連チャン観戦のお誘いを受けたけどそんなに楽しい時を過ごすと家に帰れなくなりそうなので自分はこの試合に行きます。
三浦隆司(帝拳)VSビリー・ディブ(豪州)
三浦が防衛してきたメキシカンとはひと味もふた味も違うタイプだが果たしていかに?
ディブはハメド2世的なホープで鳴らしフェザー級王者にもなっている俊才。
アマチュア経験豊富なエリートだがそこまでトップ選手ではなかったよう。
98勝15敗
内山に似た戦績である。
ディブのボクシングは天才肌の変則気味で、下げたガードから大振りなパンチを繰り出す。
ハメドほどの決定力がないが教科書からはみ出した自由なスタイル。
教科書的なスキルを超越した上での変則。
無敗で挑んだスティーブ・ルエバノ戦で敗戦
この試合は慎重になりすぎて力を出し切れず終わったようにみえる。完敗ではない。
[youtube]https://youtu.be/balBZfJY_pM[/youtube]
その後は全て勝ち、王者となり、エフゲニー・グラドビッチに連敗。
初戦は接戦ながら2戦目はプロ初のTKO負けを屈した。
このグラドビッチとの連戦がディブの全貌だろうとおもう。
ディブの方が才能豊かだがグラドビッチはディブの変則など気にせずノンストップでアタックし続ける。
打ち合いに巻き込まれ、精神力の強いグラドビッチに根負けしたような内容だ。
[youtube]https://youtu.be/ki1s8Loewsg[/youtube]
三浦はグラドビッチのようなファイターでないしラッシャーでもない。
ディブが負けたパターンとは異なるボクサーだ。
階級あげてきたディブだが体格は三浦とほとんど同じという。背は高いくらい。
この試合はディブの方が見栄えよく三浦はリードされるかもしれない。
ディブの方がハイセンスないいボクサーだ。
なので、三浦にとってひとつの鬼門といえる試合となりそうだ。
と、ディブを持ち上げつつ、三浦のパワーが全てを清算しおつりがくるほどと考えており、三浦勝利の予想は変わらない。
IBFの決定戦を蹴って三浦への挑戦を選んだディブ。
オーストラリアの偉大な先輩と同じ道、決定戦より王者への挑戦を望んだとのことだが
IBFの相手となる無敗のオリンピアン、ホセ・ペドラサより三浦が組み易しと考えてのことだろう。
チームで三浦が負けた内山を研究しつくし、ディブは内山に似てるから勝つとのことだが
全然似てないぞ、ジャブ一発の重みが違う。内山を真似ることなどできるわけがない。
仮に内山に何を学んだかといえば、ジャブだろう。
ディブは勝つためにジャブを多用して動きまくるのではないか?
狙いすぎて手数の減ることの多い三浦、ディブのハイペースに追手にならぬよう注意したい。
臨む展開はダンテ・ハルドン戦のように序盤からボディを効かせて動きを止めてしまうのが理想だが
相手にペースを握られても焦らないことだ。
狙いすぎの左の空回りが一番懸念されるところだが、ボディからジワジワ崩していきたい。
左ボンバーが仮に炸裂したならば
一気に攻め落とし勝負を決めて欲しい。ここからの三浦は狙いすぎ逆に反撃され下手なところがある。
ディブをギブアップさせるパワーだけでなく、手数も欲しい。グラドビッチを見習って。
KOで三浦
判定でディブ
ここで圧勝したなら、三浦、一流の王者だ。