ファン・マヌエル・マルケス

NABO北米フェザー級王者
NABO北米フェザー級王者
NABF北米フェザー級王者
USBA全米フェザー級王者
第17代IBF世界フェザー級王者
WBA世界フェザー級王者
WBA世界フェザー級UF王者/UNIFIED CHAMPION
暫定~第14代WBO世界フェザー級王者
第27代WBC世界S・フェザー級王者
WBA世界ライト級スーパー王者
第11代WBO世界ライト級王者
ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)
Juan Manuel Marquez
56戦50勝(37KO)5敗1分

明日年間最高試合ともいわれたファン・ディアスとの再戦を控えるマルケス。
自分と同じ年のメキシコが誇るベテラン王者だ。

無冠の帝王と呼ばれ同時期活躍したマルコ・アントニオ・バレラやエリック・モラレスに遅れをとったが結局一番息の長い現役生活を送っている。

ナチョ・ベリスタインの申し子のような丹精なボクシングスタイルからはリカルド・ロペスの面影も残す。ストレート、フック、アッパー、全てが美しい軌道を描き芸術度の高いボクシング。

パッキャオとの2戦はインパクトでひけをとっただけで決して負けていない内容だった。
一発パンチでダウンは屈したが技術では凌駕していた。
間違いなく近年のパッキャオを一番苦しめたボクサーだろう。
メイウェザーとのドリームマッチはウェルター級、しかもメイウェザーは体重超過という不運があった。

P4Pに数えてもおかしくない完璧な選手だ。

マルケスで個人的に印象深いのは初の世界戦、フレディ・ノーウッドとの試合だ。
プッシングをダウンにさせられ、逆に奪ったダウンはカウントされず気の毒な敗戦となったが王者になるのは間違いないと予感させた。

ボクサーの宝庫メキシコからはどんどん新鋭が出てくるがマルケスほど完成度が高く美しい選手はそうはいない。
歴代でも3本の指に入るのではないだろうか。

(1位:ロペス 2位チャベス 超好み・・・)

明日の試合は激しいものとなるだろう。初戦のように、あるいはそれ以上きれいに勝ちきれるだろうか。

職人マルケスの残り少ないボクサー人生を応援しつつ見届けたい。

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