メキシコにて統一戦
本来王者は一人でいいので統一戦は歓迎だが、両者特に実績はない。
ロドリゲスに至っては王者になってはじめての試合。
どちらも階級で抜けた実力者ではないとおもう。
で、冷静な予想だとロドリゲスの方が強そうだ。
ホームタウンデシジョンも相当ありそうだ。
この21歳のメキシコ人は大した強豪ともやってなく13戦目でいきなりロマン・ゴンザレスとやっている。
よほどの天才君なのかロマゴンは慢性的に相手がいないからか。
スイッチしたり手数もスキルもある筋のいい選手だが、ロマゴン相手だと迫力が違い、終始プレッシャーをかけられての完敗。
本来プレッシャーをかけるタイプの選手だが歯が立たなかった。
しかしダウンはしていない。
この選手は好戦的なファイターボクサーで真向勝負してくるタイプ。スイッチも器用に(無駄に)こなす。
メキシカンらしくスピード重視よりはパンチを打ち抜くタイプだ。
対する高山はとにかくハイテンポ。相手を休ませない手数で嫌気を起こすタイプだ。
高山の10発より相手の1発の方が強く、危険なタイミングで入るのでヒヤヒヤではあるが
ハイテンポで相手を追いかけまくっている時がこの人のペースだ。
筋の良さ、ロマゴンとは比較にならないがパンチの強さではロドリゲスが上だが
強敵との試合。キャリアは高山の方がずっとある。
ロドリゲスの動き、パターンを読むことができれば高山が判定でシャットアウトできるだろう。
ただし王者後の防衛戦のどの相手よりも手強く、ガマン強くパワーもある若いロドリゲスに押されるような気がしてならない。
ハイレベルな統一戦とはおもってないし歓迎もしてないが
苦労人の高山にはキャリアの違いで若いロドリゲスを翻弄して欲しい。
ボクシングの奥深さを見せて欲しい。
やはり懸念通り負けてしましました。
しかし高山のよさが発揮されたベストな試合のひとつではないでしょうか?
互角以上の手数、アグレッシブだったとおもいますが、パワー差が顕著。
どの試合もそれは共通しており、この差を埋めて勝つにはもっと打たせず打つだけのテクニックが必要です。
高山は手数多く前に出ていくが必ず打ち返されてしまいます。
とにかく、今はしばし休養を。