迎え撃つ男/ラファエル・エスピノサVSセルジオ・チリノ・サンチェス

フェザー級, 57.15キロで身長が185センチもある新王者ラファエル・エスピノサの初防衛戦が週末にあります。
ボブ・アラムが井上の次は9月9日で相手はTJドヘニー、井上の階級アップは1年後だからフェザー級の世界王者が色めき立っている、負けられない、井上と戦えば大金が手に入るからと言ってましたが、エスピノサは長持ちするでしょうか?

ラファエル・エスピノサ

24勝20KO 30歳

やっぱりこの体格が相当有効なファイトをします。そんなに距離が遠いわけではないですが、自分だけパンチが当たる距離から打ち下ろしのストレートはもちろん、アッパーやボディを多用し、上から下から効かせてしまいます。しかもヒョロヒョロの非力ではなくパワーがあります。

この体格でフェザー級というのがかなり有利な点です。

この試合は前半はロベイシ優勢でしたが、エスピノサの体格とスタミナに手を焼き、後半バテバテになり逆転された印象です。クリンチしたり押し引きするだけで体力を消耗しそうです。エスピノサは打たれ強くはないとおもいますが、背が高いだけでなくパワーとスタミナ、手数も旺盛です。

セルジオ・チリノ・サンチェス

22勝13KO1敗 29歳

同じメキシコで似たような戦績でKO率が劣る、身長175センチはフェザー級では普通、とエスピノサにとって通過点のような防衛戦かとおもいきや、唯一の敗北がマウリシオ・ララで、観てみると決して負けてないです。

ポイントでは勝っているような状況で2回終了棄権、鼻の骨が折れたっぽいです。
映像観る限り、ララより上手いのでかなり手ごわい相手のようだが、ここまでの対戦者のレベルは高いとはいえない。
不利は否めないが、ラファエル・エスピノサがまだ何者ともいえぬ王者なので、大いにチャンスはありそうだ。

清水を一方的にボコった五輪2冠のロベイシが次でいきなり負けちゃうのだからボクシングはわからないもんだ。

フェザー級で井上尚弥を迎え撃つに相応しい男は一体誰になるのでしょう?

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