
震災から無気力になってしまいました。
この試合はすごい打ち合い、大熱狂の内容であったとおもいます。
http://box-p4p.com/tube/hernan-tyson-marquez-vs-luis-el-nica-concepcion.html
ルイス・コンセプションは身体能力とパワーが突出しておりポンサクレックの実績をおさえて今のフライ級で最強、正規王者もスルーして逃げるほどの存在でしたがその正規王座は長持ちしませんでした。
対するマルケスはなんでタイソンなのかわかりませんが高いKO率を持った正統派のメキシカンらしいサウスポー。ボクシングはきれいですがどこかウンベルト・ゴンザレスに似ている印象を持ちました。
試合は序盤からコンセプションが自信満々にマルケスを倒しにいきます。プレッシャーをかけてマルケスを追い詰めていきます。マルケスはフットワークを駆使するもその圧力にやや押されはじかれるようにダウン・・・
しかしこのダウンから試合の流れは変わっていきました。
同じプレッシャーでマルケスを仕留めたいコンセプションと、開き直って打ち合いに挑んだマルケス。先手を仕掛けるのはいつもコンセプションですが相打ち、あるいはカウンターでより効果的なパンチをおかえしするマルケスという展開になってきました。
ノニト・ドネアに完敗したマルケスでしたが体が小さく距離をつめてくるコンセプションには自身のテクニックもパンチもかみ合ってうまく通じたようです。
こういう自信満々、迫力で迫る王者を返り討ちする挑戦者というアップセットはよくあり、どこかウンベルト・ゴンザレスVSローランド・パスクアのようでありました。
マルケスはお見事でした。
負けたコンセプションは攻撃一辺倒の戦略がはずれ、身体能力は高いがボクシングの幅は狭いことを露呈しました。しかしやはりタフだし勇気あるし面白い試合するし・・・王者に復活するだろうとはおもいます。大いに勉強になった反省すべき試合かもしれません。