急遽決まった世界戦、ミドル級といえば挑戦すら難しい階級なので1%の可能性に掛けた淵上でしたが、想定される最悪の結果となってしまいました。
ゴロフキンはまだ無名の王者ですが元トップアマでアンドレ・ディレルやルシアン・ビュテにも勝っている実績を持つ大物です。
スタイルはオーソドックスなファイターボクサーでパワー型、けれどすごいスピードやテクニックというよりは自身も被弾しつつパワーファイトで相手をねじふせるタイプ。
そんな王者に対し淵上の戦術は間違っていたように見えました。
ガードを下げ、軽く伸ばす右ジャブを多用しながら距離をとりアウトボクシングに活路を見出そうとしているようにみえますが相手はアマチュア世界選手権も制した男です。技術で対抗できる器ではありませんでした。
逆にガードを固めて相打ち、一発逆転のパンチに賭けた方が可能性があったような気がします。
屈強で頑丈そうではありますがゴロフキンが結構スピードなく被弾するタイプなのでよけい悔やまれます。
対戦少ないでしょうが対ロシア(カザフなど含む)で日本は全敗じゃないでしょうか?
一矢報いる日がいつか来ることを願います。
マニア的には完全に日本の重量級はまだアマチュアの方がレベルが高い、ミドル級で世界で通用するのは石田とアマチュアの村田だけだとおもってます。
村田はこういうゴロフキン的なライバル相手に勝ち抜いてきてますから。
残念な結果でしたが実力も上の相手に戦術も過ち、ミスマッチといえるほどの内容となってしまいました。
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