シャクール・スティーブンソン26歳、全勝の3階級王者が突如引退表明しましたが、私がよく見る海外のメディアでは大きく取り上げられていないのはテオフィモ・ロペスと同じくすぐに撤回するだろうからでしょうか。
どえらくやりにくく、勝ちにくい選手なので対戦相手がいない。ライト級に魅力的な選手はたくさんいますが誰もシャクールを相手にしないのも一理あります。だからこそ日本の吉野が挑みましたが、もっと上位にいるウィリアム・セペダなんか29勝25KOまできてまだ次にマキシ・ヒューズという選手と試合をするそうです。おいおい、もう勝負の時だろとおもいますが、王者が強すぎるのでしょう。
ちなみに今ライト級は、デビン・ヘイニーが返上したせいで
WBA シャクール・スティーブンソン
WBC ガーボンタ・デービス
でIBFとWBOは空位です。
この空位を狙ったランカーが枚挙してくるだろう。
そんなWBOで対戦指令が出ました。
エマニュエル・ナバレッテVSデニス・ベリンチク
ナバレッテはこれで4階級目。かつては井上尚弥のライバルと言われた時期もありましたが、どんどん階級を上げていきました。体格の利がなくなりダウンしたり、前戦のロブソン・コンセイサン戦は引き分けで再戦の運びではなかったか?シャクールとの試合の話もありました。しかしライト級の王座をかけた指令ならばこちらを優先するかもしれません。
対するデニス・ベリンチクにとっては念願の、そして恐らく最初で最後のチャンスでしょう。
チーム、ウクライナ、ロマチェンコの仲間でロンドンではライトウェルター級で銀メダルを獲得しました。奥さんはロマチェンコの妹だとかいう噂・・・ウクライナから出ずに18勝9KOという少ないキャリアを築いてきた彼は日本の荒川仁人最後の対戦相手でもありました。
鄒市明
ロベイシ・ラミレス
清水聡
ルーク・キャンベル
ワシル・ロマチェンコ
村田諒太
オレクサンドル・ウシク
アンソニー・ジョシュア
の時代です。
小さなファイター寄りの選手だが、ずっとライト級でやってきたので、フィジカルでナバレッテに大きく劣ることはないだろう。
決まればなかなか興味深い試合となりそうです。
ライト級はよく知らないプロスペクトも含め、今全階級屈指の激戦区ですが、王者に次のスケジュールはなく混迷しています。
ロマチェンコVSカンボソスはタイトルマッチなんだっけ?
シャクールは本当に消えてしまうのでしょうか?
なんかメンタル傷ついた?
後進の指導にあたると言ってるんで自分より強い後輩にボコボコにされた?
ビッグマッチへの駆け引き?
よくわからんです。