蓋を開けてみないとわからない難敵といえそうなヘリングだが、キャリアや映像を見る限りでは特別に強い世界ランカーではない。ここを突破して初めて伊藤の未来は切り開ける。だから「最初の審判」日本時代の伊藤では不利予想だったろう。しかし逞しく生まれ変わった。
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
伊藤 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 111 |
ヘリング | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 117 |
日本人全世界王者を紹介。当然暫定とかは入ってない。
当たり前のように爽やかに海外というのが感慨深い。
しかしヘリングの方が全てが豪華。
WBOだからジュニアライト級が正しい。
ヘリングへの声援が圧倒的。伊藤にも応援団。石井会長がベルトを掲げる。
The final moments of this World Title Fight. Who do you have winning?#ItoHerring | @ESPN pic.twitter.com/hgxpMc4UzA
— Top Rank Boxing (@trboxing) May 26, 2019
1R
伊藤が右を積極的に打ち込んでいくがやや遠い。
右ジャブ、距離はヘリングがいい。
ややヘリングの距離、伊藤の右狙いがばれている。
しかし互角なので積極的な
伊藤10-9
2R
プレス、下がると弱いヘリングなので圧をかけたいが
リング中央でのスキルファイトになっているなぁ。
伊藤の右は警戒されている。
ヘリングは下がりながらの待ちのカウンターボクシングなので怖さはない。
パンチが交錯した時の瞬発力で
伊藤10-9
3R
ヘリングにポイントを与える積極性がないというだけで
ほぼ五分だし伊藤は右偏重だ。
伊藤はもっと攻勢をかけていきたいが距離が遠い。
ヘリングはジャブとディフェンスがいいだけでポイント的にはまずいんでないか
しかし伊藤の右は完璧にみきっている。
互角なので
ヘリング10-9
4R
確かに少し伊藤のアマチュアキャリアの欠如が出ているかもしれない。
ヘリングよりは積極的だが右狙いがばれている。
ヘリングはジャブついて右に回って逃げるだけだが
カウンターを狙っている。
もう少し圧力を強めていかないとヘリングには当たらないだろう。
ヘリングも逃げのファイトだが、技巧でコントロールしているという見方をされそうだ。
ヘリング10-9
5R
打ち合いたい伊藤だが、くっつくとヘリングがクリンチ。
ヘリングのアウトボクシングに伊藤が空回りさせられている。
当たったわけじゃないが終盤にヘリングが攻勢をみせて会場がヒートアップ
ヘリング10-9
6R
積極的なのは伊藤だが、スキルで抑えているのはヘリング。
会場のスコアはフルマークでヘリング。
このまま判定だとまずいな。
伊藤は攻めのバリエーションが少ない。
右狙いが露骨でそれを外されて返しのパンチを食う。
ヘリングの大きさもやりにくそう。
ヘリングのような技巧派はプレスをかけて潰すしかないのだが
技術戦になってしまっている。
伊藤の攻勢をとるのか、ヘリングの正確性をとるのかで分かれるが会場のムードだと
ヘリング10-9
7R
当たってなくてもヘリングのパンチに会場が沸く。
離れるとヘリングで接近してもクリンチで遮断されてしまっている。
僅差だが伊藤がヘリングの技巧に翻弄されている構図
ヘリング10-9
8R
このままのファイトでは伊藤の負けになりそうだ。
何かを変えていかねばならない。
ディフェンスとクリンチが上手いヘリングだが
伊藤はボディから崩していきたい。
もう伊藤は頭をくっつけた打ち合いに切り替えたようだ。
大きなヘリングは上手く対処してるがこの方がやりにくそうだ。
伊藤10-9
9R
接近戦のボディアタックが伊藤の活路
肌の色もあり顔面のダメージも伊藤にみえる。
ヘリングは無傷。
ヘリングは33歳のテクニシャンなのでスタミナに難があると信じて。
伊藤には置きに行くような左しかないのが痛い。
ヘリングがスキルで抑えたがスタミナがきつそうだ。
伊藤見過ぎ。ヘリングを休ませてしまった。
ヘリング10-9
10R
残り全部とっても伊藤は苦しい。
倒さねばならない。
ヘリングはもう伊藤をインプットしているがスタミナはきついはずだ。
会場も87-84と競ってきたので伊藤は圧倒的なボリュームで攻めたいが
中間距離の技術戦になってしまっている。ヘリングにプレスをかけれない。
ヘリングはやや判定狙いになってきた。
伊藤、距離が違う。
ヘリング10-9
11R
伊藤厳しいなぁ。
ダウンが必要だ。
ヘリングの技巧に少しづつ負けている。
プレスして突破できない。
接近戦はクリンチで遮断されている。
右しかないからかなぁ。
伊藤がバランスを崩してスリップ。
印象が悪い。
11ラウンドでもまだアウトボクシングに付き合わされている。
伊藤厳しい。
ヘリング10-9
12R
恐らくノックアウトしか伊藤に勝ち目はない。
ヘリングの技巧に付き合って狙いすぎた。
僅差だが王者のボクシングをしているのはヘリングだ。
ヘリングは伊藤が望むようには打ち合ってくれなかった。
アマチュアキャリアの差が出たかな。
ヘリング10-9
116-112
118-110×2
最近結果を出してきた伊藤のパターンにヘリングがハマらなかった。
伊藤は右狙いすぎ、その他のパンチに威力、バリエーションがなかった。
接近戦も懐深いヘリングに遮断されてしまった。
ベルチェルトの方が爆発的でエキサイティングだ。
ヘリングはベルチェルトには勝てないだろう。
パンチがないわけじゃないが退屈な省エネ判定型だ。
ロンドン五輪組にまた王座が渡ってしまった。決して強い王者ではないはずだ。
前座
ホセ・ペドラサVSアントニオ・ロサダJr
ロマチェンコと判定まで粘った元2階級王者のペドラサだが、相手は同胞のヴェルデホを破った男40勝34KO2敗1分と格下ではない。しかしその後格下と引き分けたり不安定。パワーならロサダだろう。やはりスピードはないがロサダの方がフィジカルが強くペドラサを攻め込んでいく。前に出るのはロサダだがスピードとスキルで魅せるのはペドラサ。どっちがへこたれるか。ロサダのプレスがきついのでペドラサは頭を下げてくっついて前に出る戦法に切り替える。ボディを中心に手数が多かったペドラサが9回に粘るロサダから左でダウンを奪い追撃でフィニッシュ。ロマチェンコと判定まで戦った2階級制覇男は強かった。ペドラサは上手いがややパワー不足。リナレスといい勝負か。
https://twitter.com/i/status/1132481797747404800
https://twitter.com/i/status/1132476051806801921
ジャン・カルロス・リベラVSアダム・ロペス
リベラは今度オスカー・バルデスと戦う無敗のジェイソン・サンチェスに、ロペスは全勝ホープのステファン・フルトンに負けた1敗のみ。プロスペクト同士のサバイバル。リベラの方がしなやかでパンチが伸びる。2回に左フックで完璧なダウンを奪取。
What a shot by Rivera to knock down Lopez!!#ItoHerring pic.twitter.com/i4PB19L6CK
— Top Rank Boxing (@trboxing) May 26, 2019
どこかエマニュエル・ロドリゲスに似ている。固さのとれたロペスも動きがよくなったが挽回までは至らない。まさに正しくプロスペクトのサバイバル。生き返ったロペスが7回に右からのラッシュで逆転KO。リベラは2回のダウン後に一気に仕掛ければよかった。慎重にやっていたらロペスを目覚めさせてしまった。
Lopez turns it up and starts unleashing on Rivera!!#ItoHerring pic.twitter.com/xHO3o3sUEb
— Top Rank Boxing (@trboxing) May 26, 2019
エドガー・バーランガ
11勝11KOいい選手やなぁ。
このエドガー・バーランガって、今日で11連続初回KOでバレロチャレンジ継続中なのか。ちょっと注目すべき?https://t.co/2Q63Jqn6tv
— ジーコ@ゴールド休養フランチャイズ名誉王者 (@zeeko3) May 25, 2019
pic.twitter.com/TxLVlG1snT