ミニマムなんていらないと言わせない/小浦翼VS田中教仁

カルロス・クアドラスが世界ランキングから消えたそうです。WBCのドーピング検査を拒否したからだそうです。WBC、ダブルスタンダード。これから稼ぐネリやカネロは全力で守っても、連敗で価値を落としたクアドラスはもういらないという事か・・・

日本もネリと比嘉でダブルスタンダードを発動させるのかもしれません。

クアドラスは結果が出なかったが、体質なのか、背中のシミが目だっていた。いつもなら驚かないけど、目立ったり、目立たなかったりでなんかヘンテコリンでしたよ。

さて、話題変わって、昨晩は観戦仲間のチャベス氏と共に小浦翼VS田中教仁という地味な試合を観に行きました。前座には和氣が出てました。

小浦翼VS田中教仁

小浦は後援ジムの秘蔵っ子、階級的にリッキーより世界に近いと言われている選手です。日本を獲らずに東洋とか、指摘されるところはあるかもしれませんが、リッキー同様、弱小ジムに関わらずコツコツと試合を組む姿勢はなかなかです。メインの主役なのにいつも相手の方が応援が多いという小さなジムの宿命も・・・今日で13勝9KO いつでも世界戦がしたいけど焦っていない。全ての団体で1位になってからでもいいと言ってます。

田中教仁という選手を知らず、目立つ戦績でもないですが、やってきた相手がすごい。

堀川

田口
八重樫
国重

等々、そしてやはりしぶとい強さを持ったベテランでした。

初回、スピードとジャブで牽制する小浦の打ち終わりに合わせて、頭と手が同時に出るような変則で田中が有効打を当てていきます。小浦は接近戦時のガードが甘く、ガチャガチャやられると危険な被弾をしてしまう。

それでも、センスに勝る小浦のアッパーが効いてふらつく田中に仕留めのラッシュを仕掛ける小浦、そこに田中のカウンター、小浦ダウン。

ミニマムとおもえぬ、初回からアクション満載です。

4回まではスピード優位でジャブを当てる小浦と、打ち終わり、相打ち型の田中でペース争いが続きますが、有効打は田中、途中採点も田中を支持していました。しかし5回、ずっと狙っていた小浦の右ストレートがクリーンヒットすると、効いた田中に怒涛のラッシュで崩れ落ち、レフリーストップになりました。

小浦は教科書的に巧いし速いしキレもあるので、タイ人に蹴散らされる日本人非力テクニシャンもどきとはモノが違うと期待している選手ですが、この試合で多くの課題が見えました。やはり全体的にガードが低く顔面に危険な被弾をします。脚はあるが、正面で打ち合う事が多くサイドの動きは実戦ではみられない。ジャブからのワンツースリーボクシングで意外性がない。運動神経上位だが、ジャブからの右狙いなのがバレバレ・・・など

それでも、見せ場を作りきれいに逆転できるところ
チャンスでの鋭さは天才の輝きがあるところ

など、技術とフィジカルを磨けばきっと強い世界王者になれるとおもいます。
田中もいい試合っぷりでした。

和氣VSフィリピン人

小原が負けたフィリピン人を期待したが、和氣の相手はパワーレスでした。和氣がスキルもパワーも上回り、フィリピン人もまだ元気でしたが、カットしてドクターストップになりました。

とても人気者らしいので批判したら怒られるかもしれませんが

プレスの強い相手でもないのに下がりながら戦う和氣のスタイル
グスマン戦に負けて以降、対策、払拭するような相手と一度も戦ってないスタンス

そして変わらぬボクシング

個人的には世界は無理という印象です。
テクニシャンにもパンチャーにも見えません。

久我とやるのかどうかは

「やりたくないけどやれと言われればやります」

というニュアンスでした。

強いていえばこの試合はフェザー級契約でしたが、
和氣は体格がいいなぁ。岩佐より大きいのかな?

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