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進めノックアウトダイナマイト/内山高志presents KNOCK OUT DYNAMITE

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山中慎介バンタム級トーナメントもそうだが、地味で小さな試みとおもっていたら、今後の日本のバンタム級を牽引していきそうな選手が出場し見事に勝ち抜いていた。次の準決勝、決勝もプチWBSSバンタム級日本人トーナメントのようで面白そうだ。内山高志が企画したこの企画もよく読むと旧態依然と違う、ボクシングの魅力をわかりやすく伝える要素に満ちた楽しみな内容となっている。

内山氏とメイウェザー“合体”でKO賞金マッチ開催(THE PAGE) - Yahoo!ニュース
内山氏とメイウェザー“合体”でKO賞金マッチ開催(THE PAGE) - Yahoo!ニュース

「内山高志presents KNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメント」の開催が29日、都内にあるTMTジャパンの事務所で発表された。4階級(53キロ、56キロ、60キロ、65キロ)

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何よりも、拳で我々を沸かせた本物の世界王者が現状の日本ボクシング界を危惧し立ち上がった事。世界王者も現役ボクサーもこういう企画があってもいい、むしろ今の状況より大歓迎だとおもわれる事が頼もしい。

これは出発は小さな、ささやかなものだがWBSSのミニチュア、ボクシング天下一武道会、下克上トーナメントと変わらない。

ボクシングは本来K-1、RISE、RIZINといった新興格闘技に企画でも人気でも負けてはいけない。負けないだけの世界的なスケールと一攫千金の夢、歴史、名誉がある。井上尚弥とはいわずとも、井岡一翔、田中恒成のような実力者が世界に羽ばたけばその可能性は1000万円ではなく1000万ドルの可能性すらあるのだ。その魅力を細々と何十年も伝えてきたのはWOWOWだけだった。

内山高志presents KNOCK OUT DYNAMITEで興味深いのがルールが極めてシンプルでわかりやすい事。内山のことだから選手に貴賤はないだろう。フィリピン、タイ、韓国、中国から「強いボクサーを呼んでくる」という言葉に嘘はない。特にフィリピン人は本気を出せば強力だ。

ボクシング興行会社の「DANGAN」の参画も頼もしい。ボクシングを盛り上げる企画をコツコツと積み重ねてきた実績がある。

そして、フロイド・メイウェザー・ジュニア(42、米国)が、カジノ開業に備え日本に立ち上げた会社のTMTジャパンが全面バックアップ。これが何よりも魅力的だが、どこまで組織として機能するのか、力があるのかは全く不透明。メイウェザーから給料をもらって働く日本人社員なのだろうか?ならば人一倍のボクシングに対する造詣と情熱、ビジネス能力を発揮して欲しい。パッキャオが日本で立ち上げた渋谷のパッキャオジムなんてその後何も聞かないもんな・・・
と、今は頼りに出来ない、半信半疑である。

フロイド・メイウェザーが、日本を贔屓に世界でエキシビジョンやエンターテイメントで小遣い稼ぎする姿を観るのは忍びないが、日本で那須川という人気選手とエキシビジョンをした意義として、ボクシングマニア以外のファンがメイウェザーを知ったこと、40歳を過ぎた引退ボクサーでもそれなりに強いこと、日本の都合など無視してやりたい放題、スター(ヒール)としてのスケールが全然違うことなどを知らしめた事がある。

その差は福島のスパリゾートハワイアンズと本当のハワイほどの差があるのだ。(上手く例えられない)

そして世界の垣根は今取り除かれようとしている。
井上尚弥は世界王者を次々に瞬殺し、世界的なトップボクサーとして認められている。その他多くの日本人が、かつてのように日本に貧国のボクサーを呼ぶのではなく自らがアンダードッグとしてアウェーに飛び込んでいる。

テオフィモ・ロペスVS中谷正義は、結果だけみれば無敗で東洋を11度も防衛してきた中谷に初めて黒星がついた、今までであれば世界の夢が断たれる痛恨の敗戦だが、今回に限り全然そんな事はない。世界ナンバーワンといえるホープを苦しめた中谷の世界的な評価、株は上昇した。世界の多くのファンが中谷正義という日本人ボクサーを知った瞬間だった。

先日、日本のボクシングのユーチューバーとしては救世主のような存在だったKO侍というアカウントが削除された。理由はわからないが、メッセージには「著作権侵害や多数のクレームによりアカウントを削除した」とあった。

個人的に大好きで重宝していたチャンネルだったので、このブログでもリンク切れが多発しちゃったことだろう。貼りまくっていた。

日本は未だそんな国だ。世界を見渡すと試合動画や選手のハイライト、ボクシングを何倍も楽しむ魅力にあふれたコンテンツが満載だ。ボクシングを盛り上げるためならどんどん利用してくれという、根本の発想がそもそも違う。

ロシアやフィリピンなどネットワークの弱いところはライブ配信にもYoutubeを積極的に利用しているし、米国トッププロモーションやネットワークもプロモーションとしての動画活用に積極的だ。GBPは専用のフェイスブックライブページも立ち上げている。

Golden Boy Fight Night - ホーム | Facebook
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これに異議を唱えて日本側(のどこか)は日本人の動画が出ているだけで削除申請でもするのだろうか?世界を相手にやり合うつもりなのだろうか?決してそんな力はないし気概もない。日本の個人を潰すのがせいぜいだろう。そんな事をして何になるのか・・・もう国家に守られた民放ネットワークだけが世の中を動かす、牛耳る時代ではない。JBCなる組織はJASRACのようにアーティストの権利を守るという建前で守っているのは自らの懐なのではないだろうか。

Big Art
Big Art

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これは既存の日本ボクシング界に牙をむいたボクサーの小さな小さな抵抗の物語。全てを肯定はできない、異論、反論もあるだろう。

それでも、もう

https://www.jbc.or.jp/
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こんな、誰がみるかもわからないサイト、誰が得するかも怪しい組織、そこに携わる人間など必要ないのではないか?

山中、内山、村田、長谷川、その他、我々のヒーローといえる世代や、世界の動きを敏感に吸収し対応、行動できる新たな力で抜本的な改革が必要だ。

彼らもどうか、先輩たちのようにバラエティやスポーツニュースに出たり、TV解説者、ジム経営だけで満足するような人間にはならないで欲しい。オスカー・デラホーヤやフロイド・メイウェザーのように自分の名前を看板にビジネスマンとして世界に羽ばたいて欲しい。

私自身、昭和の古いボクシングマニアだが、あの頃はよかった、あの頃のままでいいなんてひとつもおもっていない。世界王者なら海外で戦ってくれ、挑戦者なら相手の国に行け、本当に強い王者とやれ、本当の世界をみせてくれ、いつか世界に通用する日本人出てこい・・・

という人間だ。

黒田VSムザラネを観た時、演出全てが古き昭和の世界戦だった。
あれを、懐かしくていいという人もいたが、私は寒気がした。

だめだ、この企画、演出、ダサすぎる・・・

ボクシングは原始的で単純明快なスポーツだ。世界で一番強いのは誰か知りたいだけ。豪快なKOや華麗なテクニックに酔いしれたいだけだ。それが日本人なら最高のカタルシスだが外人だっていいのだ、ホンモノが観たい、知りたいだけだ。他の格闘技では外人でも人気獲得、企画も演出も成功している実績があり、ボクシングでもタイソンの時にそれを証明したはずだ。

本当の世界に乗り遅れないため、若い世代がボクシングを好きになってもらうためにも、旧態依然の障害物は取り除け、自分がそうだと感じたらその身を去り、若い世代に道を譲れ。

内山や山中の企画は、今は小さな息吹、新芽に過ぎないが、彼らが現役時に果たせなかった世界進出の、我らファンの夢の続きなのだ。

邪魔をしてくれるな。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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