二コシナシ・ジョイ

ケープタウン/ミニマム級王者
南アフリカ/ミニマム級王者
IBO世界ミニマム級王者
第17代IBF世界ミニマム級王者
二コシナシ・ジョイ(南ア)
Nkosinathi Joyi
21戦21勝(15KO)

IBFで高山が戦うという王者、
ネット以外で見たことないのであまり多くを語れません。

南アフリカのミステリアスに満ちた王者という感じです。

しかし評価は高い。ミニパッキャオをいわれたフローレンテ・コンデスや当時無敗のチャンピオン、ラウル・ガルシアをほぼフルマークで破っているし映像見るからに強い。

この階級でいえばポール・ウィリアムス的なやばさ漂う規格外の大柄な男です。

身長、168cm
リーチ、172cm

とのことでやはりミニマムではでかい。そしてその体格を生かした距離を生かした抜け目ないボクシングが目立ちます。
きっとパンチも体の力も強いんだろう、だから歴代の王者をしてもなかなか圧力をかけられない、そんな印象を抱きます。
しかしこの2人と戦うまではキャリアの浅い平凡な戦績の相手としか戦っていないようでいきなり相手がレベルアップしても差を見せて勝ち続けるなんてどこまで大物なのだろうか。

高山も多くを語れるほど見てきていないが運動量豊富で目まぐるしく動き手数も多い。非常にハイテンポなボクサー。
けれどパワーレスで判定が多いのがいかにも日本人的・・・

という印象がありますが、このハイテンポはかなりのもので日本では抜けていた。
そして世界でも一流王者にひけをとらないパフォーマンスを発揮している。
誰が相手でも逃げないし不利を予想されても常にそれ以上の内容を披露する漢である。

自ら過酷な環境に身を置きこの試合をたぐりよせた高山は心身の成長含め期待せざるをえない。

やっとたどりついた世界戦がこんなミステリアスな怪物なのは酷だが一見ジョイはスピーディというほどではない。
無尽蔵のスタミナとゴンザレス戦で見せた根性、己の武器である超ハイテンポでこのでかい男の歯車を狂わせて欲しいと願う。

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