英国には人気選手が多く、国内だけで盛り上がる素地があるが、そこからはずれたところに本命が隠れている事がある。
無敗のフェザー級コンテンダー、キッド・ガラハドは相手が未定だが、3月3日にケル・ブルックVSセルゲイ・ラブチェンコのアンダーカードに出場予定です。
ガラハドは昨年7月以来リングに上がっていない。
ガラハド
「シェフィールドで試合ができる事がうれしいです。誰が相手になるかわかりませんが、何らかのタイトルがかかる試合になるでしょう。いいテストになります。」27歳のガラハドは世界レベルの相手と戦いたがっている。
ガラハド
「誰も私と戦いたがらない。特にスコット・クイッグはずっと私から逃げています。彼がフェザーに上げたから私もフェザーに上げました。すると今度彼はアメリカに行ってしまった。クイッグの前戦、ホセ・カエタノ戦をみてください。9ラウンドストップだったけど大苦戦でした。私もカエタノと戦い、10ラウンドかかりましたが、楽勝でした。
私の対戦予定者、ジョセフ・アグベコもデニス・セイランも逃げてしまいました。これがボクシングなのです。誰も私のような(説得力のある)ファイターと戦いたがらない。クイッグと戦いたい。フランプトンと戦いたい。セルビーでもウォーリントンでもゲイリー・ラッセルでもいい。けれど現実は厳しいです。」
本名、アブドゥル・バリー・アワッドはこのように傍観視されているが、他の英国ファイターは様々な機会に恵まれている。
3月10日 スコット・クイッグVSオスカー・バルデス
4月21日 カール・フランプトンVSノニト・ドネア
3月19日 リー・セルビーVSジョシュ・ウォーリントンガラハドは彼らの輪に加わってフェザー級を盛り上げたいとおもっている。
ガラハド
「クイッグVSバルデスはいい組み合わせです。勝者でも敗者でもいいから戦いたいです。バルデスの方が優れているんじゃないでしょうか?クイッグのここ数戦は出来が悪く覚えていないです。バルデスのような相手には敵わないんじゃないかな。米国でフレディ・ローチに教わるんじゃなく英国に戻ってジョー・ギャラガーの元に戻った方がいいだろう。アメリカに行ってからクイッグは後退しています。フランプトンVSドネアに関しては、ドネアがどれだけ力をキープしているかが鍵です。フランプトンが前戦、オラシオ・ガルシア戦のような出来ならドネアはフランプトンを負かさねばならない。
それでもフランプトンは器用だ。私は彼を非常に評価しています。
セルビーとウォーリントンの試合もファンタスティックだね。ウォーリントンは皆がおもっているより強いよ。よく動きタフネスもある。でもセルビーは勝たなくちゃね。セルビーとウォーリントンとフランプトンで椅子取りゲームをしているかのようです。彼らに自分との対戦を呼びかけ続けます。でも誰も私を受け入れてくれません。」
ガラハドの考える英国トップ⑤
①自分
②セルビー
③フランプトン
④ウォーリントン
⑤クイッグガラハド
「けれど対戦が叶わぬなら仕方ない。私はゲイリー・ラッセルと一番戦いたい。1番は彼だ。彼はロマチェンコのようなビッグネームといえる。世界のどこでもいい。本物の世界王者と戦いたい。ゲイリー・ラッセル戦も100%OKです。」
禁止薬物テストで2年のサスペンドを受けていたガラハド、再始動です。まるでケル・ブルックの小型版のようです。フランプトンはミニカネロにみえます。たしかに筋はよく苦戦もみた事がないが、パワーも耐久力もこれからレベルを上げた試合で証明していかねばなりません。カリ・ヤファイのようにトップレベルではパワーがさっぱりな例もあります。
けれど、英国勢は英国である程度トップを絞ってくれないとアカン。
ガラハドも加えてあげてくれ。
こうして、ゲイリー・ラッセルとやりたいというホープは多いです。
トレメイン・ウィリアムスも同じような事を言ってました。「本当のフェザー級キングはゲイリー・ラッセルだ。だから彼とやりたい」と。
ラッセルさん、お金は低めでももうちょっと試合をしてください。