一応90分見てスコアレスドローのサッカーは自分はきつい。時間を返してとおもってしまう。
その点ボクシングはやはり肌に合うのです。ファン仲間はほとんどいないけど・・・
週末の注目試合、一番はやはり
ワシル・ロマチェンコVSゲイリー・ラッセル・ジュニアだ。
先日のマカオでのフェザー級祭りはWBAとIBF。ジョニゴンはWBC
そしてもうひとつの頂きがこのWBO王者決定戦だ。
五輪も世界選手権も金を2つ獲得している396勝1敗の男ロマチェンコ、デビュー2戦目でまさかの雑草サリドに敗北
再戦したら勝てる技量の持ち主だとおもうがサリドのような相手にどう対処していいのか戸惑う12ラウンズだったもよう。
少なくともリコンドーほど勝利スタイルは確立されていないようだ。
しかしノンタイトルもはさまず1勝1敗の戦績でいきなりの世界戦がセットされた。
それほどずば抜けたアマチュアエリートだ。
一方のゲイリー・ラッセル・ジュニア、25戦目の世界初挑戦。米国で最も期待されている軽量級ホープ。
五輪金も高い確率で期待されたが体重管理できず不戦敗。しかしその時はまだ18歳。それほどの逸材が6年もかけてきたからには成長しててしかるべきだろう。
両選手ともとっておきの素材だが、ゲイリー・ラッセルはよくロマチェンコ戦を受けたなとおもう。
もっとたやすい王者はいそうだし選べそうな立場だが、アマチュアで格上の極上の相手を選んだ。
ここで若き才能の進化を証明したならば、フェザー級王者としてトップ評価に踊りでるだろう。
ロマチェンコにしてみれば相手は誰でもよかったとのこと。あれほどのアマチュア実績があれば敵を選ぶ必要なんてないのだろう。ある部分ではサリドよりよほど才能があり危険なラッセル、ここで負けたらさすがにチャンスは少ないとおもわれる。
どちらもそんなに熱心に見ていなく、ゲイリー・ラッセルにいたっては格下相手の圧勝ばかりなので予想しがたい試合だが、スピードとプロでの経験で上回り、全階級最速のハンドスピードを誇るラッセルみたいな才能の塊のような相手を攻略するロマチェンコの適応力を支持したい。
サリドのようなダーティーファイトはアマチュアで稀有だがラッセルのような選手であれば数多く対戦してきただろう。
今台風の目のプエルトリコのベルデホでさえロマチェンコは攻略しているのだから。
ラッセルの勝利ポイントは速さで上回り、ショートカウンターを決めること。
ロマチェンコの勝利ポイントはラッセルを下がらせ出入りできないくらいの対応力を発揮すること。
かなぁ。
超絶スピードの天才ボクシングをどうやれば攻略できるのか、学ばせていただきたい。
その他、日本人にとってはメインの
亀海VSゲレロ
ゲレロは4階級制覇だっけ?格が違う大物だが、未だ何でそんなに実績を残せたのか不思議な選手だ。
スピードもパワーも突出したものは感じない。階級なりだが階級を上げてもパワーを堅持している。
パッキャオに似た適応力だ。
結果を出す、適応力がすさまじいとしかいえない。
亀海のアップセットの確率は低いとおもうが、距離をとって戦うと言ってるけど、距離をつぶした肉弾戦の方が相性がいいような気がする。ゲレロはアウトボクサーでロングが上手い。ガチャガチャやられると苦戦している印象がある。
カットでもすればかなり嫌がる展開だろう。
過去は過去だがガマリエル・ディアスに苦杯しオルランド・サリドに苦しめられダウト・ヨウダンにはカットし勢いに押されていた彼がホエル・カサマヨルに圧勝していたりする。
明らかにテクニシャンのアウトボクサーが本質で泥試合に弱いはず。
日本で突出したショルダーの使い手亀海、パンチを食わずグイグイ接近して自分のパンチだけ当てる。
彼をみたとき上手いけどファイターだとおもったものだ。ベタ足だし。
けれどゲレロは馬力あるベルトも倒しちゃってるしなぁ。
何と言われようと亀海がアジアでは突出した最高のウェルターだ。
この階級で夢をみれるのは彼だけだ。
ゲレロがやりにくい距離、展開に持ち込めれば勝機は十分あるとおもう。
その他
デボン・アレクサンダーVSヘスス・ソト・カラス
サバイバルマッチ。カラスはしぶといが王者級とは差をみせつけられている。
アレクサンダーはポイント取るのは確実だがグイグイ来られると嫌がって気持ちがきれる。
再び上昇するならキース・サーマン並みのインパクトでカラスを攻略しないと這い上がれないぞ。
某ヨーグルト君VSタイ人
テレビ中継もない前座だそうだ。
アメリカで誰がこんな試合を見たいというのだ。
映像が上がるかすら怪しいが、因果が含まれているのならヨーグルト君のユナニマス勝利。
ガチ本気試合ならタイ人がノックアウトで勝つだろう。
いずれにせよ、誰もが見れないであろう試合、まともな判断、評価に値しないだろう。