
もう確実にスケジュールを追い切れてないですが、今年の試合予定を妄想し占う。
7月12日
シャクール・スティーブンソンVSウィリアム・セペダ
究極のディフェンスマスターとエンドレスファイターのスタイルマッチ。セペダがテヴィン・ファーマーに大苦戦したことから、上位互換のシャクール超えは厳しいと言わざるをえないが、セペダほど技術と手数が融合した選手はいないので、シャクールにとっても腕試しとなる。これを涼しく攻略しちゃうなら、もうタンクやアンディ・クルスとやって欲しい。ライト級にはアブドゥラ・メイソンとかフロイド・スコフィールドとか次世代も台頭している。
アルバート・プエジョVSサブリエル・マティアス
平岡アンディの上位互換のようなアルバート・プエジョと歩く鉄拳マティアスの南米対決。米国でない世界トップの戦いは激熱だ。プエジョは強いが接戦が多い。マティアスは勝つにはKOが必要だろう。
デビッド・モレルVSイマム・カタエフ
デビッド・ベナビデスにパワー負けしたが、実力は示したモレルの再起は10戦10勝9KO、東京五輪銅メダル(ベンジャミン・ウィテカーに敗れる)まるでアルツール・ベテルビエフの後継者のような風貌とフィジカルですが、出身もチェチェンで同じらしい。スピードスターと重戦車の戦い。カタエフがカネロやベナビデスを凌駕するほどの重戦車ならひょっとする。
7月19日
オレクサンドル・ウシクVSダニエル・デュボア
再戦、初戦はウシクが逆転KOしたが、ボディでダウン(ローブロー裁定)があり、あれを反則とするかしないかは時の運ともいえた。フューリー、ワイルダー、ジョシュア3強の頃より次世代も通用すると言い続けてきたが、やっぱり通用した。デュボアこそヘビー級のパワーを備えた男だが、痛いとへたれることがある。ウシクがP4Pナンバーワンなのだが、高齢だし試合はほぼ判定でヘビー級王者としての限界も感じる。KO決着を望む。
ジェシー・ロドリゲスVSプメレレ・カフ
王者同士の統一戦だが実績と評価が違う。カフは田中相手に一発で世界を獲った筋のいいアフリカンだが、今にしておもえばあの時の田中は既に満身創痍、目に異常ありだったのだな。ロドリゲスがすべてで上回るとみる。カフにしてみれば、ボーナスステージだ。
8月16日
ガーボンタ・デービスVSラモン・ローチ
タンクよもやの引き分け(負けに等しい)からの再戦。実力はタンクが大きく上回るとおもうがKO型なだけにそれがはまらないと空回りする。P4Pナンバーワンレベルの勢いと凄みがある選手だが、少しの気の緩み、調整次第で一気に転げ落ちてしまう危うさを秘めている。ローチは最高のコンディションで臨むだろう。
9月13日
カネロ・アルバレスVSテレンス・クロフォード
これが今年最大のビッグマッチだろう。
互いにやや旬を過ぎたかな、特にクロフォードは試合が少ないので現状が把握しづらい。年齢、相手的には最後の試合になるかもしれない。
謎のフィジカル、超頑丈で剛腕なカネロだが、最近は空転続きで判定ばかり、クロフォードはピンポイントでKOを量産しているが、決してフィジカルファイターではなくテクニシャン、2階級アップでカネロを倒すのは厳しいだろう。
最大のビッグマッチにして凡戦に終わる可能性を秘めたスタイルマッチといえる。
9月14日
井上尚弥VSムロジョン・アフマダリエフ
たぶん、カネロ戦と同じ日。昼にカネロで夜井上。
Sバンタム最後の強敵、ラスボス感の強いアフマダリエフの人生最高到達点となる。究極の仕上げで来るだろう。ここ数戦、パワー型の相手にダウンを喫している井上だが、試合自体は相変わらず支配的だ。カネロVSクロフォードと違って間違いなくエキサイティングな内容になるだろう。
冷静沈着に試合を組み立てることにより井上がアフマダリエフを無慈悲にノックアウトすると考えているが、興奮しすぎるとダウン癖がまだ残ってしまうかもしれない。井上が苦戦するようだとそろそろ年齢的にピークアウトなのかなと考えてしまうが、そんな心配を振り払って圧倒しさらに進化した姿をみせて欲しい。
さあ、行こう、VSファン・カルロス・パヤノ戦の再現だ。
ブライアン・ノーマンJrVSデビン・ヘイニー
いつかは忘れましたが決まったそうです。
佐々木尽との試合で日本人の度肝を抜いたノーマンですが、相手は強敵です。格上かもしれません。ディフェンシブで相手の良さを消す、判定職人のヘイニーがここでも真価を発揮して睡眠ファイトに引きずりこむのであればノーマンが終始空回りして終わる可能性もある。佐々木を倒したような豪快な左フックはヘイニーには当たらないだろう。
もちろん、観てて楽しいノーマンを応援しているが・・・
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