
こっちが金曜日だから、サーズデイナイトか珍しい。試合はすこぶる興味深い。
シャクールは計量ではライト級リミットをかなり下回ってきました。
もはや重要視されていないが、これがWBCライト級王座決定戦です。
エドウィン・デ・ロス・サントスは、フランク・マーティンの代役ですが、ドミニカの天才肌で実力はかなり高いようにみえます。それでもシャクールは4ラウンドもあれば分析できるよと余裕の姿勢です。神ディフェンスのシャクールに一発当たれば面白い。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
シャクール | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 115 |
ロス・サントス | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 115 |
今日のシャクールは髪がモンチッチのようにモリモリ。この一見大きく見える顔面にサントスのパンチが当たるか幻惑させられるか。大物が結構観戦しているので、シャクールの器もそうだが、このサントスって強いぞという興味もあるはずだ。
体格はほぼ互角。
サントスキレキレで速い。
様子見の初回、互角だがボディを一発いれたシャクールかな。
異様に反射神経がいい二人。
サントスは天性でシャクールは天性+積み重ねかな。
両者全く勝負にいけない。シャクールは4回まで分析と言っていた。禁断ですが10-10しかありません。
反応よすぎてアクションがないので会場はブーイング。
シャクールもこれでは分析できないのではないか。
シャクールがフリッカージャブで誘ってサントス出るも、シャクールの守る動作の方が速い。
差をつけられない。
3回、まだ両者一発も食ってないだろう。
しびれをきらし、サントスの方が少しづつ仕掛けていくがシャクールは余裕のバックステップ。
サントスが速いのでシャクールは避けるだけでカウンターは打てない。
自分の鏡のように速くて反応がいい両者
お見合いばかりでパンチの交錯がない。
会場はフルマークでシャクールだが、そんな内容ではない。
サントスがしびれを切らし気味でアタックをしかけるもシャクールは走って逃げるほど守備を徹底している。
有効打は皆無だが、リングジェネラルシップで差をつけるしかない。
サントスとしてはやられるかもしれないが、このまま膠着よりも積極性でポイントをピックアップしていくしかないとおもわれる。互角だとシャクールのポイントになるシステムだろうから。
シャクールは勝ちたいよりも、こんなところで負けたくないという意識が強いのかな。
全く打たれないが自分もリスクを犯さない。
サントスが時々スピード全開で攻めていくも、全部かわして軽いパンチを合わせていくだけのシャクール。
そろそろシャクールは分析完了だろうか。
個人的には那須川天心の進化系のようにみえるシャクール。
サントスも何も出来ていません。全く打たれてもいませんが。反応合戦ではちょっと負けているか。
8回、正直申し上げて全ラウンド10-10です。ここまで。
シャクールにここまで警戒させるサントスは王者級なのだろう。
どちらも最上級の反応速度を持っています。シャクールが上とはここまでは言えないほど。
しかしどちらも攻めていきません。
シャクールが声を出しながらジャブを放ちますが効果的ではありません。
会場はブーイングです。
サントスが冷静でシャクールが少し攻めていかざるをえない展開か。
痺れを切らせたサントスが攻めていくのを狙い打ちするシャクールという展開かとおもってましたが
サントスがどこまでも冷静さを崩しません。
会場のポイントは大きくシャクールですがそんな内容ではありません。サントスはノーダメージです。
どっちかというとシャクールが前に出ていく展開ですが状況は大きく変わりません。
全く互角ですがこれでは名前でサントスはシャクールに勝てない。
10回、本当はここまで10-10引き分けな内容です。
シャクールが声を出し、前に出て、名前もあるのでシャクールにポイントをつけているだけです。
サントスにつけるには大人しすぎる。
シャクールが軽くジャブを当てるとサントスがやや強いフックを当てる。
この一点だけでポイントを振り分けなければならないのかなという展開。
これは余程のことがない限り判定だろう。
ここまで両者ノーダメージです。
サントスの方が鋭いパンチを返したんじゃないかなという印象です。
パワーという潜在能力はサントスの方が上でしょうから。
11回、ここまでの内容で勝敗をつけてはいけないような展開です。
全く差のない内容です。
相手によってはエキサイティングな倒し屋だが、戦い方によってはもう一人のシャクールになれる
そんなサントスの戦い方です。打っても打たれてもいません。
天才同士が対戦したら、つまらない試合になってしまったという印象です。
シャクールの声だけ目立ちますが当たってません。
サントスの反応速度が異様に速いのでシャクールでさえ有効な攻撃が出来ません。
最後にボディを当てたようにみえたサントスか
たぶんこのまま終わったら
大差か中差でシャクールの勝利なのだろう。
しかし会場はブーイングの嵐だろう。
どちらも、自分の方が目がいい、速いと信じてそこを譲らなかった試合。
何もアクションがないとシャクールになっちゃうんだろうが、最後はサントスの方が攻めています。
すごいハイレベルが故に凡戦でした。
どちらの勝利と出ても驚きません。
引き分けが妥当です。
こういうファイトをされると誰も勝てないです。
自分の採点は結果と大きく異なるに違いない。
リスクを背負えば違った結果になっただろうが、お互いにその手にはのらないぜという引き分けでいい試合。
115-113
116-112
116-112
シャクール
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
ナバレッテ | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 112 |
コンセイサン | 10 | 10 | 9 | 8 | 10 | 10 | 8 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 114 |
コンセイサンに3度目のチャンスがあるのは恵まれている方だとおもうが相手が厳しい。2度目は勝っていたとおもうが。ただしナバレッテにとっても得意なタイプではないだろう。
ナバレッテくらい相手を選ばず試合数をこなしてくれる王者はいいな。
身長はコンセイサンがかなり高いはずだが同じくらいにみえる。
遠距離のアウトボクシングをしているとコンセイサンの方がよく見える。
ナバレッテが攻めようとするとコンセイサンはかなり大振りで力のこもった右スイングを放ち寄せ付けない。
コンセイサンがナバレッテに接近させないファイトをしており、ナバレッテがガチャガチャできない。
ナバレッテの強みを殺しているコンセイサンだが、完璧ではない。
コンセイサンの大振りがヒットすれば面白いが、接近させないためのまやかしか精度は低い。
4回、上手くナバレッテの荒々しさを殺していたコンセイサンだが、しつこいナバレッテの攻撃に膝をつくダウン。左アッパーが効いたか。すべてを捌ききれない、体力差やタフネスの差が出てきた。
ナバレッテは速くもなく大振りで大味だが変態じみた体力と独自のリズムがあるなぁ。
ダウン以外はコンセイサンがいいのだが、効いてなさそうだ。
コンセイサンがとても上手く戦っているが効いているのもコンセイサン
ナバレッテは化け物的な要素を持っているが絶対的に遅いでしょ。
ナバレッテが疲れたか、コンセイサンのスピードについていけなくなっているような気がする。
しかし7回、大振りのボディ一発でコンセイサンダウン。勢いで転んだ感じか。
コンセイサンは守りに入らずスピードでナバレッテを翻弄すれば勝てるとおもうが。
2度ダウンを奪っているナバレッテが有利ともいえない不思議な試合。
コンセイサンは金メダリストだが大振りなのよね。
コンセイサンが少しポイント狙いになってきた。体力的にきついのか。
攻めるしかないナバレッテを捌くようなファイトになってきた。
ナバレッテはパンチを食っても何事もなかったかのように攻めていくので採点しづらいがヒットを冷静にみるとコンセイサンとなる。しかし消耗激しいのもコンセイサン。
ナバレッテはポイント的には過去最大のピンチだろう。判定だと厳しそう。
ナバレッテは倒したい。コンセイサンはポイントで逃げきりたい。
10回、コンセイサンペースだったが、ナバレッテのボディが一発入り、ムードでナバレッテか。ラウンド前半コンセイサンで後半ナバレッテがこじあけていく展開。
LAST 採点がどうなっているか全くわかりません。
ナバレッテが2度ダウンを奪っているものの、コンセイサンの方がポイントはとっている。
最後はコンセイサンが手数を増やして見栄え勝ちを狙う。
ナバレッテはやけくその破れかぶれ
個人的にはコンセイサンが勝ったかな。
114-112
113-113
113-113
ドロー
コンセイサンは王者に相応しい実力者
違う王者に挑戦させてみては?