不完全ガイド:ウクライナ

広大なロシア圏にあって中央アジア系とは一線を画す趣のあるウクライナ。こちらは東欧、ヨーロッパイズムが色濃いか。クリチコ両兄弟はウクライナとはいえ兄弟で生まれがキルギスとカザフとかで複雑すぎる。
ウクライナで活動しつつ国籍、生まれが違う選手もいました。
注目株だったオレクサンダー・スピルコの名前がなく、なぜかなとおもったら2016年は試合をしておらず、無敗のまま消えるのかもしれません。
今はロマチェンコが引っ張るトップアマの大国ですが、国政不安なため、どうなるのか先が読めません。

Oleksandr Gvozdyk
オレクサンダー・グヴォジク
12勝10KO
ライトヘビー級

ユニバーシアード金
ロンドン銅メダル
先日シャブランスキーが破れたがこの階級のウクライナの本命は彼だ。
KO負けをしないチレンバをRTDに追い込んだ。

Oleg Malynovskyi
オレグ・マリノフスキー
19勝5KO
フェザー級

冷静に組み立てるサウスポー。スキルはあるが爆発力がない。

Artem Dalakian
アーテム・ダラキアン
14勝10KO
フライ級

アゼルバイジャン生まれで拠点がウクライナ。無敗でランクを上げているが
フライ級でチャンスが得られるかどうか。ガードは低いけど元トップアマで安定感がありパワーも。

Taras Shelestyuk
タラス・シュテレスク
15勝9KO
ウェルター級

ロンドンは銅に終わったが、エロール・スペンスが敵わなかったセリク・サピエフに勝ったこともあり、こちらの方が格上のホープじゃないだろうか?ウェルターで最注目の選手。

https://youtu.be/1iKvoj7y-WM

Denys Berinchyk
デニス・ベリンチク
5勝3KO
ライト級

ロンドン銀、小柄なボクサーファイター。
今度パッキャオとやるジェフ・ホーンなどに軽く勝っている。
国際舞台ではクロフォードなどより目立った活躍をしてきた。
エネルギッシュでよく手が出る上、パンチをコネクトするのが上手い。

Oleksandr Spirko
オレクサンダー・スピルコ
20勝12KO
Sウェルター級

ジャニーズ系、王子様系だけどファイトは荒々しい天才肌と注目していたが
昨年試合をしておらず活動停止っぽい。残念だ。

https://youtu.be/1uIYLhHYkXU

Mishiko Beselia
ミシコ・ベセリア
14勝10KO
Sライト級

ジョージア(グルジア)生まれだが、ウクライナを拠点に。
正面からオーソドックスすぎるファイトをするが、右をコンパクトにおもいきり打ち抜くので威力がすごい。
中央アジア風の屈強なエッセンスが漂う。

Denys Lazarev
デニス・ラザレフ
7勝2KO
ウェルター級

WSBでのキャリアもあるのでトップアマだろう。
アマっぽく手打ちっぽいところもあるがバランスがしっかりしている。

Oleksandr Hryshchuk
オレクサンダー・ヘリシュチュク
16勝6KO
フライ級

素早いけどややパワーレスか。WBAインターコンチ王者だが、チャンスが来るかどうか。30歳

Maxim Prodan
マキシム・プロダン
8勝8KO
ウェルター級

イタリア人がなぜかウクライナを拠点に。ローカルボクサーっぽいけど全KOで試合が派手なので地元で人気っぽい。
片親がウクライナ人かなにかなんだろう。顔はウクライナっぽくみえた。

有望な選手はアメリカを拠点に。それ未満の選手が国内にとどまっているのは共通のようでした。
これが当たり前なのでしょう。
カザフスタンらに比べ、肌の色や体毛の印象だけかもしれませんが、屈強そうな印象はないものの、洗練された選手が多いです。
五輪組は皆今後注目です。

軽量級にもホープはいますが、シドレンコ以来のチャンスを掴むことができるのでしょうか?
ロマチェンコという教科書、神様がいるので皆それを支持、崇拝したボクシングを信じているような気がします。

なのでキトロフ的な選手はやや異質です。

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