ホセ・ラミレスを調べていてロマチェンコ戦に辿り着き、そこから出てきた名前。ご存知、リオ五輪金メダリストで現在Sフェザー級。
ロブソン・コンセイソン
5勝4KO
29才
アマ
90勝25敗
(もっとあるとおもいます。確認できたものだけ。)
ブラジルのリオだから金なのかなという印象が拭えないメダリストだが、北京もロンドンも出ている3大会出場のブラジルでは超トップアマ。敗北も多い苦労の金メダリストだが、ホセ・ラミレスを下したロマチェンコが次に下したのがこのコンセイソンであり、19-18と記録されている。ロマチェンコにとり薄氷の勝利だったわけだ。
動画ありました。
コンセイソンはサン・カエターノのボアビスタ周辺で祖母と母と一緒に育ちました。父親とは疎遠でした。家計を助ける仕事が忙しくて、ボクシングのトレーニングは満足にできず、交通費もなく9キロの道のりを走っていました。仕事を終えた夜だけが彼のトレーニング時間でした。
母と祖母を養うため、眠る時間もありませんでした。野菜や果物売り、ショッピングセンター、ビーチでのポップクリーム販売、レンガ造船ヘルパー、路上販売業など様々な仕事をしました。プロボクサーとして活躍する事は夢にもおもわず、街頭での草試合で少し有名であった叔父ロベルトのようになれればとおもっていただけでした。叔父に憧れて裏庭で練習するようになり徐々に頭角を現していき「ボアビスタの恐怖」と言われる存在になりました。
ブラジルチームから声がかかり、強化選手となったが、宿舎と食事は出ても給料は出ませんでした。
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我々には地元のオリンピックでブラジル人が金をとったくらいの印象でしたが、ブラジルにとってはとても熱狂的なサクセスストーリーであり、英雄なのでしょう。
村田に挑むという噂もあるエスキバ・ファルカオもすさまじい怨念でした。
(けれどこんな試合は個人的には反対です。力はあってもまだランクインしてないでしょう。村田のランクも優遇かもしれませんが)
https://www.youtube.com/watch?v=5rgPSk9C2UU
WBSかAIBAの試合では結構負けているコンセイソン。ちょっと独特なボクシングなんで順調に行くかは疑問ですが、実績も才能もスター性も備えたヒーロー候補なのかもしれません。BRICKは死語かもしれませんが、ブラジルもまた大きなマーケットです。
これに日本人Sフェザー級は通用するだろうか?
上に来る選手であろう。
Robson Conceição
コンセイシオ
コンセイカオ
にしか読めないんだけどな・・・