年末、年始の雑感

世界戦線はいいマッチメイクが続くが国内はマニア的には地味ですね。
年末試合数は多いので祭りとなるでしょうが。
昨日のM1、素直に面白かったですが事前予想馬券と同じ結果だったのには何か理由があったのでしょうか?
どうでもいい事ですが・・・
年末、年始の試合の雑感を。

ヘスス・クエジャール(アルゼンチン)VS.アブネル・マレス(メキシコ)

アイドル的存在でサンタクルスとも接戦だったマレスだからフランプトンにだって勝ち負けになるレベルだろう。
けれど何気にこの試合を落としたら相当窮地だなぁ。
クエジャールは不活発な不人気王者ですが、ダルチニアン戦を比較するにフェザーの体力、パワーがあるのはこっちの方だ。
判定でマレス。KOでクエジャール。

でもやっぱり時の流れは残酷で、マレスじゃなくて今はバルデスが美味しいところを全部持っていきました。

ジャモール・チャーロ(米国)VS.ジュリアン・ウィリアムス(米国)

これは地味にハイレベルな指名戦です。
昔のあるべき世界戦といった趣です。

勢いはチャーロ兄で堅実さはウィリアムスか。
チャーロ兄は相手レベルがまだこれからの王者ではあるが、攻撃力と切れ味が少しティトに似てる気がします。
勝った方がカネロのライバルです。
チャーロ兄のKOか。

アンソニー・ジョシュア(英国)VS.エリック・モリナ(米国)

ジョシュアにとっては調整試合程度か。
モリナをよく知らないがワイルダーやアレオラにKO負けしてる選手で中堅クラスか。
ジョシュア楽勝が圧倒的な声だろうが、一発でもアゴにぶちかます事ができればジョシュアは効くぞ。
そこに賭けるしかない。モリナ応援。

ルイス・コンセプション(パナマ)VS.カリ・ヤファイ(英国)

コンセプションあっぱれ。金はいいんだろうがよく受けた。オッズでは挑戦者有利らしい。
ヤファイは見るからにアマエリートで平均点が高いがメダルクラスではなかったのだ。
これでヤファイが勝つとアマ>プロになってしまうのでコンセプションには暴れて欲しい。
願望込めてコンセプションのKO勝ち。

ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)VS.アンディ・ルイス(メキシコ)

WBOの決定戦だそう。
どちらも無敗ヘビー級ホープだが2メートルに満たずやや小粒。2軍決定戦みたいな立場だ。
筋がいいのはパーカーだが、ぽっちゃりアンコなルイスの方が面白いんで応援する。

テレンス・クロフォード(米国)VS.ジョン・モリナ(米国)

クロフォードにとっては軽い試合だな。
モリナはしぶとくサバイバルしてきた選手だが。
この相手を圧倒しKOするのか流して判定で収めるのかでクロフォードの人気は違ってくる。
個人的には土がついて欲しい憎たらしい王者だ。

ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)VS.小野心(ワタナベ)

両者よく知らない。
大平がワンヘンに挑戦したような記念にならなきゃいいが。
いずれにせよ、タイなのだからKOしないと勝てない。玉砕覚悟でKOを狙うべき。自分のスタイルとかいって判定勝負で頑張っても勝てない。
不利だろうがワンヒンのような安定王者じゃないだろうし、タイでのタイ人は威勢はいいがボディは弱い。

いくつか端折ります。

アルフォンソ・ブランコ(ベネズエラ)VS.ハッサン・ヌジカム(カメルーン)

地味な両者だが、ブランコには期待している。
アマの記録もすごいし体格よくスケール感がある。黒人ですがイケメンです。
今まで試合枯れすぎて存在が知られてないが、GGGの次に強いんじゃないか。
ただ、大振りなんだよな。

ネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)VS.裘曉君(チャオ・シャオジュン/中国)

やけにセルメニョに拘る中国。両者、初戦で完全決着だったじゃないか。
セルメニョに拘るのは彼しか勝てそうな相手がいないから。初戦でKOされたのになぁ。
陥落待ちのセルメニョだが、どうせならもうちょい頑張ってチャイナマネーを吸い取ってください。

井上尚弥(大橋)VS.河野公平(ワタナベ)

恐らく河野の最後の集大成だろう。
ワタナベジムは嫌いだが河野はイイやつだった。
雑草魂の全てを発揮して河野がかき回す事ができるのか、あっさり井上が序盤でKOするのか、ボクシングの残酷さ、奥の深さが凝縮された組み合わせだろう。

八重樫東(大橋)VS.サマートレック(タイ)

3大世界戦とあったが八重樫のことだったのか。
メリンドが暫定王者になったが最近の事なので試合は無理とわかっていた。
しかもファーラン相手に苦戦し負傷もした模様、メリンド言うほど怖くない。

サマートレックは元々ミニマムで、井上とやった過去もあるのでやり易くもやりにくくもある。井上と比較されてしまうから。
そして、雑魚専ではあるが、サマートレックは井上戦後14連勝。先日もKO勝利している。この試合間隔でやるのは日本じゃ考えられないな。

八重樫が前戦の出来なら結構危ない。
休養時間はたっぷりあったので、この試合で打たれるようだともうダメージが抜けない身体と判断してよさそうだ。
圧勝でも判定止まりとみる。

井岡一翔(井岡)VS.スタンプ・クラティンデーンジム(タイ)

小國の試合の方が偉大だがテレビはこの試合を煽るのだろう。メインもこっちか。
全てはスタンプさんの本気次第だ。若く体力があることはわかるので、全力でやって欲しい。映像を見る限りでは骨があるとおもう。
でもボディで沈むのかなぁ。

ジョナサン・グスマン(ドミニカ共和国)VS.小國以載(角海老宝石)

試合せずこの試合の勝者と岩佐の指名戦が決まったもよう。
グスマンはヘイモン傘下だったとおもうがやはり軽量級だと呼べるんだなぁ。
中国で負けたフォルトゥナも本当は呼べたんだろう。

小國も岩佐も技術で対抗することはある程度できるだろう。
パワーと圧力に屈したらそこで終わり。それだけだ。
そしてグスマンはスタミナに疑問が残るが単なるパワーだけの選手ではない。
自身より速いしテクニシャンでもあると覚悟した方がいい。
小國でも岩佐でもグスマン有利とみる。

リー・ハスキンス(英国)VS.大森将平(ウォズ)

タパレスに負けてから説得力のある再起をしたとはおもえないのでハスキンスを応援する。
VIP待遇みたいだからもうそろそろ来日か。
決して難攻不落レベルの世界王者ではなくおいしい王者だとおもうが、大森がそのスケール感で勝ったなら反省します。

ジェスリール・コラレス(パナマ)VS.内山高志(ワタナベ)

コラレスの情報がないですね。調整と気持ちはどうなってるのかな。また、蒲田のサウナに行くのかな。
対する内山も試合をしていないのでなんとも言えない。調整もやや急ピッチだろう。
序盤の速攻や意外な動きに全て対処できればリベンジできるだろう。
また食ったり、対応できないようだとコラレスは内山にとっての天敵、この男にボクシング人生を持っていかれる事になるのだろう。
内山のKO勝利を予想。

田口良一(ワタナベ)VS.カルロス・カニザレス(ベネズエラ)

戦績もランクもいいまともなランカーだが、相手レベルはひどい。
150センチちょっとしかない。身長差がすごいだろう。
判定で田口が振り切るとみるが、過去の相手よりは骨があるとおもう。
でも見てみなきゃ全くわからない相手だ。

モイセス・フェンテス(メキシコ)VS.田中恒成(畑中)

これはどこかでTVみれるのかな?地味に楽しみだ。
フェンテスはかなりまともなトップランカーでこれに勝てば本物だ。
田中もまた本物でいい選手であるが、フェンテスを応援する。
岐阜での試合なので、かなり田中有利なジャッジになるだろう。
これで差をみせて勝てば本格的な王者だ。

バドゥ・ジャック(スウェーデン)VS.ジェームス・デゲール(英国)

渋いけどむこうじゃいいカードだろうなぁ。
ジャックを応援したいし実力伯仲だろうが、金メダルの輝きで微妙な試合ならテゲールの手があがるだろう。

ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)VS.ジェルボンテ・デービス(米国)

決め手に欠け印象薄いがトップアマのペドラサと、見た目は素晴らしくメイウェザーの秘蔵っ子だけどアマでは国内止まりのデービス。どっちが上か蓋を開けてみなければわからない。技術でペドラサが劣ることはないだろうが、デービスの勢いとパワーを封印できるか飲み込まれるか。
KOでデービス、判定でペドラサ。

カール・フランプトン(英国)VS.レオ・サンタ・クルス(メキシコ)

ロマチェンコの活躍で、フェザー最強はこの両雄ではなくゲイリー・ラッセルだと確信したし、売り出し中のバルデスも急上昇しているが、それなりの大金マッチ。
しつこいサンタクルスがリベンジするんじゃないかな。判定だと人気アイドルのフランプトンだろう。
完全KO決着を望む

デシャン・ツラティカニン(モンテネグロ)VS.ミゲル・アンヘル・ガルシア(米国)

ツラティカニンの真価が問われる試合。
パワーも圧力も耐久力もマイキーより上だとおもうが、緻密さでマイキーが戴冠しそうだ。

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