今度、プエルトリコで原隆二VSアンヘル・アコスタが決まったとどこかで読んだ。金のホープ以外はアウェーで不利な試合を組む日本のジムの体質が浮き彫り。チャンスを作っただけで偉大ともいえる。
勝利は全KOのアコスタ、原の勝機はKOしかない。しかし本当の世界挑戦といえる。頑張って欲しい。
そのWBOのアイドル、アコスタに唯一黒星をつけた田中の再起戦、3月31日にこの相手でアナウンスされている。
最初、フィリピンの国旗っぽいトランクスを履いているので、逆の選手と勘違いした。こっちのインドネシア選手の方がパワフルで積極的で、バルドラドは守勢を余儀なくされているが、よく見て、ガードが固く、ボディを軸に緻密なファイトをしての逆転。
Ronnie Baldonado
10勝7KO1分
21歳
これは、日本初登場、日本には来ない系、フィリピンの筋のいい部類の若手ボクサーだろう。
骨のあるフライ級テストマッチだ。
これをKOするのは結構難しいとおもわれる。
田中の場合、難敵アコスタを退け、田口との統一戦のステップに、TV向けに選んだとおもわれるパランポンに大苦戦したり、当の田口はメリンド戦で名をあげたり、やってよかったのか、今はやらないで正解だったのかもわからぬし、フライ級でもイケるのかどうかもわからない。
タイ人の強打にあれだけ両目が腫れるのは減量の影響もあるだろう。少しは楽になるこの階級で力を存分に発揮することを願う。
今でもやはり、見た感じの格付けでは
井上尚弥に次いで2番手である。
そして、海外デビューは望めずとも、強敵と強気なマッチメイクの姿勢は好感が持てる。
ちゃんと強豪に向かっていくので負ける日も来るかもしれないが、彼は世界に誇れる強い王者になるだろう。