ハビエル・フォーチュナVSブライアン・バスケス他

スーパー王者 内山
正規王者 フォーチュナ
暫定王者 エマニュエル ロペス

となりました。
フォーチュナがどうしたいのかわかりませんがランキング的にみてもこの階級で内山の宿題は彼しかいないといえそうです。

[youtube]https://youtu.be/iPKGvS_ci9U[/youtube]

フォーチュナVSバスケスは結果は順当ながら、おもったより差のない試合でした。
反射神経とスピードに勝るフォーチュナが見栄えで上回った感じ、バスケスは最後まで追う足が足らず打ち合えなかった。

WBAフェザー級の暫定王者でもあったフォーチュナはこれで無傷で2階級制覇です。
やはりどうみてもザブ・ジュダー的で、スピードスターだが奥深さがない、才能まかせな選手である。
序盤速くきれているが、だんだんと落ちていく。

内山にとってはこの足、スピードが厄介だが、最終的には強打を当てて倒せるんじゃないかという印象を残した。

技巧派のバスケスをよせつけないスピードは危険といえば危険で
スローで距離の近かったジョムトーンよりははるかに難しいサウスポーといえそうだが。

再戦を求めているというバスケス、彼ならこう言うだろう。

「フォーチュナは逃げてばっかりさ、内山の方がずっと強かった。」

例えフォーチュナが相手となっても知名度には欠け、Sフェザーでは盤石のナンバーワン評価を固めることができるだろうが他に道があればあえてやらなくてもいい相手かもしれない。

しかし内山も山中も本人の希望に反し八方塞がりな状況だ。同じ階級にライバルはいないか試合実現が困難か、階級上げてもわざわざ受けてくれそうなビッグネームがいない。

毅然と決められたランカーとの防衛戦を続けていくしかなさそうだ。

三浦との統一戦以外ならどんな試合でも歓迎です。

アミール・カーンVSクリス・アルジェリ

パッキャオ戦に比べ、はるかに善戦といえるアルジェリ、結果だけみると、カーンじゃメイの相手は務まらない。
パッキャオが出入り、踏み込みが速く鋭いのに対し、カーンはただ速いだけでメリハリがない。
カーンに比べても大きなアルジェリは小さなパッキャオよりもがっつりかみ合う試合をすることができた。
アルジェリがいい選手であることがわかる試合だ。

ネームバリューやほどよいリスキーさで、メイの相手はカーンが本命だ。
無名で強そうなサーマン、ブルック、ポーター、弟分のブローナー、強打が怖いマティセはおそらくない。

相手がカーンであると仮定すると期待はあまりできないが、速さを貫徹して49連勝を阻んでいただくしかない。
スタイルが試合を作るとしてその可能性は10%くらいはあるとおもう。

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