昨日、勝負に出ないフェザー級王者勢の事を書きました。余計なひとことのせいで少し荒れてしまいましたが楽しませていただきました。ゲイVSゲイリー、サンタVSサンタ(年一)・・・まさしく両者が戦わずして何がしたいのかわかりません。
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ウォーリントンさんも試合が決まりました。
10月14日に地元リーズでフランスのソフィアーヌ・タコーチと3度目の防衛戦だそうです。
ウォーリントン
「集中しないと足元をすくわれる。タコーチにとっては最大のチャンスだし俺はこのあともっと大きな試合を控えている。バルデスとの統一戦がしたかったが階級をあげてしまった。サンタクルスに対戦をアピールしても興味ないようだしね。そうなるとタコーチが最上位のランカーだからね。」
カール・フランプトン
「怪我をした自分に腹が立つ。もうチューンナップ戦などやりたくない。時間の無駄だ。早くビッグファイトがやりたい。フェザー級でもスーパーフェザー級でもオファーがあれば次は世界戦だ。」
最初からそのつもりか。ラッセルさんもサンタクルスもフランプトンなら歓迎かもしれません。しかしジャメル・ヘリングVSラモン・ローチの勝者が濃厚か・・・バルデスもフランプトンも体格的にはスーパーバンタム程度な気がするけども・・・
そして、おなじみの面々それぞれの事情に振り回され、すっとばして、このような王者決定戦が行われそうです。
シャクール・スティーブンソンVSジョエト・ゴンサレス
シャクール・スティーブンソン
12勝7KO
お馴染みのリオ五輪銀メダルからのフェザー級で一番かもしれないプロスペクト。ファンの支持も高い王者候補だ。日本人と戦ったクリストファー・ディアスやアルベルト・ゲバラを涼しく一方的に破っています。まだ22歳で身長173センチ、ボブ・アラムは将来的にはウェルター級も狙える逸材とべた褒めしていますが、今は線が細くパワーレスなのが気になるところ。しかし彼がすごいのはディフェンスで、先がみえるかのごとき反応でパンチを食いません。そこがメイウェザーのようでもある。
ジョエト・ゴンサレス
23勝14KO
ゴールデンボーイプロモーションの25歳の無敗プロスペクト。米国トップアマだったようでそのキャリアにはゲルボンタ・デービスに勝った過去もあった。負けたこともある。優男風な見た目なのでプロ向きでないのかなと感じていたが、ここまで全勝で勝負の時を迎えそうだ。発言が潔く、「無敗記録なんて気にしてない。そんな事のためにボクシングをしている訳じゃない。常にチャレンジ、それこそボクシングだ。だから相手は周辺階級含めて王者なら誰でもいい」と言っていた。その通りだ。
ゴンサレス
「やっと俺の時間が来たようだ。アマでもプロでも十分やってきた。前戦で示すことができたとおもう。シャクールが俺の道にいるというのならノックアウトして道を切り開くまでだ。試合の実現を楽しみにしている。バルデスの事は同じチームにいた事もあるからよく知っている。彼の後に続くよ。」
https://www.youtube.com/watch?v=578d7Otd6X0
それでも、天才を感じるのはスティーブンソンで、クリストファー・ディアス戦のような塩漬け完封試合が予想されるが、フェザー級の新たな動きは大歓迎です。リオ五輪組最初の世界王者誕生となるでしょうか?