復讐(リベンジ)の椅子取りゲーム/ロブ・ブラントVS村田諒太

戦国、エリート、タレント豊富などと言われるミドル級だが、そんな事はない。カネロをキングに同じメンツで椅子取りゲームをしているだけである。そのゲームの輪に新人、外様はなかなか入れない。

ゴロフキンには時間がない、村田諒太に残された時間もチャンスもこれが最後かもしれない。誰がこの中間(ミドル級)管理職の硬直化した状況を打破してくれるのだろうか・・・
ロブ・ブラントよりは村田に期待したい。ゴロフキンと戦うための道のりだったのであれば・・・

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ロブ・ブラントは7月12日、WBAミドル級王座の防衛戦で前王者村田諒太と再戦する。大阪で行われるこの試合は村田にホームアドバンテージがある。

ミドル級はWBA(スーパー)/WBC(フランチャイズ)/IBF王者のカネロ・アルバレス、元統一王者のゲナディ・ゴロフキン、WBO王者、デメトリアス・アンドラーデ、WBC(レギュラー)王者のジャモール・チャーロなどタレントが豊富だ。

ブラントはピークは過ぎても、ゲナディ・ゴロフキンはとても危険なファイターだと認識している。

ブラント

「問題はゴロフキンに勝てないことではなく戦えないことです。スティーブ・ロールズは無名の実力者でゴロフキンにパンチを当てることはできてた。だけどゴロフキンにはパワーがあるからそれを食わないようにするのは難しい。確かに少しは衰えてるかもしれないけどあのパワーはいつでも危険だ。パワーこそ彼の代名詞だ。ゴロフキンのパンチは一撃でもまともにもらったらそれで試合が終わってしまう。まだ何年か彼には試合が残されている。彼はカネロとの3戦目を狙ってるのはよくわかるけど残された時間は少ない。今すぐビッグファイトをすべきだろう。」

ゴロフキンがロールズを下して再起する前に、カネロはダニエル・ジェイコブスを下しIBF王座を獲得した。ブラントはこの試合に感銘を受けた。

ブラント
「カネロはが少しだけ優勢でジェイコブスが劣ってたと思う。多分ジェイコブスはスーパーミドル級に行くのがベストなんじゃないかな。ジェイコブスのことは好きだしよく試合を見てたけどカネロには負けだね。いい試合だったけどあれでカネロがミドル級のトップだと証明したね。

もちろんあの2人との試合は村田に勝たないと始まらない。

もしやれるならカネロとやりたい。アンドラーデでもいい。ジャーメイン・テイラー以来の4団体統一王者になりたいと思っているんだ。それが王者としての責任だってね。」

日本からの情報は大手メディアに任せて、海外からですとロブ・ブラントの考え、野望といったものしかありませんでした。

最近、レジェンドシリーズでビッグ4(ハグラー・レナード・デュラン・ハーンズ)や裏ミドル(マッカラム・ジャクソン・カランベイ・グラハム・マクラーレン・ベン・ユーバンク・コリンズ・トニー・ジョーンズJr)

などの時代を振り返ってきましたが、懐古趣味ではないがどうもあの時代に比べ物足りないのは、メンツが弱いだけでなく、正々堂々、ガチンコの名勝負が少ないせいであろう。彼らは本当にエリートなのか、エリート同士で争っていないし邪魔な相手も新勢力も遮断している。尊敬するゴロフキンにしてもキャリア最大の敵はジェイコブスかカネロだけで終わるのかもしれない。

この構造が崩れるまで、しっかりと見届けなければならない。

村田諒太にほんのわずかでもその爪痕を残して欲しいと願い、今日のリベンジを期待する。

世論は知らないが、ボクシングファンにはこのように予想されている試合だ。
失うものは何もない。ただただリベンジして欲しい。

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