WBA/Fedelatin/S・バンタム級王者
WBA/Fedelatin/フェザー級王者
WBA/Fedecarib/フェザー級王者
第38代WBC世界フェザー級王者
第37代WBA世界S・フェザー級王者
ホルヘ・リナレス(ベネズエラ/帝拳)
Jorge Linares
29戦28勝(18KO)1敗
7月31日にロッキー・ファレス戦を控えるリナレス。この試合は試金石だ。
ファレスは王座にこそ届いていないが負けた相手は超一流、しかも僅かな差、ホルへ・バリオスには勝っていたりする。
リナレスが唯一負けたサルガドより総合力はずっと上だろう。
日本でなじみのリナレスのキャリアはまさに順調で次世代のスーパースター、デラホーヤと契約したり黄金の未来が約束されたボクサーだ。
それが遠回りを余儀なくされたのは全てあの日の悪夢から。
まだ若く再び輝くことに異論はないがファレス戦でどのようなパフォーマンスを見せることができるだろうか。
破格のスピード、パワー、テクニック、ルックス共に惚れ惚れする選手で帝拳選手の中でも長谷川を加えても特別な存在であり、別格という暗黙の了解があったであろう。
しかし挫折を知らぬエリートはピンチに脆かった。サルガドの最初の一発で意識がふっとんでいたであろうが再開後の対処はあまりにも頼りないもので、食わねば完璧だが食えば脆いという一面を見せてしまった。
内山戦も想定されている。
充実の内山でさえ、過去の試合、見栄えでは圧倒的に支持されるであろうリナレス、再び輝くためにはファレスを圧倒するくらいのインパクトが欲しいところだが果たして・・・