ついに事前記事を書かなかった。それだけ関心がないという事か。これは英国王座決定戦だ。経験と技術の幅があるミニカネロフランプトンが危なげなく勝つか、エンドレスファイターボクサーのウォーリントンの闘志が勝るか。
際どい判定だとミニカネロなフランプトンが有利な気がするがウォーリントンは判定型だ。はっきり差をつけなければ勝てない。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
ウォーリントン | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 116 |
フランプトン | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 10 | 112 |
朝早くてギリギリでしたが前座ではアッサン・エンダムがマーティン・マレーを下したり、クリストファー・ロサレスがチャーリー・エドワーズに負けたりしたそうです。残念だが、ロサレスは判定で勝てるほどの完成度ではなかったのだ。
1R
両者小柄であまり体格は変わらない。
様子見からウォーリントンがガンガン手をだし
捌ききれないフランプトンは右フックを食ってグラつく
ウォーリントンの仕掛ける打ち合いにフランプトンがやや巻き込まれて応戦している感じ
ウォーリントン10-9
2R
離れるとフランプトンの方がスキルがありそうで
打ち合いでもウォーリントンの隙にカウンターが当たりそうだが
まずはウォーリントンの闘志、覚悟が上回った初回。
KO率が低いから鍵は手数と積極性だろうな。
この回も離れてスキルをみせたいフランプトンだが
接近戦の打ち合いになるとウォーリントンの左右フックの嵐の前に
フランプトン打ち負けてフラフラしている。
フランプトンは顔に傷もつくり少し効いているのでは
ウォーリントン10-9
3R
クールなボクシングがしたいフランプトンだが
ガチャガチャ打ち合いになるとウォーリントンの方がいい。
ウォーリントンとしては勝機はそこだけなので
なるべく乱打戦に持ち込みたい。
この回は乱打戦がなくフランプトンが距離をキープした。
フランプトン10-9
4R
英国の採点は自分と違う可能性が高いな。
公平なんだろうか
フランプトンがパンチを食っており
ウォーリントンが強打者だったら危ないのは間違いない。
徐々に緻密な展開になっており、フランプトンのペースだが
終盤ロープにつめたウォーリントンの攻勢あり
ウォーリントン10-9
5R
離れてフランプトン
接近戦でウォーリントン
ウォーリントンは打ち合いしか活路がないが
今のところ打ち勝っている。
フランプトンは効いてるのか我慢してるのか
タフではある。
頭をつけた打ち合いになればウォーリントンが有利なのでは
パワー差はあるとおもうが
ウォーリントン10-9
6R
距離をとった静かな展開になるも
フランプトンは効果的なヒットはなく
やがて接近戦の打ち合いへ
ウォーリントンのラッシュが始まる。
フランプトンはブロッキングでほぼカバーしているが
この流れをみるとフランプトンはもう効いて疲れており
怖さが消えたのではないかな。
フランプトンに疲労が感じられる
ウォーリントン10-9
7R
僅差の積み重ねながら
流れはウォーリントンだろう。
ダメージも少なく元気。
ウォーリントンがそれに気づいてガンガンやれれば勝てる。
この回はやや静かで互角だったので、いつも採点有利な
フランプトンにしておく。
しかし勢いはない。
フランプトン10-9
8R
余力はウォーリントンにある。
しかし完全にペースを掴むまではできない。
フランプトンもきれいに勝つのを諦め、打ち合いを覚悟したようだ。
自ら打ち合いを仕掛けたフランプトンの方がやや優勢か
ウォーリントンも少し大人しくなった。
フランプトン10-9
9R
予想と違ったか、会場はややシーンとしている。
ウォーリントンは勝っているのに大人しくなってしまった。
ウォーリントンが大人しいとフランプトンが試合を創ろうとするが
ウォーリントンがガンガン来るとやっぱりフランプトンは劣勢になる。
ウォーリントンのやり方次第だ。
逃げ切れるとおもっているのかな。
ウォーリントン10-9
10R
やや判定を気にしてペースを調整しているようにみえる
ウォーリントン。
フランプトンは判定優遇で勝つ以外はもう倒す気でいかねばならない。
当然打ち合いに突入するも、どちらかに偏るほどの差はなし。
互いにボディが効いて苦しいのかもしれない。
ややウォーリントンの方が元気なのではないかな
フランプトンは崖っぷち。
ウォーリントン10-9
11R
判定に偏りがなければ、ウォーリントンが勝っているとおもうが
はっきりとした差はない。
それでいて両者勝負に出れない。
優劣を分けるほどの打ち合いにはならない。
もうこの回でフランプトンの技術が有利という事もない。手遅れ。
もういっぱいいっぱい。
ややウォーリントンが打ち勝った
ウォーリントン10-9
12R
いつも判定優遇されるフランプトンだが
この試合の内容で有利ということはないだろう。
序盤に技術差をみせることができず
ウォーリントンのラッシュに捕まったのが汚点だろう。
まさかここで負けるとは・・・という気持ちか。
ウォーリントンも序盤の勢いは影を潜めたが
打ち合いのしつこさで上回ったとおもう。
疲れた者同士の打ち合いという感じで会場のボルテージがあがるほどのものはなかった。
平凡なラストだったので、おまけで
フランプトン10-9
でもたぶんウォーリントンの試合だろう。
初回が一番エキサイティングだったかな。
116-113
116-112
116-112
ウォーリントン
フランプトンは少し勤続疲労があったかな。
技巧派になりたかったが、なりきれず、やや大人しいボクサーになってしまった。
王者の防衛でもアップセットだろう。
しかしウォーリントンというのは狙い目王者なんじゃないかな。
ランカーにもっと強いのがいくらでもいるとおもう。