ゲンナジー・ゴロフキンVS淵上誠

急遽決まった世界戦、ミドル級といえば挑戦すら難しい階級なので1%の可能性に掛けた淵上でしたが、想定される最悪の結果となってしまいました。

ゴロフキンはまだ無名の王者ですが元トップアマでアンドレ・ディレルやルシアン・ビュテにも勝っている実績を持つ大物です。
スタイルはオーソドックスなファイターボクサーでパワー型、けれどすごいスピードやテクニックというよりは自身も被弾しつつパワーファイトで相手をねじふせるタイプ。

そんな王者に対し淵上の戦術は間違っていたように見えました。
ガードを下げ、軽く伸ばす右ジャブを多用しながら距離をとりアウトボクシングに活路を見出そうとしているようにみえますが相手はアマチュア世界選手権も制した男です。技術で対抗できる器ではありませんでした。

逆にガードを固めて相打ち、一発逆転のパンチに賭けた方が可能性があったような気がします。
屈強で頑丈そうではありますがゴロフキンが結構スピードなく被弾するタイプなのでよけい悔やまれます。

対戦少ないでしょうが対ロシア(カザフなど含む)で日本は全敗じゃないでしょうか?
一矢報いる日がいつか来ることを願います。

マニア的には完全に日本の重量級はまだアマチュアの方がレベルが高い、ミドル級で世界で通用するのは石田とアマチュアの村田だけだとおもってます。

村田はこういうゴロフキン的なライバル相手に勝ち抜いてきてますから。

残念な結果でしたが実力も上の相手に戦術も過ち、ミスマッチといえるほどの内容となってしまいました。

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コメント一覧
  1. ま、日本王者の状況で向こうからお呼びかかったら挑戦しますわね。
    淵上の挑戦に異論はないです。

    ただ、相手の戦力判断を誤ったのか、はるばる遠征したのにあの戦い方&結果だと空しさが残りますね。

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  2. >ましてやミドル級で間違ってでもチャンピオンになれば人生変わりますからね。
    >サラリーマンである必要もなくなります。

    80年代に統一王者のハグラーにでも勝てば人生は激変するかもしれないけど、
    現在のボクシングで「間違って」ミドル級王者になったくらいでもあまり人生に大きな
    影響は無いと思いますよ。

    ミドル級王者の竹原は現役引退後、生活の為に高校生に混じって日焼けサロンで
    バイトする不遇な状態でした。
    元世界王者と知られた後の方が恥ずかしくて辛かったし、そもそも最初は元世界王者
    だという事すら同僚達は知らなかったそうです。

    ゴロフキンだって、今回の試合で会場はかなり酷い客入りで、前の防衛戦では
    クリチコの前座で試合をするはずが、クリチコの都合で流れて、ドイツのホテルの
    会議室かなんかで試合をやっていました。
    決して現状で富や名声に恵まれている状態では無く、夏に予定されている
    シュトルムとの統一戦などのビッグマッチで繰り返す事で、これから手に入れていく
    立場でしょう。

    きちんとした会社に勤めていて、会社もボクサーとしての活動に融通を利かせてくれている。
    こんな恵まれた状態を捨てる必要はどこにも無いと思います。

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  3. 挑戦した姿勢をたたえたいです。挑戦しないことにはチャンピオンになれませんから。宝くじも1枚でも買えば金持ちになるチャンスはありますが、買わなければ絶対に金持ちになれません。ましてやミドル級で間違ってでもチャンピオンになれば人生変わりますからね。サラリーマンである必要もなくなります。

    この経験を活かしてほしいです。

    挑戦せずチャンピオンになった人もいますが。。。

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  4. サウスポーのノーガードからの右ジャブが序盤からほぼ完全に
    見切られているという時点で、もう試合の組み立てようが無かった気が……。

    あと出来る事と言えば、ラッキーパンチに全てを賭ける特攻玉砕戦法とか、
    反則スレスレの攻撃を連発して、ゴロフキンが怒って反則気味のパンチを打って
    来たら狸寝入りして反則負けを期待する「佐々木基樹+ルイス・サンタナ」作戦
    くらいでしょうか。

    同じ土俵で試合をするのが無茶なくらいの実力差で、レフェリーが福地勇治
    みたいなおかしな人だったら、リング禍が起こりかねない試合だったと思います。

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  5. peanutさん

    棄権するほどではないとおもいますしレフリーも適切でしたが・・・
    初回から王者のスタイルやパワーを察してガード上げるなり作戦変えて欲しかったですね。
    玉砕覚悟の見せ場もなく終わってしまいました。

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  6. 2回終了時に棄権すべきじゃないでしょうか。
    リング禍にならずによかったと思えるほど実力差があるように思います。
    陣営は何を考えているのでしょうか、実力、戦略、その他もろもろ。

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  7. box さん

    スタイルなんでしょうがゴロフキンの方がプロらしいファイター、淵上の方が技術派のアウトボクサー。
    そんな風にみえましたね。
    それじゃ話になりませんよね、このレベルでは。
    一発入れば効いちゃうクラスなんで勝機を見出すスタイルを考え直してもらいたいですね。

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  8. 正直に言うとスパーリングみたいな試合でした。
    パンチをもらって効いているのにガードをかためないところ。
    両手を下げるなら一定のリズムでいることはよくないです。
    オープンガードで有名なのはジュニアウィッターやセルジオマルチやナジームハメドやらがいますが、彼らは世界レベルの相手にパンチを当てる技術をもっています。共通なのはリズムが読めないというのが一番だとおもいます。
    ゴロフキンは意外にパンチをもらってくれるのでリズムを一定にせず変化をつけてやればパンチを当てることくらいはできたかもしれません。
    いろいろとミスが多すぎな気がします。
    実力、戦略、その他もろもろ。世界に打って出たならこれを気に大幅なスタイル変更をしたほうがいいような気もします。

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  9. ブリブリボクシングファンさん

    初回から被弾してたんでガードを上げて欲しかったです。

    アマチュアはルールが変わってファイタースタイルの村田が通用してきました。
    プロ向きファイトでとても魅力的ですが一度引退したこともあるしアマ選手は五輪優先でその後は指導者とか公務員的な道もあるようなのでプロと断絶してるような気がします。

    内山のような例は稀有でほとんどが高校生上がりですからね、プロは。

    村田だけこういう屈強な世界で活躍してますよね。
    プロ日本王者より断然強くみえます。

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  10. 村田をプロで見たいですね~!
    本人はその気ないんでしょうが・・・・。
    連投すいません。

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  11. ゴロフキンの調整試合みたいになっちゃいましたが、
    淵上の挑戦を否定はできないし、
    大怪我しなかっただけよかったです。

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