高山VS加納
歓迎できる世界戦ではないので簡単に触れる。
これがノンタイトルや東洋レベルの試合だったらいい試合といえようが
世界戦とは・・・
高山勝成
30勝12KO8敗
次が39戦目の大ベテランだ。
ベルトだけはたくさん巻いたがたいした防衛はしていない。
新井田戦の不満から一時日本を離れ海外各地を転戦し茨の道を歩んできたのは逞しいとおもう。
けれど誰と戦ったかはたしかに重要だが、トップでいられる実績ではないはずだ。
ロマゴンとやった、ジョイとやった、名のある選手には全部負けた。
諦めず、マリオ・ロドリゲスから敵地でタイトルを奪った、ロドリゲスは19勝11敗のまぐれ王者だ。
フランシスコ・ロドリゲスJrと年間最優秀ものの試合をした、ロドリゲスJrは名王者でもなんでもなかった。
日本に戻り、国内で試合を続けた。日本の2流どころにいつも大苦戦。
キャリアはすごいが結果を残していないじゃないか。
昨年、タイトルを失った、ホセ・アルグメドもとても王者の器ではなく早くも試合枯れ。
次が決まったらしいがタイトルマッチにふさわしい相手じゃない。
彼の勝利で一番偉大だと感じたのは最近の原戦だ。
原のポテンシャルに苦戦、流血はしたが、キャリアで貫録をみせた。
けれど原もまだ世界で何者でもない選手だ。
高山の特徴はとにかくパワーレス
スタミナと手数、運動量で動きまくり、12ラウンド判定で相手の根気を削ぐ。
最近は特に自身のスタイルと古傷で流血、負傷判定ばかりが続いている。
相手のスタイルや反則のせいではなく高山自身の戦い方が流血を招くのだ。
高山の折れない心や現役を続ける執念には敬意を表す。
けれど、強敵に勝った、まともなランカー相手に防衛したなど、結果で応えてくれ。
でないと応援できないし、どんなストーリーがあるにせよ試合は眠く、負傷勝ち逃げか負け、強さを求めるマニアとしてはどうしても好きになれない選手だ。
ベルトをたくさん巻いたのだろうが、無冠で終わったアラ・ビラモアやロッキー・リンの方が全然強い。
加納陸
切磋琢磨していた友人の死とかストーリーのある若者だったような。
しかし僕のようなマニアはそんな感傷目的でボクシングをみているのではない。
最強こそが世界王者になるべきとしかおもっていない。
海外にはもっと過酷なストーリーがゴロゴロしているだろう。
でっちあげの井岡の記録がどうしても欲しいならどうぞ。
どーでもいいその記録を達成した暁には、きちんと世界戦をやりたくとも恵まれない、キャリアのある上位ランカー相手に黙々と試合をしてね。
こういう試合が横行するからミニマム不要論が増す。
ロペスやロマゴンに土下座だ。
しかしながら、日本の地方選手、ジムでは
こういう小細工が限界なのでしょうね。
地方というだけで期待してはいけない、夢をみちゃいけないと考えて間違いなさそうです。