21日、日本時間22日、雨を願う。そうでないとライブ観戦が難しそうだから。日本では村田一色でしょうが、大事な試合は他にあります。その中で、本日はこれ。
https://www.youtube.com/watch?v=bF2owyuJfd8
ブロダルチク
「ガシエフが有利とかそんな意見は全く気にしてないよ。私はガシエフを買ってない。彼が何者だと言うんだ?最大の勝利はレベデフ戦だろうが、非常に接戦だったじゃないか(2-1)レベデフはスローだ。確かにガシエフは強く若い、しかしこのトーナメントを制するにはまだ若すぎる。土曜の夜が終われば彼はもうこの場にはいないだろう。」
「脅威なのはガシエフよりもドルティコスだ。文句のつけようがないパフォーマンスだったよ。」
クジストフ・ブロダルチク
アマ61勝44KO5敗
プロ53勝37KO3敗1分
元WBC IBFクルーザー級王者36歳
日本で彼に詳しい人はいないだろうが、立派なキャリアであり強い。昨日紹介した、マシエジ・スレッキのように欠点のないオーソドックスである。さらにはプロ、アマ通じてKO率も結構高い。退屈でない、いいボクシングをしています。
WBSSスーパーミドルのユルゲン・ブリーマーと並んで、地味、世代交代要員のダークホース的存在ですが、戦ってきた相手の質も量も階級屈指です。
対する
ムラト・ガシエフ
24勝17KO
は、風貌にごまかされるが、まだ24歳になったばかりの新鋭だ。説得力のあるアマキャリアも不明。
応援しているマイリス・ブリエディスが、マイク・ペレス戦でイマイチであったので、打倒、優勝候補のオレクサンダー・ウシクには厳しいような気がして、ひねくれマニアな自分はこのガシエフを優勝候補に持ち上げたが、やはりまだ未知数なのである。
映像をみると、この男は引き締まったフック野郎、重厚なコンビネーションパンチャーですね。遠距離からのスイング軌道の右ストレートや左のロングフックもいいですが、懐入っての上下のコンビネーションが非常に鋭いです。
体格はいいですが、直線的なので、距離をキープされ、ジャブで入れない、動きで翻弄されると空転するかもしれません。連打は速いが身体の動き自体にクイックネスはあまり感じない。重厚なのだ。
ブロダルチクの言うように、勝ちっぷりはいいけど格下ばかりであり、レベデフには僅か差ですし、こういうひげロシアンは恐怖のパンチャーのようでいて固さがあって脆いところも目撃してきました。効きやすいサイボーグも多いです。
それでも、若さと柔らかさも感じるガシエフは耐久力もある気がしますし、この無駄なきシンプルにして重厚なコンビネーションはベテランを呑み込むとおもいます。直観です。
勝敗も気になりますが、どっちがどんな勝ち方するか。
内容如何では、ブロダルチクの言うように、よほどドルティコスの方が打倒ウシクにふさわしいといえるかもしれません。誰とやってもエキサイティングですし、ほぼ全部KOですからね。
それでも、ガシエフ
あんたの放つその鉄人オーラに期待してるよ。
こやつが本命かぁ。
デカいのによう動く。
https://www.youtube.com/watch?v=Nc_p-pqAc04