおもった昨晩就寝前のひとときであります。

そんな憧憬をボンヤリと・・・

辰吉丈一郎

元WBC世界バンタム級王者
20勝7敗1分

辰吉丈一郎

昔やってたブログでも書いたがすごいボクサーでした。 この記事が気に入ったらいいね ! しようシェアするツイートするTwitter で Follow pukubox

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まさにボクシングを生きるために生まれてきたような男。
人気も抜群だが生涯ボクサーを貫きタレント化しないのもいい。
印象は昔レジェンド枠に書いた記事通りだが、アマ20戦足らず、日本という狭い世界の中で己を過信しすぎ、この才能を周囲が扱いきれずに短命で駆け抜けたキャリアだったと感じる。
素材は今でも日本人最高峰だ。

どんなに天才でもあんなにガードを下げて勘やセンスに頼るディフェンスはキャリア豊富なウィテカーや異能のハメドくらいしかあてはまらないのだ。

天才が、ベテランのウィラポンやサラゴサに狂わされてしまった。

薬師寺保栄

元WBC世界バンタム級王者
24勝16KO3敗1分

辰吉との対戦でボクシング人生を全うしてしまったようなキャリアなのであまり印象はないが、日本時代は敗北や相手の死という苦悩を乗り越えてきた実力派。
五輪代表の辺丁一からベルトを奪うのだから一流だ。
ウェイン・マッカラーに2-1で敗れサクッと引退してしまったので印象が薄いが、生涯、KO負けはおろか、一度のダウンすら喫することはなかった。

西岡利晃

元WBC世界スーパーバンタム級王者
39勝24KO5敗5分

崇高なる道へ①/西岡利晃

私が日本人で最も好きな西岡の特集がリング誌に連載されていました、全部翻訳するのはキツイので抜粋です。 この記事が気に入ったらいいね ! しようシェアするツイートするTwitter で Follow p ...

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崇高なる道へ②/西岡利晃

リング誌で特集されるこの記事は「BEST I FACED」というものです。過去のスーパースターというよりは、その陰に隠れ、殿堂入りクラスの王者ではないものの、記者の心を奪った選手を特集しています。西岡 ...

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厳密にはバンタム級はウィラポンに阻まれて、スーパーバンタム級で悲願の王者となった苦労人。
個人的に西岡が日本人ボクサーナンバーワンなのだが、それは一番強いからではなく、己を貫いて世界の高みまで到達したからだ。
ウィラポンという壁を突破できず、アキレス腱を断裂し、ジムからは引退の肩を押されていたという。
それでも金ではなくプライドのために、メキシコ、ラスベガスへの道を切り開いていった。この道こそが真の道。
最後は当時雲の上の存在ともいえたドネアに散ったが、ああいう最後がボクサーらしくてカッコイイ。
若いころはナルシスト風だったが、意外や、解説者としてのトーク、分析力は知的で的確だ。

長谷川穂積

元WBC世界バンタム級王者
元WBC世界フェザー級王者
元WBC世界スーパーバンタム級王者
36勝16KO5敗

長谷川穂積
長谷川穂積

体格もスピードも長谷川有利ということはなくほぼ互角、こんなに高度な選手同士の戦いが日本人絡みで実現するとはおもいませんでした。のけぞって食い入るように観戦しました。

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日本のエースと言われていたころは西岡より強いだろとおもっていたこともある。
この頃はまだ井上のような突出したアマチュアのバックボーンがあるキッズ出身というのはいず、長谷川もボクシングをかじった程度か卓球少年だっただけ。日本時代に敗北を経験しながら成長していくというパターンが多かった。
ファイターとしての嗅覚を研ぎ澄ませ、神がかった連続KO防衛を連発していたが、負けたモンティエル戦が最高の出来だった。
減量に苦しみながら3階級制覇を成し遂げたが、階級アップが適していた選手ではなかった。ライバルのモンティエルも同じ苦労を味わった。その辺がボクシングの難しいところであり、井上尚弥も検討して欲しい事だ。

リアルタイムでは西岡と同じくらいのレジェンドだが、書けないのは最後、ウーゴ・ルイスに勝って引退してしまったから。
レイ・バルガスに割り込んで実現させた世界戦だから最後がどうなろうとレイ・バルガスの挑戦を受けてくれれば文句なかった。
そのボクシング同様に解説もクールで的確。耳に心地いい。

山中慎介

元WBC世界バンタム級王者
27勝19KO2敗2分

リングに神はいない/ルイス・ネリVS山中慎介

悔しいのではない、虚しいのだ。山中の最後の2試合を振り返ってみる事は二度とないだろう。 この記事が気に入ったらいいね ! しようシェアするツイートするTwitter で Follow pukubox

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西岡より説得力のある左なんて認めたくなかったが、出てきてしまった。同じ帝拳から。
彼もまた日本のエースといえるインパクトあるKO勝利ばかりで具志堅の記録超えも確実とおもわれる別格の強さを誇った。
上の階級でもいけそうな体格とパワーがあったが、膝が固くて脆い面もあっただろう。レオ・サンタクルスには勝てたんじゃないかな。
最後のルイス・ネリーとの2連戦はまさに神の悪戯、体重以外にネリーは健常ではない何かに包まれていた、スポーツではなかったと疑っている。
だから山中は無敗のまま引退したのだ。心の中では。

井上尚弥

元WBC世界ライトフライ級王者
元WBO世界スーパーフライ級王者
現WBA世界バンタム級王者
17勝15KO

コンセントレーション/井上尚弥の解体新書

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その先の景色/井上尚弥の解体新書2

いつぞやご紹介した井上尚弥にご執心のANSWERというサイトからのご紹介ですが、要点を抜粋させていただきました。家族的なものは省略させていただきました。ロドリゲスよ、テテよ、是非研究の一環としてこの記 ...

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そして今ココ、日本ボクシングを変える、世界を揺るがす黄金のバンタム。
P4Pの頂点も夢じゃない、完全無欠のファイターが誕生した。

先達の王者は皆、何かに秀でた個性が持ち味で、左はすごいが右が足りないとか特化した部分があったが、彼の場合は全部がオールマイティーでまさに「モンスター」のような万能感。

ボクシングに対する姿勢も自己分析も完璧で何もモノ申すことがない。
夢をみせ続けておくれ。

一人のボクシングマニアとして、昔を礼賛することはない。目で見て感じたものが全てであり、井上尚弥こそ完全無欠に近い現代の黄金のバンタムであると言い切れる。

しかし、温故知新、そこには脈々と受け継がれてきた王者の歴史があり継承もある事は間違いない。
大橋会長の古いビデオや同時に王者として活躍する山中の左、内山のジャブ、破壊力・・・などなどから影響を受けたり、いい部分を学んで盗んで今がある・・・

時はあっというまに過ぎゆく、井上尚弥以後にも彼の遺産を引き継いだ黄金のバンタムは誕生するのだろう。

※他にもバンタム級の世界王者がいたかもしれませんが、全員を書くと言うよりは私の中の選手、系譜を整理するための記事なのであしからず・・・

おまけ

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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