早朝のWBSSがやはり消化不良気味でしたが、今日はこの試合もあります。いつもであればこの一試合でお腹いっぱいですが贅沢病になりました。やっと実現する試合といえますが、なぜ気になるかといえば三浦隆司はミゲル・ベルチェルトには勝てなかったのかを知りたいためだ。単純な選手比較はできないが、三浦隆司はオルランド・サリドには勝てたのだろうから。だから、ここ数年で三浦にしか負けていないミゲル・ローマンを応援したいんだよなのミゲル対決。
陽気で熱いメキシカンの熱戦で今日を締めてもらいましょ。
伊藤の試合もそろそろでしょう。チェプラコフなのかな。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | R | |
ベルチェルト | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 78 |
ローマン | 10 | 9 | 9 | 9 | 10 | 7 | 9 | 9 | 72 |
ミゲル・ローマンはガンガン行くしかないので熱いファイトになるとおもわれます。
前座には粋な計らいか、もう一人のミゲル、ミゲル・マリアガが登場です。
もうベテランの年齢だがやはり速くて強い。ワンパンチKO。もう一度チャンスを。
伊藤VSディアスを目の前でみていたティモシー・ブラッドリーが今日も解説をしている。伊藤とどっちが強いか聞いているとおもうけどよくわかりません。ムキムキの現役時が嘘のようにポッチャリ優しい雰囲気です。
ミゲル・ベルチェルトは序盤に強い傾向があるのでそこもみどころ。
1R
試合前のグローブタッチもせず
ベルチェルトが前に出てくる。
ローブローも交え、ベルチェルトがガンガン手を出していくが
冷静に対処し、右のクリーンヒットを一発当てた
ローマン10-9
2R
ベルチェルトは手打ちっぽいんだけど強力なパンチの連打が厄介だ。
ベルチェルトの止まらない連打が効いているが
ローマンの接近戦でのパンチもベルチェルトにやばいタイミングで当たっており
これは決着が早いかもしれない。
両者効いている
ベルチェルト10-9
3R
ローマンは直線的なのでベルチェルトのパンチを食うが
距離をつぶして対処しようとしている。
離れるとベルチェルトの速射連打の餌食になり
ローマン効いてぐらつくが
ベルチェルトも随分危ないタイミングで被弾している
しかしローマンが危ない。ダウン寸前。
ベルチェルト10-9
4R
ローマンはあと少し距離を潰したい。
KOで勝てる可能性とKOされる可能性が今は3-7くらい。
ベルチェルトもとばしたのでスピードが落ちた。
ベルチェルト自身も疲れて効いているが、必死に手をだし
ローマンを中に入れさせない。
ベルチェルトリードだが、どっちのKOもありえる展開
ベルチェルト10-9
5R
ローマンがダウン寸前から立ち直り
ベルチェルトを追いかけてプレスする展開になってきたが
両者疲れて効いてスピードがないのが惜しい。
ベルチェルトはワンツーで止まらず、ファイブ、シックスくらいまで手を出す。
しかし食い方が危うい。
ファンには楽しい、わかりやすい試合だろう。
ローマン10-9
6R
ローマンのプレスの方が効いてきたかとおもうと
ベルチェルトがしつこく手を出す。
レベルが低くみえるが、一打一打が重く
これがベルチェルの強さなんだろう。
ベルチェルのあまりの手数に負けてローマン大の字ダウン
終わりかとおもったら立ったがもう全部効いてまたダウン。
それでも生き延びた。
ベルチェルト10-7
7R
ローマンにもチャンスがあるんだけど
ベルチェルトの手数の前に行くと倍返しされてしまう。
ベルチェルトが仕留めにかかるがローマンが生き延びた
ベルチェルト10-9
8R
ローマンにはもうベルチェルトを疲れさせて逆転KOしかない。
ベルチェルトにはその隙、脆さ、危うさがある。
両者ダウンしそうで、ローマンがガンガン行くと
ベルチェルトに倍返しを食らうという展開。
両者フラフラだが、ベルチェルト得意の走りながらのパンチも出て
ローマンがもうダウン寸前。
それでも、もっと打ってこいのアピール
ベルチェルト10-9
9R
ローマンはもう気迫だけで前にでる。
ベルチェルトもヘロヘロだがパンチだけは止まらない。
その止まらぬ連打を受けてローマンダウン。
あとちょっとで倒せるんだけど、倒されてばかり。
ついにベルチェルトの連打に固まったところを
立ったままレフリーがストップ
ベルチェルトのTKO勝利
大味でとても盛り上がる試合でした。
ついにローマンに逆転のチャンスは訪れませんでした。
逆転しそうなムードはありましたが。
ベルチェルトは素人っぽい動きでアゴも上がり気味だが
とにかく手がよく出ます。出したらファイブ、シックスまで止まりません。
それが以外と重そうで、強そうで、不格好なのにストレート、アッパー、ボディと多彩です。
ローマンのタフネスもプレスもパワーも見事に通用し
ベルチェルトは大苦戦でしたが、ローマン、モロ被弾しすぎです。
ベルチェルト独特の強さと若さの勝利でしょう。
あまり似たタイプのファイターはいません。
必ず左右交互に6発くらいまとめ打ちをしてくるので、対策をすればなんとかなるとおもうんだけどなぁ。あの手打ちのような手数でパンチが重い。特に左が多くボディが強烈なのが特徴です。
独特な強さですが、やっぱり一流のデービスやマチャドには分が悪いのではないでしょうか?
食い方が一流王者のそれではありません。
伊藤にとっては厳しい相手だとおもいますが、スピードは伊藤にあり
ベルチェルト独特の手数とリズムを封印すれば勝てるとおもうのだが・・・