マンバメンタリティ/エマニュエル・ナバレッテVSルーベン・ヴィラ

幼い頃からボクシングを始めた人が、子供の頃の夢を達成するために、その技術と身のこなしを演じる姿を目の当たりにするだろう。

「それは考え方ではなく、生き方そのもの。一日も欠かすことなく成長のために努力する生き方。やせ我慢したり、虚勢を張ったりしながら生きることでは決してない。マンバメンタリティとは、取り組んでいる物事が何であれ上達のために努力しようとする最もシンプルな姿勢だ」
– コービー・ブライアント

対戦相手は変わったが、ルーベン・ヴィラの目標は今年の初めと変わらない。

ボクシングの政治の醜い側面に辛抱強く耐えていた数週間は、今、初めて世界タイトルに挑戦する不敗のフェザー級コンテンダーのために報われた。ヴィラは当初は2012年オリンピック銅メダリスト、マイケル コンランと戦うことを考えていた。

ヴィラ
「年が明けて、コンランは俺の上の1位にランクされていた。だからもちろん彼がターゲットだった。彼はアマチュアでの素晴らしいキャリアを持っていたし、プロとしても無敗だ。彼と(空位の)タイトル戦で戦わなければ、タイトルエリミネーターになると考えていた。COVIDが登場する前の話だ。それはCOVIDが流行する前のプランだったんだ。すべてがうまくいったことに感謝している。」

代わりにヴィラ(18-0, 5KO)は、元スーパーバンタム級王者のエマニュエル・ナバレッテ(32-1, 28KO)と対戦する。

カリフォルニア州サリナス出身の23歳のサウスポーは、コンランがスーパーバンタム級に転級したのを見て、景色の良い道を歩むことを余儀なくされた。ヴィラは、元スーパーバンタム級王者、ジェシー マグダレノ (28-1、18KOs) が優遇される制裁機関のいたずらにもさらされたが、マグダレノが試合を回避したのを受けてナバレッテとの対戦を指令された。この貴重なチャンスを受け入れることを躊躇しなかった。

ヴィラ
「コンランだろうがナバレッテだろうが、偉大な勝利と俺のキャリアに大きなものをもたらすだろう。ナバレッテは我々にとって、良いスタイルのマッチアップだ。彼はアグレッシブだし、俺は彼にフラストレーションを与えることができるボクサーだ。

相手が変わっても、道は変わらなかったことに感謝している。このような戦いが来ることを感じていた。アレクセイ・コラードを倒した後、COVIDの前は1週間休んで、すぐにジムに戻ってきた。いつもは1ヶ月くらい休むんだけどね。常にハングリーだし、できるだけ早く戦いたいと思っていた。ナバレッテと戦って世界タイトルを獲りたいと思った。」

トンプソン・ボクシングとバナー・プロモーションズがプロモートするルーベン・ヴィラ(18勝5KO)とエマニュエル・ナバレッテ(32勝1KO、28KO)の世界タイトル戦は、今週金曜日(日本時間土曜日)10月9日にESPNで開催され、空位のWBOフェザー級タイトルが懸かる。

この試合はトップランクとトンプソン・ボクシング・プロモーションズ、バナー・プロモーションズの協力の下、MGMグランド・カンファレンス・センター内の "ザ・バブル "で行われ、ESPNとESPNデポルテスでライブ中継される。

プロになる前、ヴィラは主に近年のアメリカボクシングで最も偉大なアマチュアの一人として考えられていた。彼は今、故郷のカリフォルニア州サリナスに世界タイトルを持ち帰り、子供の頃からの夢を叶えようとしている。

最近のキャンプについて

ヴィラ
「俺の人生で最高のキャンプだった。ソーシャルメディアを一切オフにして、"マンバ・メンタリティ "に徹して、トレーニングに集中した。マニー・ジェイムス、ハビエル・パディージャ、アンディ・ベンス、ザビエル・マルティネスといった素晴らしいスパーリングパートナーにこの試合の準備をしてもらったし、彼らは皆タフなラウンドを与えてくれた。ナバレッテはプレッシャーをかけてくるだろうが、準備はできている。」

エマニュエル・ナバレッテとの対戦について

ヴィラ
「ナバレッテは良いファイターだが、正直に言うと、この試合に臨むにあたり、俺はかなり過小評価されていると感じている。俺はサウスポーで大柄な男で、アマチュア時代はもっといいキャリアを持っていたが、アンダードッグと見られている。不満もあるし、ナバレッテは尊敬しているが、自分の強さを証明したい。」

カリフォルニア州サリナスに 世界タイトルを持ち帰ることについて

ヴィラ
「故郷のカリフォルニア州サリナスを愛しているし、長年応援してくれているファンに世界タイトルを持ち帰りたい。トレーナーのマックス・ガルシアとサム・ガルシアには、グローブをつけた時からの子供の頃からの夢だと話している。この目標を達成するためにチーム一丸となって取り組んでいる。」

彼がリングに上がる時、人々は何を期待しているのでしょうか?

ヴィラ
「幼い頃からボクシングを始めた人が、子供の頃の夢を達成するために、その技術と身のこなしを演じる姿を目の当たりにするだろう。俺は非常に集中してきたし、全力を尽くしてきたし、準備はできている。10月9日(金)にESPNで放送されるこの試合はファンにとって素晴らしい試合になるだろう。」

先月行われたPBC6連戦でアップセットはなかったが、バンタム級とスーパーバンタム級、4ポンドの違いを感じたりもした。計量の帳尻は合わせても、やはりスーパーバンタムのファイターはバンタム上がりのフィジカル、パワーは苦にしない。

エマニュエル・ナバレッテはスーパーバンタム級では大柄で、フィジカルもパワーもあり、圧倒的な5連続KO防衛で階級を上げてきた。4ポンド上のフェザー級でも十分通用しそうな体格とパワーを持っているが、全てはリングに上がってみないとわからない。ナバレッテにとっても未知の領域であり、今まで倒してきた相手とはタイプが違う。

対するルーベン・ヴィラはみた感じ、ナバレッテと身長は変わらず、リーチやフィジカルでは劣るとおもわれる。しかしアメリカのトップアマチュアであり、プロではずっとフェザー級を主戦場としてやってきた。

プロらしい迫力やパワー、タフネス、屈強さはナバレッテが上だろう。しかし彼はその魅力の影で、やや不器用でスローな一面も伺える。スイッチヒッターであり、独特のテクニックや距離感、スタミナを持っているが、隙のない万能派にはみえない。

そこが、フェザー級トップコンテンダーのルーベン・ヴィラとのマッチアップの楽しみだ。ヴィラはパワーレスだが、極上のスキルやスピードを持つサウスポーだ。アマチュア時代はシャクール・スティーブンソンと互角レベルだった。

アップセットを起こすにはパワーが必要で、ヴィラにはそこが欠けるから難しいかなとおもいつつ、判定勝負なら大いに逆転もありえるだろう。ゾンビスタイルの若いエマニュエル・ナバレッテがKOされることはないだろう。

プロモートが地味で、冷遇されてきたアンダードッグ、ルーベン・ヴィラを応援し、見守ろう。

日本時間土曜日の試合です。注目!!

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