ゴロフキンはジェイコブスやカネロに対しボディを打てなかったのか打たなかったのか、デレビヤンチェンコの言う通り、彼はゴロフキンよりもスマートにジェイコブスを攻略できるのだろうか
元トップアマチュアでありウクライナの五輪代表、セルゲイ・デレビヤンチェンコは2017年3月にダニエル・ジェイコブスと12ラウンドの判定試合をした元統一ミドル級王者のゲナディ・ゴロフキンよりも自分がスマートに戦うことができると信じている。
ジェイコブスとデレビヤンチェンコは元々ジムメイト、スパーリングパートナーであり、どちらもアンドレ・ロジールによってトレーニングされてきた。この試合ではロジールはジェイコブスにつき、デレビヤンチェンコにはトレーナー助手のゲイリー・スタークJrがつく。
デレビヤンチェンコはこの試合に備え、ジェイコブスの最新の試合を研究した。
デレビヤンチェンコ
「ダニーはゴロフキンに対して素晴らしい試合をしたけど、4ラウンドのダウンが判定に影響したね。アリアスとスレッキとの試合では、私なら彼らをストップできるとおもった。しかし、ダニーはアリアスやスレッキの時より、今回の試合に真剣に備えてくるだろう。タフな試合になることがわかっているからだ。全力で奪いにいかなければならない。負けるわけにはいかない。」具体的には、ジェイコブスとゴロフキンの試合を徹底的に見直した。
デレビヤンチェンコ
「この試合を見直したけど、私とゴロフキンのスタイルは違う。私はゴロフキンよりもスマートに戦える。ゴロフキンはダニーや多くのアウトボクサーにに対してミステイクをしている。彼はヘッドハンターになっている。良いボディパンチャーなのによくわからないね。ゴロフキンはダニーに対していい私がやるようにはボディを打たなかった。この階級の誰に対しても戦う覚悟があるが、誰よりもまずはダニーに打ち勝たねばならない。」
前評判通りにデレビヤンチェンコは強いのか
ボディを交えてジェイコブスを完全攻略できるのか
過去、ジェイコブスが完敗した
この試合の再現を期待しているが、今のところデレビヤンチェンコがゴロフキンやピログほど強いという印象もない。それでも村田が屈しブラントが出てきたように、ミドル級の新しい風となってくれることを期待して見届けよう。